新着映画レビュー

この映画を観て
全ての人々が心を揺さぶられるだろう
自分の過去行動に対して
後ろめたさなどを感じるかもしれない
しかし暗くならないで少しづつでも行動を変えていこう
この映画を見て地球の裏側で起こっている
現状を家族、恋人、友達に伝えて知ってもらい
一人ひとりが自分で考え行動を変えていくことが大切だと思う
改善に関わっているピープルツリーやエシカル協会の
活動に微力でも関わっていって欲しい
映画を観て誰かに伝えるだけでもいいんだ!

映画の内容は
ファストファッションの縫製工場で起こった
8階建てのビルの倒壊事故
1100人以上が死亡し、負傷者は2500人を超えた
この事故ではない「事件」を
アンドリュー・モーガン監督が制作したドキュメンタリー

ファストファッションの製造はコストを極限まで下げるため
海外の工場でつくられている
作業環境は劣悪で、低賃金はもちろんのこと
何千人という女性がまるで監獄のような作業場所で
密集して作業させられている状況で起こった大惨事

語られることのなかったファストファッションの闇の部分を
・資本主義社会の異常さ
・不要なものを過剰なプロモーションで買わせるシステム
・コストを極限まで下げるために行われている搾取
・最低保障賃金を上げて欲しいという声をあげた従業員に対する理不尽な暴力
・服の製造過程で排出される廃液や大量の農薬散布による環境破壊
・汚染された地域で暮らす人々への健康被害
・ピープルツリーに代表される、環境にも人にも優しい雇用を生み出す活動
といったように様々な角度から取材し編集した映画である

映画の終わりの方で
ピープルツリーに関わってやりがいのある仕事を
賃金保障されて働いている女性たちの笑顔が印象的で
笑顔で居られる社会、日本は豊かなのだと改めて感じる
現地の人たちも笑顔になってもらいたいと
心から願う

もう一度繰り返すが、この映画は
ファストファッションに関わった自分に対する
罪悪感を抱かせるものではないし
行動が起こせるから偉いとか
何もできないからダメとか
それは知ってから自分自身で考えればいいことなんだから
まずは今の社会で起こっている現状を知ろう

「ザ・トゥルー・コスト ~ファストファッション 真の代償~」

kyousei1977s@gmail.comさん 15/11/15 10:53

感動 役立ち 学び 人生変わる 泣ける

公開日にさっそく観に行ってきました。
私たちが毎日来ている洋服。
その服にはどんな背景があるのか、気にすることは少ないはずです。
この映画は私たちが気にせずに見ずにきた、真実を物語っています。
わたし自身も、国際協力というものに関心事を持ちつづけてきましたが、
今回の映画は改めて考えさせられることが多かったです。
私たちが普段着ている服にどれだけたくさんの人たちの苦しみがあるのか。
映画を多くの人に見てほしいと思います。
ファッションについての価値観が180度変わります。

「ザ・トゥルー・コスト ~ファストファッション 真の代償~」

小泉恵美さん 15/11/14 18:08

感動 役立ち 学び 人生変わる

自分自身を表現する手段の「ファッション」。
どこのブランドのどの服を選択するかは私たちの自由。しかしその何気ない、無意識な意思決定の背景で血が流れていることを、私はこの映画で初めて知った。

安い服を買い回してクロゼットを膨らますこと、着倒すまで着ないで廃棄することを見直そう、ではない。
低価格の服の企画、生産、流通の事業が、グローバル化した世界でどんな構造で成立しているか、華やかなファッション業界の裏側の知られざる真実についてドキュメンタリー映画を通して伝え、問題提起しているのがこの映画【ザ・トゥルーコスト ファストファッション~ 真の代償~】だ。

私の昨今のテーマで、過日のミニ講演でもお話しした【豊かさと幸せのものさしが変わった】ことに通じる主題であり、本当に深く染み入る映画だった。消費(しすぎる)社会への警鐘。

だからこれはファッション業界を題材にしてはいるが、そこだけの話ではないと言える。

是非、11/14から公開の渋谷のアップリンクへ

「ザ・トゥルー・コスト ~ファストファッション 真の代償~」

シネマベリ二子玉川さん 15/11/11 10:32

役立ち 学び 人生変わる

●サフィア・ミニー(ピープル・ツリー代表)

ファッションを取り巻く悲惨な状況には
何度見ても涙が出る


●白木夏子(株式会社HASUNA代表取締役)

ファストファッションは日本でもこの数年で大きく成長している。今、その世界で何が起こっているか、投じたお金がどこへ行き着くのか。誰が受け取っているのか。この映画を通じて怖いほどよくわかってくる。


●末吉里花(フリーアナウンサー/エシカル協会代表)

誰もが毎日身につけている洋服だからこそ
私たちはその生産の背景を知る責任がある


●林民子(NPO法人ソーシャルコンシェルジュ/SHOKAYジャパンオフィス共同代表/DGBHプロデューサー)

中には衝撃的な内容もありますが、これが華やかなファッションビジネスの“不都合な真実”。そして、それを変えることができるのは、消費者でもある皆さんなのです。


●伊藤研人(ONE SKY 理事長)

ファストファッションの世界の真実。
大量消費、経済優先の世界の悲劇的現状。
涙が溢れました。

●エマ・ワトソン(女優)

なぜピープル・ツリーのコレクションのデザインをしたのか知ってほしい。ザ・トゥルー・コスト を見て!


