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医学生 ガザへ行く

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上映会開催可能期限:2029-02-28

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医学生 ガザへ行く

ジャンル 教育 平和 人権 生活医療 社会変革 問題解決
時間 88分 製作年2021年  監督 チアラ・アヴェザニ、マッテオ・デルボ

救急外科医になる夢を叶えるためにガザ地区に留学したイタリア人医学生の葛藤や成長を描くドキュメンタリー。

Screening Information

2025/01/11 ~ 2025/01/11
[ 愛知県 ] 医学生 ガザへ行く 自主上映会
2025/01/25 ~ 2025/01/25
[ 福島県 ] 第16回 ふたばCINEMO 医学生ガザへ行く
2025/02/21
[ 埼玉県 ] ここさんぽ「医学生 ガザへ行く」映画上映会

上映会 開催者募集

©2021 Arpa Films

About the film

救急外科医を目指し欧州から初の留学生としてガザへ

イタリア人医学生のリッカルドは、奨学金を得て留学することを決意した。行き先は紛争地域であるガザ地区。友人たちは彼の安全を心配し、動揺を隠せない。しかし将来は救急外科医になりたいと考え、爆発性弾丸による外傷についての論文を書いている彼にとってのガザ行きは、医師となるための実践経験になる。周囲をフェンスで封鎖された「天井のない監獄」と呼ばれるガザに入るのは容易ではない。イスラエル、パレスチナ自治政府、そしてハマスの3つの異なる当局からの許可を得なければならないからだ。極めて複雑なプロセスを経て、欧州から初の留学生としてガザ・イスラム大学に到着すると、学長に歓迎され、ガザ内外のメディアから次々とインタビューを受けることになる。

More info

緊迫する医療現場で医師となる決意を固めていく

多くの期待と注目集める彼はプレッシャーを感じ始める。救急医療の現場に入り、本当に外科医に向いているのかと自らに問うなど、不安やストレスに潰されそうになる。悩むリッカルドを救ったのは、同じく医師を目指す医大生サアディなどのパレスチナ人の若者たちだった。やがて片言のアラビア語を話す彼は現地で人気者となり、徐々に自分の居場所を見つけていく。しかし、イスラエルとの紛争が再燃すると、リッカルドは難しい選択を迫られる。安全のためガザを一時的に離れた彼は、ガザを出られない友人達に心配を募らせる。しばらくしてガザに戻り、無事だった仲間との再会を喜び、絆を深めていく。そしてすぐに、緊迫する救急医療の現場へと飛び込み、傷ついた人々の治療に当たっていく。至近距離で爆撃を受ける体験をしながらも、彼は救急外科医になる決意を固めていく。

Data

原題 Erasmus in Gaza 製作年 2021年
製作国 スペイン 制作 アルパ・フィルムズ・プロダクション
配給 ユナイテッドピープル 時間 88分

Cast & Staff

監督 チアラ・アヴェザニ、マッテオ・デルボ 製作総指揮
プロデューサー エヴァ・フォンタナルス 原作
脚本 チアラ・アヴェザニ 音楽 ミケーレ・ストッコ、ミルコ・カルチェン、 アレッサンドロ・グロッソ
撮影 マッテオ・デルボ 編集 アントニオ・ラッブロ・フランチャ
キャスト リッカルド・コッラディ-ニ、サアディ・イェヒア・ナクハラ

Review(1)

24/07/30 17:34

りりー=あん さんのレビュー
感動 学び 人生変わる 泣ける
この度は全国47大学無料上映キャンペーンとして、学生たちに貴重な学びの機会を与えてくださり、感謝申し上げます。今回は担当している「法学」の授業の一環として、世界の人権問題をテーマに上映させていただきました。視聴者数は合計90名でした。今回の映画視聴を通じて、学生たちは自分の知らない多様な世界の状況の理解を深め、色々気付かされることがあったようです。多くの感想が寄せられましたので、そのうちいくつかご紹介したいと思います。

・Aさん
映像を通して、ガザ地区ではいつ爆撃されるかも分からない現状であり、それに対しての恐怖心を日々感じている。日本は憲法9条があるため、戦争をすることはないが、ガザ地区ではこのような憲法はないため、爆撃は無差別にやってくる。そのためいつ命が無くなるかも分からない。また、その影響によって日々の生活に苦しむ人もいる。このような状況だと、人権が保たれていないと感じた。支援募金などを通して、少しでも苦しい生活が楽になるように協力して行きたい。

