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草間彌生∞INFINITY

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上映会開催可能期限:2031-01-21

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草間彌生∞INFINITY

ジャンル 社会変革 その他
時間 77分 製作年2018年  監督 ヘザー・レンズ

60年代のニューヨーク。
女性芸術家が単独で個展を開くことが不可能とされた時代、草間彌生は苦境の中でも創作活動を続け、不可能を可能に変えていく。
これは天才芸術家の。そして1人の女性のパワフルでドラマティックな人生が詰まった感動のドキュメンタリー。

Screening Information

上映会 開催者募集

Artist Yayoi Kusama drawing in KUSAMA -INFINITY. © Tokyo Lee Productions, Inc. Courtesy of Magnolia Pictures.

About the film

70年以上にわたり独自の芸術を表現し続け、2016年にTIMES誌の「世界で最も影響力のある100人」に選出された草間彌生氏。そんな彼女がまだ無名だった頃、芸術家としての高みを目指し、単身で渡米。本作で捉えるのは幼少期の芸術への目覚めから、アメリカへ移住するまでの日々。そして激動の1960年代ニューヨークで苦悩しながら行った創作活動と、当時それらの作品が国内外でどのように評価されたのか、アメリカで活動するアーティストへ与えた影響といった、草間氏の知られざる過去が映される。

More info

世界的アーティストの1人として知られる草間彌生。絵画や彫刻、インスタレーション、パフォーマンスアート、詩や文学……様々な分野で輝かしい功績を残し、現在もなお創作活動に全てを捧げて生きている。そんな草間彌生の作品に心を奪われたヘザー・レンズ監督。1950年代から70年代初頭にニューヨークで創作活動をしていた草間のアート界に及ぼした影響が見落とされていることに気づき、「草間彌生の複雑なストーリー(人生)と芸術(才能)を分かち合ってもらいたいと思った」と、ドキュメンタリー『草間彌生∞INFINITY』を制作。この映画は、草間彌生がどのようにして芸術の道へ進み唯一無二の表現者になったのか──。

芸術への情熱を理解されなかった幼少期、単身アメリカへ渡った挑戦、苦悩と困難の連続だったニューヨークでの創作活動、作品が認められるまでの道のり、大切な人達との出会いと別れ、強迫神経症という病……波瀾万丈のひと言では足りないほどの超絶人生を送ってきたアーティストの人生に迫る。草間彌生本人のインタビューに加え、70年に渡る創作活動の記録、草間彌生の才能を語る芸術関係者の声によって構成される衝撃の77分! 知られざる草間彌生の人生に心をつかまれる!

Data

原題 Kusama: Infinity 製作年 2018年
製作国 アメリカ 制作
配給 パルコ 時間 77分

Cast & Staff

監督 ヘザー・レンズ 製作総指揮
プロデューサー ヘザー・レンズ、カレン・ジョンソン、ダン・ブラウン 原作
脚本 へザー・レンズ、イデノケイタ 音楽 アリソン・ニューマン
撮影 ハート・ペリー 編集 イデノケイタ、タケダシンペイ
キャスト 草間彌生ほか

Review(1)

24/01/18 10:04

ひろんた村母屋 さんのレビュー
感動 元気
なにより、草間彌生さんの作品がたっぷり観られるのが良かった。信念を曲げずに、突き進む姿もかっこいい。また、ユニークな発想で自分の作品を知らしめる方法や、そに呼応できる時代の自由(そう)な空気感が新鮮だった。しかし、結局、彼女の作品は幾倍もの価値を付けられるようになりました、というところが、芸術の価値とは??とも。

