新着映画レビュー

ひろんた村で上映会を開催しました。
社会変革を起こしている時は多少の不快や抵抗に合うことは必然であることや、お金やコネクションはさほど重要ではなく、友達を誘って、手元にあるもので、できることから始めればいい、という助言に勇気付けられる。また、大多数の人が暮らす都会のシステムが変わってこそ、社会が良い方向へと転換していく、と都市で活動する人びとの取り組みにもなるほどな、と。どの方もたくさん話し、情報量が多いように感じたけど、かといって、どの場所も削れないかも。





「TERRA ぼくらと地球のくらし方」

ひろんた村母屋さん 24/05/05 20:56

元気 役立ち 学び

サーファーたちの「波が一番、仕事はいつでもできる」という生き方に共感。ニュースで知る紛争地というイメージだけでない、世界中にいるような、波乗りを楽しむ人たちがこうやって生きているんだ、と知れる。ただ、対象を見つけたり、承諾を得るのが困難なのかもしれませんが、もう少し、女性たちのくらしも知りたいと思いました。
そして、カラフルなハワイの映像との対比で、「まるでアメリカがすごく良い国みたいじゃん!」とも。なんとももどかしいです。

「ガザ・サーフ・クラブ」

ひろんた村母屋さん 24/05/05 20:41

元気 学び

肉食を捨てるメリットは・・・?
「ナイフ(で肉を切る)」より、フォークで食べよう。
この映画を10年前に見ていたなら、わたしもここまで重症にはならなかっただろう。
この作品は医学の専門家と菜食実践者の意見と主張が丹念に取材されているので信頼性はある。高名な執筆者のナマの姿が見られるのも嬉しい。

「フォークス・オーバー・ナイブズ – いのちを救う食卓革命」

信木総一郎さん 24/04/30 22:10

役立ち 学び 人生変わる

『統一朝鮮』北朝鮮を取材した韓国人監督の映画を見た。まだ、統一の夢のあった時代のインタビュー。日本帝国の刑務所で夫を殺された婦人が追悼の花を捧げて「ソウルの刑務所で絞首刑となって、埋葬されている。統一されたら彼の亡骸を、この故郷につれもどしてあげたい」とコメントしていた。1945年3月のこと。70年以上も待ち侘びている人たちがいる。南北朝鮮が統一したなら、世界は平和に一歩近づくだろう。しかし、統一朝鮮は日本を凌駕する工業国になる可能性もある。だからだろう、統一を阻むひとたちが多いのは。他人の不幸の上に成り立つ、われわれの繁栄。恥ずかしいことだ。『ワンダーランド北朝鮮』

「ワンダーランド北朝鮮」

信木総一郎さん 24/04/28 19:19

役立ち 学び 泣ける

20世紀の最大発明のひとつ、プラスティック。生活は便利になった。しかし、いまでは生き物の居場所を奪い、生命さえ脅やかす。どうしたらいいの?

美しい海洋映画のつもりで見ていると無惨な浮遊ゴミ、海底ゴミを見せられる。ぞっとするのだが映画は終わらない。世界中のプラスチックを見せてくれる。

プラスチックを誤飲・誤食して飛べなくなっている海鳥たち。浜辺に落ちている海鳥の死骸を解剖すると、ぱんぱんに膨れ上がった胃の中身は色とりどりのプラスチック片。
これは未来の人類の戯画。微細なマイクロプラスチック片を飲み込んだ野生動物の食物連鎖の中にいる人間も汚染を免れない。

「プラスチックの海」

信木総一郎さん 24/04/19 20:09

役立ち 学び

幸福ってなんだろう?人それぞれの考えがある。「やっぱりお金」という意見も多いけど、はたして幸福を決めるのはお金だけだろうか?そんな素朴な疑問を世界各国に取材。注目したいのは沖縄。日本は先進国中「最も幸福でない国」なのに、沖縄は別扱い。大宜味村の長寿とコミュニティー文化について高く評価しているのも見所。このほか、幸福を促進する技術、幸福を邪魔する色々なストレスや自殺衝動に対しての対策(気づき)も各所に散りばめてある。大人だけでなく思春期の怒涛の世代にも見てほしい作品。

『happy』ロケ地:インド、アメリカ、ブータン、デンマーク、フィージー、日本、沖縄。

「happy -しあわせを探すあなたへ」

信木総一郎さん 24/04/19 18:30

感動 元気 役立ち 学び 人生変わる 笑える 泣ける

なにより、草間彌生さんの作品がたっぷり観られるのが良かった。信念を曲げずに、突き進む姿もかっこいい。また、ユニークな発想で自分の作品を知らしめる方法や、そに呼応できる時代の自由(そう)な空気感が新鮮だった。しかし、結局、彼女の作品は幾倍もの価値を付けられるようになりました、というところが、芸術の価値とは??とも。

「草間彌生∞INFINITY」

ひろんた村母屋さん 24/01/18 10:04

感動 元気

「ガザ」遠いようで、実は身近な場所。沖縄人にとっては、どこかで見たことのある風景。凄まじい抑圧と差別の中で歌い踊る市井の人々に親近感を覚えるのは何故だろう?それは世界の辺境に押し込められている軍事と経済的差別を感じるからではないかしら。ガザ(パレスチナ)は西欧から見れば辺境である。そこで行われている暴力も不正義も「見えない」。見えないようにされている。これは日本にとっての沖縄によく似ている。ガザを知ることでぼくたちは沖縄がもうすこしわかるかもしれない。ノブキソウイチロウ(ゆいまーる・シネマ)

「ガザ 素顔の日常」

信木総一郎さん 24/01/04 17:32

感動 学び

不思議だ。。題名の通り、ワンダーランドでした。北朝鮮が「インタビューしてもいい」人や「見せてもいい選りすぐりの」場所なのだろうな、と思いながら見るのですが、作為的なものとリアルが入り混じってなんとも不思議な世界です。印象に残ったのは、私が生活している家や日本の町と比較すると、すっきりとして、ごちゃごちゃとモノにあふれていない。調理シーンで台所も映るのですが、なんというモノの少なさ!本当にここで暮らしているの??と思ったり。監督のインタビューが、よいスパイスになっているように思いました。

「ワンダーランド北朝鮮」

ひろんた村母屋さん 23/12/21 21:34

元気 学び 笑える

学生時代に自分の境遇と全く異なる育ち方をする子供たちと出会う経験は、その後の行動や考え方に少なからず影響を与えると思います。それを直に体験した彼女たちは、直ぐに行動を起こすのですが、そうでない大勢の人たちとのかみ合わなさもドキュメンタリーならではでしょう。おそらく、社会人になって幾年か経つであろう彼女たちが、どんな大人に成長しているのかも知りたくなりました。

「バレンタイン一揆」

ひろんた村母屋さん 23/12/21 21:18

学び

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