『静大サステナ映画館』の第8回上映会のご報告をします。2月12日(木)に、第8回『静大サステナ映画館』を開催し、「食べることは生きること~アリス・ウォータースのおいしい革命~」を上映しました。今回は、大学生・一般参加者4名が視聴しました。
この映画は、「食」に真剣に取り組み、社会を動かしたアリス・ウォータースを追ったドキュメンタリーです。彼女は1971年にカリフォルニア州バークレーに「シェ・パニース」というフランス料理店を開き、地域農家から農産物を直接購入するシステムを構築して、農家と食べ手をつなぎました。彼女の「地産地消」「ファーマーズ・マーケット」「ファーム・トゥ・テーブル」という概念は世界中に広まっています。また、荒れた中学校の駐車場を畑に変え、屋外での授業や食を中心にした「エディブル授業」を展開し、誰一人取り残されない学校に変えました。この「エディブルスクール」も今は世界中にあります。彼女は、世界中の料理人や教育者に影響を与え、「オーガニックの母」「おいしい革命家」と呼ばれています。
2023年に彼女の著書「スローフード宣言~食べることは生きること~」の出版1周年を記念して来日ツアーが開催され、その時のようすがこの映画になっています。日本の生産者との心温まる交流や、日本の食文化の「美しさ」が描かれています。
アリスの「何を食べるか選択することが、自分の健康、ひいては地球の健康につながっている」という考え方には、はっとさせられました。地球環境問題の解決策を考える時、まずは自分の足元の、次の食事のことを真剣に考えよう、という強いメッセージを受け取りました。
参加者のみなさんからも、新たな発見をした、という声が多く聞かれました。
・ 視聴する前はフードマイレージとかフードロスの話かと思っていたら全く違い、農作物を使い切る、全部いただくことが美しい、楽しく食べることが環境を守ることになる、という話で感動した。
・ 食の観点で人と人を「つなぐ」話だったと思う。つなげていくことが大事だと思った。
・ エディブルヤードスクール(食育菜園の学校)の取り組みはすごいと思った。日本ではあまり考えられない取り組み方だと思った。
・ アリスが、1950年ごろまでは、世界中どこでも、地元の食材を用い化学肥料を使わない食事をしていた、と言っていた。食のグローバル化はこの70年のことなのだと改めて知った。また1965年フランスに住んでいた時に、本物を食べたと言っていた。自分は本物の食べ物を食べたことがあるだろうか?という疑問が頭から離れなくなった。本物とは、旬のものということだろうか?
・ 日本にも、きっと直接農家から仕入れておいしいものを食べさせるレストランはまだまだあるだろう。日本にはその土壌があると思う。
・ 京都の料亭の中東さんが、「サステイナブル」や「SDGs」には「感謝する気持ち」が入っていない、日本人が毎日言う「いただきます」「ごちそう様」はとても大事なことだ、と言っていたのが印象的だった。
この映画の視聴後、穏やかで温かい気持ちになりました。参加者のみなさん、有難うございました。













エディブルガーデンも羨ましい。すぐできることとして、余った籾種を、バケツ稲(で育てる体験)のお誘いに、配ることにした。