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上映会主催者の声

上映会を主催された方の声を紹介します
多くの方々に鑑賞いただきました。
みどりアートパーク 2024年04月04日
今回の上映会は、3月15日から6月9日まで開催されている第8回横浜トリエンナーレの応援プログラムとして開催させていただきました。草間さんのネームバリューもあり、通常会以上に(当館では毎月1回、上映会を開催)各メディアに取り上げられたりSNSで発信されたりして、当館を初めて訪れる方方にも鑑賞いただきました。草間さんのニューヨーク時代の活躍やその後の低迷期など、知られていない芸術家の半生が紹介されていて、とても貴重な記録映像でした。彼女の、精神的ダメージに悩まされつつ、芸術的探究の手を止めないピュアな姿勢に胸を打たれ、自分自身、感動で何度も泣きそうになりました。アンケートでも「涙が出た」「感動的だった」と感想を寄せる方が多くいらっしゃいました。語り口も進行も、とても分かりやすかったのですが、作品鑑賞と同時に、彼女のドラマティックな半生を追っていくにはいささか、スピードがアップテンポでしたので(そのリズムがまた、映像作品として優れているのですが、、、)、再上映会を開いて草間作品をじっくり味わいたいし、多くの方に観て欲しいなと思わせる秀作でした。皆さん、美術館を巡ってみたくなったとも口々におっしゃっていました。

株式会社Innovation Design 2024年03月25日
世界的アーティスト 草間彌生さんの人生と芸術を追いかけたドキュメンタリー映画。
芸術への情熱を理解されなかった家庭環境、
第二次世界大戦下の日本での生活、
単身アメリカへ渡った以降も芸術界における人種や性の差別、自身の病など、、、

様々な困難に立ち向かってきた草間さんの人生を知ると、作品の見え方がまた変わったように思います。
”生きる”ためのエネルギーを感じます。

ドアレスアートオキナワの代表 呉屋マリヤさんと参加者の皆さんで、映画の後にトークセッション。

”アート”について、様々な角度から深く考えを共有し合いました。
素晴らしい時間となりました、ありがとうございました。

「草間彌生∞INFINITY」を観て
チラシに惹かれて参加した方がいらっしゃいました。初めてのことです。
草間さんの作品が好き あるいは興味がある方が参加してくださいました。
強迫神経症という苦しみを抱えながら制作活動を続けていく、孤独とパワーに心を打たれました。
とても良い映画だったと、皆さま満足して帰っていただきました。

アートを受容することの難しさ
山小屋シネマ 2024年02月17日
アートと呼ばれるものは、それに触れたことがあるかどうか、関わったことがあるかどうか、身近にアーティストがいるかどうかでその理解が大きく変わってくることを改めて実感しました。

草間さんの作品を見て、まったく何も感じない、何が良いのかわからないという場合、それ以上踏み込むことは困難だし、良さを理解させようとすることに意味はありません。だからこそ、今回は伝記的な意味であれば作品そのものの価値がわからなくても何か感じるところがあるのではないか…と思いましたが、草間さんのアヴァンギャルドな人生からは、社会に存在しないものを生み出すことの意味と価値について話を深めていくのがやっとでした。

こういう映画こそ、多くの参加者を集めて多様な感想を集める必要があるのだと痛感しました。と同時に、様々な人にこの映画を観てもらってどんな感想を抱くのか知りたい、とも思いました。

次は、美術館でキュレーターができるぐらいの人をゲストに迎えて、トークと映画上映との2本立てで企画したいと思いました。

無視されることの怖さと孤高のツラさ
吉備国際大学 2024年01月26日
草間彌生さん、瀬戸内海に住む人々には、あの可愛らしいかぼちゃと、水玉模様の不思議な人としかイメージがありません。しかし、あのような負の歴史が彼女を作り上げているとは夢にも思いませんでした。家族、地元、芸術界などなど。そしてもっともツライのは「草間彌生」を模倣した芸術が評価され、オリジナルの草間彌生が無視される。ゴッホも生前全く評価されなかって心の病になっていたのを思い出すと、無視や理解しようとしないのは、恐ろしい行為だなとも感じました。最後に、草間彌生が、理解された今=晩年を全盛期にするんだという意気込みがスゴかったです。