新着映画レビュー

震災後、ボランティアで岩手県へ数回足を運んでいるが福島を通過するとき多くの車の速度が早くなることに、目に見えない恐怖があることを体感した。その後、今年43才で高齢出産をむかえ、監督の味わった恐れを私も味わい、あのときのボランティアでの影響が子供にないのか、確信がないままに日々を過ごしている。淡々としかし赤裸々に流れる映像には「自分ならどうするか」という強い問いかけの力がある。移住も思うままにならない福島の母たちの心境を思うと心が痛む。東京で立ちすくんだままの私は途方に暮れつつも、まるでなかったことのように日々を営み続けている。再考を促される作品だった。

「抱く{HUG}」

ちょこざいさん 15/12/22 15:12

感動 学び

改めて震災や原発問題について考えるきっかけのなるだけでなく、子供の被曝問題に焦点をあてて
いるところが、一児の母としてやはりより共感するところも多かった。
監督が自らに体を張って取材をしているのにも大変驚いた。
前半のシーンで、赤ちゃんを抱いている福島のお母さんの放射線レベルを
防備した計測員が測っているのはやはり衝撃だった。人々は、無防備に見えない恐怖と日々直面していて、
何かしなければと思わさせられた。

「抱く{HUG}」

さん 15/12/22 00:02

感動 役立ち 学び

気が付いたら泣いていた。
これまで、このことで涙を流した記憶が無い。
押し込めていたものが出てきてしまった。

あの事故以来、自分もまた直視できない絶望の中にいる。
事故の後、東京にいて「だいじょぶだいじょぶ」と過ごした母親がいただろうか。
デモや意見表明に参加しながらも、日常と未来を壊した人の中に自分もいると思う。
だからこそ、してはいけないことがあると思っている。
心の底の絶望と共存しながら、毎日を淡々と送る以外にわたしにやれることがあるだろうか。
今より少しだけ、自分の気持ちを大切にしながら、毎日を普通に暮らそうと思う。
自分のできることをやりながら。

未来は変えられると思う。

「抱く{HUG}」

ロータスシネマさん 15/12/19 13:36

学び 泣ける

やさしい映画だ。こわい映画ではない。けれど、現実はやさしいだけではない。
水、空気、山、人。なにを信じればいいのだろう。なにを信じ続けていたいのだろう。
どのような距離感で向き合えばいいのか、答えのないまま揺れつづける。

ほんのちいさなことでいい。不安ではなく、希望を抱きたい。
今日明日のことだけでなく、もう少し長い未来を見たい。
一児の母として、共感することが多かった。
母以外の人にもきっと届く映画だと思う。

「抱く{HUG}」

やまもさん 15/12/18 12:38

役立ち 泣ける

やさしい映画だ。こわい映画ではない。けれど、現実はやさしいだけではない。
水、空気、山、人。なにを信じればいいのだろう。なにを信じ続けていたいのだろう。
どのような距離感で向き合えばいいのか、答えのないまま揺れつづける。

ほんのちいさなことでいい。不安ではなく、希望を抱きたい。
今日明日のことだけでなく、もう少し長い未来を見たい。
一児の母として、共感することが多かった。
母以外の人にもきっと届く映画だと思う。

「抱く{HUG}」

さん 15/12/18 12:35

学び 泣ける

震災の後、原発の近くまで自分の足で取材に行かれていたことに驚きました。
家畜の映像は目を覆いたくなりましたが、人間のすることは残酷ですね。
せめて離してあげたら、自由に草を食べて生きられたのでしょうが
人間に危害を加えるなど、きっと離すことも許されないのでしょうね。
酪農家の方たちは、きっと心が凍る思いだったと察します。
私自身、震災後、子どもへの放射能の影響が心配で移住を決めたので、監督の心境は共感しました。
事故直後、断水になり、市役所へ水の配給へ行きましたが
確かな情報がない中での行動で、あとになって、その時に放射能が高かったことを知りショックでした。
何度も、子どもへの影響が気になり、後悔し、放射能の影響を必死で調べました。
いまだ経済成長に必要とされる原発・・・子どもの未来を考えたら必要だとは言えません。
子どもは宝。子どもがすくすく育たなければ未来はないのに、
そんな危険を犯してまで、裕福な国になって、何の意味があるのでしょうか。
大勢の人が反対デモをしたのに、変わらない政治。
これから何をしていけばいいのでしょうか。
そんな色々な思いをかき立てられる、震災当時を思い出させてくれる映画でした。
時を追って、どんな事実が明らかになり、社会の状況がどうだったのかまとめられていて、歴史を見ているようでした。
母として、明るい未来のためにできることをやっていきたいです。
ありがとうございます。

