11/3の文化の日。
大阪唯一の村にある道の駅ちはやあかさかで、
アリス・ウォータースドキュメンタリー野外上映会を催しました。
野外上映会はある意味賭けで、
前日土砂降りだったのがウソかのように
当日は見事なお天気に恵まれました。
映画を見た人は、定員60名のところ65名と、
スタッフや出店者さんも含めると90人くらい。
事前アンケートで、来てくださる皆さんに一つ質問を投げかけていました。
「あなたにとっての豊かさとは?」
その答えを当日会場に掲示させてもらい、言葉は交わさなかったとしても
ここにはこんな思いの人が集まっているんだなと感じることができました。
「自然体で生きること」「生き物たち全てが共生できる暮らし」
「選択肢があること」「誰かと心を通わせること」など。
私自身、この言葉たちにすごく共感し、当日来てくれる皆さんと
いい時間を過ごせるように準備するための活力となりました。
そして、映画とともにローカルなカフェや農家さんにも出店していただき
S l o w F o o d MARKET を同時開催しました。
コーヒー、チャイ、焼き菓子、はちみつ、パン、スープ、
石窯ピザ、おにぎり、カレー、玄米とお野菜のお弁当、
アリスの本は地域の創業70年の小さな本屋さんに。
出店してくださった人たちも、それぞれ信念を持ってお店をされています。
上映後は、出店者さんにも一言ずつお店の紹介や、感想などを話してもらい
映画の続きのような、農家さんや料理人のリアルな声を聞くことができとてもいい時間でした。
今回規模が大きくなりすぎてシェア会ができなかったのが残念でしたが、
また来てくれた人に呼びかけてやってみようと考えています。
【いただいた感想を少し載せたいと思います。】
・地の物を、旬の時期に食べることは単純に美味しくて幸せ。子供にも季節を感じて、食べ物を味わう感性を身につけてほしい。その積み重ねが環境への意識と、何かを選択する時の価値観を育むのだと思う。
・あの澄んだ夜空の下、山の麓のロケーションで、この映画を観れた事が、想像通りの素晴らしいひと時でした。更に、こだわりのフードマーケットや司会進行&店主の方々のお話も相乗効果で、映画の世界が現実と結び付く感じがしました。
この素敵な会をありがとうございました!映画の中の、シェフよりその作物を育て作ってくれた農家の方々を敬い支援する事の大切さ、日常の連続が一生、という言葉が特に心に響いています。
・とてもよかったです。何度も泣きそうになり(1人だったらボロ泣きだったと思います)、心に刺さる言葉がいくつもあり、この映画を何度も観たくなり、今は上映会をできないか思案しているところです。
・字幕がほとんど見えなかったのですが、この映画の伝えたいことは感じることが出来ました。似た想いをもつひとが集まっていたんだろうなと思うので、そうでないひとたちに広がる為にはどうしたらいいのか、考えられたらいいですね
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この感想を見て、今回企画した私たちの思いである、アリス・ウォータースさんのことをもっと知ってほしい、同じ思いのつながりや豊かさを広げたい!この覚悟がしっかり届いたんじゃないかなと、とても嬉しい気持ちです。
また、この企画がはじまってからほんとうにいろん人に出会いました。月に数日集まって会議する時間も、できない部分を助けてくださった人たちの優しさも。
運営をしていて、一度も苦しくなることがなかったのがびっくり。
そんなきっかけをくれたアリスのスローフード宣言という本、
もっとたくさんの人に届くことを願っています。
エディブルガーデンも羨ましい。すぐできることとして、余った籾種を、バケツ稲(で育てる体験)のお誘いに、配ることにした。