・Bさん
ガザの現状を知り、私は平和の重要性を考えた。ガザのように夜に爆弾が飛び、いつ自宅に当たってしまうか分からない状態、また、自宅がなくなってしまうかもしれない状態で過ごすことは精神的、身体的につらい状態であると考えた。そして、現在のリッカルド・コッラディーニさんのメッセージから、平和を求めることの大切さを学んだ。私たちの世代は戦争を経験していない人々が多い。そのため、未来でも平和のままでいられるように戦争の悲惨さを伝えていきたい。そして、現在戦争を行なっている国は一刻も早く終戦し、少しでも多くの人々が安心して暮らしていけるようにするべきであると考えた。

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上映会主催者の声

上映会を主催された方の声を紹介します
医学生、ガザへ行くの上映会感想
オタルデエイガ 2025年09月15日
北海道小樽市の商店街にて開催した『裏小樽越境共生芸術祭』にて、本作の上映会を開きました。
それまで、ニュースでは知っていたけれど、どこか遠い国で起きている事件としてガザの事を認識していました。本作の鑑賞を通して、同じ時代を生きている同世代の人達が理不尽な目に合っている事実としてガザの事を認識するようになりました。上映後、お越し頂いたお客様とガザについて話をする事が出来ました。戦争が無くなるために、まず最初に僕らが出来る事は『現状について知る事』だと思います。本作はその第一歩にふさわしい作品でした。上映の機会を頂きありがとうございました。

若者のリアル
中通島シネマ 2024年12月01日
「ガザの素顔」とはまた別の生活を知ることができます。大変な状況の国の人たちはこうであってほしい、というような自分の思い込みが裏切られるかもしれません。

人を人として見ること
三方よし+α シネマ 2024年11月21日
平日夜の開催にも関わらず、多くの人に参加いただきました。
上映後3-4人のグループになってもらい、感想共有の時間を取りました。「映像で見て、ガザの現状が良く分かった。」という話から、テレビや新聞では伝わらない部分が多いと感じたと話してくれた学生がいました。死者〇〇名、負傷者〇〇名といった数字ではなく、そこには生身の人間が傷つき、亡くなっているということがイメージできていなかったという感想でした。
リッカルドとサアディが女子学生と交流を持つかで、議論する場面がありましたが、あのように互いの意見や主張が違っても、それはそれぞれの考えや主義の違いであり、そこが違っているから友人ではいられないということではありません。個人のレベルであれば認め合えるのに、国や宗教が関係すると何故このような悲惨なことになるのか?そのことを考えるきっかけになりました。

ガザの日常と平和に思いを馳せる
コープ自然派奈良 2024年11月07日
コープ自然派組合員向けの研修として上映会を実施しました。
戦禍にさらされるガザの様子を報道では時折目にするけれど、そこで暮らす人々は何を思い、どのような日常を過ごしているのかはなかなか想像がつかない。イタリアの医学生リッカルドが留学中に関わったガザの医学生やホストファミリーの言葉や思い、若者の日常、緊迫する街の様子を通して、遠い異国のガザが、隣人としてぐっと身近に迫ってくる。ガザの地に生まれたというだけで不自由を強いられる理不尽さ。なぜパレスチナで戦争は続くのか。平和のために、私たちができることは何か。映画を通してそれぞれが考える時間を持てたのではないかと思います。

ガザ戦闘開始から、1年
みどりアートパーク 2024年10月28日
今月は当館オープンデーや大掛かりなジャズライブのあった後だったり、天候が悪かったりで、来館者は伸び悩んでしまいましたが、アンケートの結果は通常会と同じくらいか、それ以上の満足をもって帰られたようでした。最後のクレジットで、映画の舞台となった建物はすべて、破壊されてしまったとありました。また、若者たちが未来を信じて語り合ったり、歌ったりしている様子を見て、とても切なくなったと感想を寄せた方が何人かいらっしゃいました。(幸い、どなたも命を落とされなかったとのこと)、、、今朝もラジオで、アメリカの大統領選でアラブ系の住民が、「理想を掲げる民主党のハリス氏より、戦闘を止められるトランプを!私たちをハリスを捨てる」と運動をおこしているニュースを流していました。ニュース解説者は、日本にいては伝わりにくい、リアルな現実、と話していたのが印象的でした。今後とも、世界の情勢と平和について考えるきっかけを与えてくれる映画を上映し続けたいと思います。