●鎌田 安里紗(モデル/エシカルファッションプランナー/慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科在学)

スーパーマーケットに並ぶすべての食べ物も、ファッションビルに並ぶすべての服も、どこかで誰かがつくり私たちのもとに届くんだ、そんな想像力を持って生きる。それだけで、手に取りたいもの・お金を払いたいものが変わるはず。


●辻 信一(文化人類学者)

ファスト・ファッションを抜け出せば、そこに、スローで安らかで美しい、本来の衣服の文化が見えてくるだろう。

全文・一覧はこちら
http://unitedpeople.jp/truecost/review

「ザ・トゥルー・コスト ~ファストファッション 真の代償~」

ユナイテッドピープルさん 15/11/06 13:59

感動 役立ち 学び 人生変わる 泣ける

安田菜津紀 フォトジャーナリスト
「なぜジャーナリストは危険な場所へ?」そんな声を度々耳にする。私たちはなぜ、その場所が危険だということを知っているのだろう。それは誰かがこうしてぎりぎりのせめぎ合いの中で、伝え続けてくれたから。

今日もニュースに、たくさんの数字が飛び交う。爆撃の数、傷ついた人の数、命を奪われた人の数。

数字では決して伝えられない、人の痛み、悲しみ。誰が最も傷ついているのか見逃さないように。そんなメッセージが、映画いっぱいに込められている。



高遠菜穂子 イラク支援ボランティア
私たちが目撃すべきは、戦場と化したシリアじゃない。そこに至るまでの過程なのだ。平和主義者が銃弾に倒れ、歌って踊るデモが流血に染まり、必死に映像を届けようとする若者たちに私たちはどうリアクションしたか?世界は殺戮を止めるために全力を尽くしたか?そう問い詰められる強烈な映像の連続に息をのむ。


元日本代表/オランダ VVV VENLO 藤田俊哉

1年前、シリアから来たコーチと出会った。彼は平和にスポーツに打ち込みたいからオランダに来たと教えてくれた。何気なく聞いていた、その言葉の意味がこの映画によってより理解できるようになった。彼と約束した!いつの日かお互いの国を率いて対戦しようと…心から平和を願う!そしてスポーツの力を信じている!



一覧
http://unitedpeople.jp/homs/message

「それでも僕は帰る ~シリア 若者たちが求め続けたふるさと~」

ユナイテッドピープルさん 15/11/06 13:57

学び

「違い」は、集団において財産である――。
2020年までには、日本にもそんな文化をつくっていきたい。

- 作家/東京都教育委員 乙武洋匡


子どもたちの無限の可能性を引き出す本当の教育とは何か。
原点をじっくり教えてくれるこの作品。
ぜひ多くの教育関係者、親たちに見てほしいです。

- 教育評論家/法政大学教授 尾木直樹(尾木ママ)


言葉を獲得することは、世界と出会うことだと
この映画が改めて教えてくれました。
人は、伝えずにはいられない存在であり、
多様であらざるをえないということを、
みずみずしい10代の感性が生々しく伝えてくれる、貴重な映画です。

- 特定非営利活動法人 こども哲学・おとな哲学 アーダコーダ 代表理事 川辺洋平


喧嘩をしたり、涙をこぼしたり、慰めあったり、笑い転げたり、
共に真剣に本音で向き合って時間を共有することで、やがて人々は一つになれる。
幸せとはお金でも、権力でも、名声でもない。
そんな家族のような人達に囲まれている事なのではないか。
誰も一人では生きていけない。
人生にとって何が大切なのかの答えがここにある。

- 国際教育家 坪谷ニュウエル郁子

「バベルの学校」

ユナイテッドピープルさん 15/11/06 13:55

感動 学び 泣ける

インド、カナダ、オーストラリア
各国の各地で私利私欲にとらわれず、
目の前の問題、足元の課題に対して自分なりに動いている人たち。
利益追求の企業論理と普遍的倫理が、寄せては返す波のように映像に収められていると感じました。
グローバリズムとどう向き合うかという問いに対して、良い悪いと批評して終わるのではなく、自分はどう選択するか。
傍観者でいるのか、それとも主体となるのか、問われてくるような映画でした。