「抱く{HUG}」

あきかさん 15/12/18 00:38

学び

まず、監督がすべてをさらけ出している様子に感服しました。
関東に住んでいて、福島の現実、放射能のことなどを忘れ、日常を過ごしていましたが、この映画を通じてあらためて事態の深刻さを痛感しました。
人間として母親として、人類が同じ過ちを二度と繰り返さないよう、次世代のためにできることを行っていきたいと強く感じました。
未来は変えられると信じています。20万人もの人々が脱原発のため集った事実や、日々、子どもたちのために努力している福島のお母さんたちを思い、これからを生きたいと思います。

「抱く{HUG}」

田中由里香さん 15/12/17 20:46

役立ち 人生変わる 泣ける

改めて震災や原発問題について考えるきっかけのなるだけでなく、子供の被曝問題に焦点をあてて
いるところが、一児の母としてやはりより共感するところも多かった。
監督が自らに体を張って取材をしているのにも大変驚いた。
前半のシーンで、赤ちゃんを抱いている福島のお母さんの放射線レベルを
防備した計測員が測っているのはやはり衝撃だった。人々は、無防備に見えない恐怖と日々直面していて、
何かしなければと思わさせられた。

「抱く{HUG}」

いがらし小百合さん 15/12/16 11:54

感動 役立ち 学び

私の町には某ファストファッションの本社が有り、何故安くしかも品質が高いものが買えるか常日頃から疑問でした。リサイクルショップに行けば目新しくてまだまだ着れるものが溢れかえっています。今貧乏な家庭の家の子供でも目新しいデザインの服が変えますがその裏には何があるか直視できる映画だと思います。

「ザ・トゥルー・コスト ~ファストファッション 真の代償~」

まさまささん 15/12/01 11:05

人生変わる

食事療法だけでガンを克服した人
動物性たんぱく質にまつわる神話
欧米型の肉食中心生活が、身体だけでなく地球環境に与える負荷
等々、
しっかりとした研究と
データを元に収められていました。

牛乳神話が生まれたいきさつ等、
関心はあったけれど後回しにしていたことを、
ささーっと知れました。
後は自分の身体にききます。

肉食批判がメインではなく、
菜食の可能性を明示した楽しい映画だと思います。

トレーラーはいかにもアメリカな感じのショッキングな作りですが、
作品は恐怖を煽るような作りではなく、
楽しく学べる、考えさせられる内容です
なんで日本の広告会社はこのような作品予告にしたのだろう。。。

「フォークス・オーバー・ナイブズ – いのちを救う食卓革命」

渡部建具店さん 15/11/23 14:20

学び

ランキング

伝説的なピアニストでアカデミー賞受賞作『シャイン』のモデルとなったデイヴィッド・ヘルフゴットは、...
この数十年、服の価格が低下する一方で、人や環境が支払う代償は劇的に上昇してきた。本作は、服を巡る...
1953年、アメリカのアイゼンハワー大統領(当時)は、軍産複合体を批判する有名な演説「鉄の十字架」別...
『0円キッチン』はジャーナリストで“食料救出人”のダーヴィドが食料廃棄をなくすため、廃油で走るキッチ...
命の輝き、母の愛、この世界に生きるということ。

水を飲み、大きく息を吸うたびに赤ちゃんへの影響...
1940年代から、完全食品として推奨されてきた牛乳。酪農業を営む家で少年時代を送っていたキャンベル博...
“普通”の人々に出会うために、韓国出身女性監督チョ・ソンヒョンが、韓国人として本来行くことの出来な...
営利目的の途上国開発業者や巨大なNGOなどにより、数十億ドルにも及ぶ「貧困産業」が生まれ、そのなかで...
[作品背景]
2001年9月11日、アメリカ同時多発テロ事件が発生。その年の10月にはアメリカを中心とした...
エジプトの市民革命、スペインの大衆反乱、そしてニューヨークのオキュパイ・ウォール・ストリート運動...

※ レビュー数で集計