「ELEMENTAL 生命の源 ~自然とともに~」

渡部建具店さん 15/10/16 06:15

元気 学び

 シリアの元サッカーのユース代表チームのスター選手がそのカリスマ性から民主化デモの英雄になり、しかしその後政府軍による市民の大量虐殺がきっかけで反政府武装集団のリーダーに変わっていくと言うドキュメンタリー映画です。シリアで実際に起きている事を命懸けで撮影されたものです。自由や平和を訴えていた若者達がほんの数ヶ月後に武器を取って戦争に参加して行く様子は、こんなにも簡単に平和が崩れ去るのかと大変ショックを受けました。
 実際の戦闘シーンの連続に始めから終わりまでずっと息を呑んで観ていました。狙撃手から銃撃を受けたり、戦車から砲撃を受けたり、緊迫感はただならぬものが有りました。実際の戦闘で目の前の人が銃撃を受けて倒れたり、大怪我をしたり、これ程生々しい映像はこれ迄見た事が有りませんでした。ハリウッド映画とは比べ物にならない位迫力が有りました。(実際の戦争を撮影しているのですから当たり前ですが。)本物の戦争を映画にして良いのか?と疑問に思う程、他では中々観れないものです。残酷なシーンの連続に改めて戦争の恐ろしさを身近に感じました。
 シリアで今実際に何が起きているのかを知る為にぜひ一人でも多くの人に観て頂きたいと思います。遠い国の出来事でどうする事も出来ないと無関心でいるのでは無く、もし日本で同様の事が起きたら、自分だったらどうするか考えてみて頂きたいと思います。
 平和ボケした我々日本人はぜひ観るべきだと思います。

「それでも僕は帰る ~シリア 若者たちが求め続けたふるさと~」

ケンゴさん 15/08/19 22:22

感動

渋谷だし、時間もちょうどいいし、
さらにトークイベントもあるし・・・
と、消極的な理由で決めた映画の日の映画
『それでも僕は帰る』。

シリアって、サッカーなら
日本代表が勝てるかもしれないけど、
この環境を生きている人たちと、
自衛隊は戦いになるのか・・・
「やはり、今の日本人に戦争はムリ!」

冒頭にそんな考えが生まれてきた
シリアの民主化運動? というより内戦?
のドキュメンタリー映画なんだけど、
なんと、主人公がシリアユースの
人気ゴールキーパーだったのには驚いた!


映画のパンフレットで高遠菜穂子さんが
「私たちが目撃すべきは、
戦場と化したシリアじゃない。
そこに至るまでの過程なのだ。」
と書いてあるけど、まさにその通り!

「アサド政権は神をも恐れない。
だから、平和的な抵抗運動ではダメだ!」
と、ついに銃を取ってしまうシーンが示唆的だ!

神をも恐れないのは、この国の首相もそう。
だけど、僕らは決して銃を取らない!

銃を取るしかなかった主人公パセットは、
W杯予選の日本戦に出場の予定はなく、
今は、イスラム国と行動を共にしているらしい。

状況こそが、悲惨な選択を生んでしまう・・・

「それでも僕は帰る ~シリア 若者たちが求め続けたふるさと~」

柚木公奈さん 15/08/05 13:27

学び

「戦争は若者の人生を奪っていくことを伝えたい」

2012年5月、カナダのトロントで開催されていたHot Docs カナディアン国際ドキュメンタリー映画祭でドイツの名物映画・テレビ番組プロデューサーハンス・ロバート・アイゼンハウアーさんが熱く語っていたそうだ。

目の前で銃撃戦が繰り広げられる様子は、この上なくリアルだ。

第二次世界大戦終結から70年。戦争の悲惨さを語れる体験者も少なくなりつつある今、リアルな今起きている戦争のドキュメンタリー映画を届け「決して戦争はしてはならない」という日本国憲法の誓いを再共有したいと思う。

「それでも僕は帰る ~シリア 若者たちが求め続けたふるさと~」

関根健次さん 15/06/18 12:13

学び 泣ける

ランキング

伝説的なピアニストでアカデミー賞受賞作『シャイン』のモデルとなったデイヴィッド・ヘルフゴットは、...
この数十年、服の価格が低下する一方で、人や環境が支払う代償は劇的に上昇してきた。本作は、服を巡る...
1953年、アメリカのアイゼンハワー大統領(当時)は、軍産複合体を批判する有名な演説「鉄の十字架」別...
『0円キッチン』はジャーナリストで“食料救出人”のダーヴィドが食料廃棄をなくすため、廃油で走るキッチ...
命の輝き、母の愛、この世界に生きるということ。

水を飲み、大きく息を吸うたびに赤ちゃんへの影響...
1940年代から、完全食品として推奨されてきた牛乳。酪農業を営む家で少年時代を送っていたキャンベル博...
“普通”の人々に出会うために、韓国出身女性監督チョ・ソンヒョンが、韓国人として本来行くことの出来な...
営利目的の途上国開発業者や巨大なNGOなどにより、数十億ドルにも及ぶ「貧困産業」が生まれ、そのなかで...
[作品背景]
2001年9月11日、アメリカ同時多発テロ事件が発生。その年の10月にはアメリカを中心とした...
エジプトの市民革命、スペインの大衆反乱、そしてニューヨークのオキュパイ・ウォール・ストリート運動...

※ レビュー数で集計