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トゥルーノース

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監督:チョ・ソンヒョン
監督:ヴェルナー・ブーテ
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監督:アンドリュー・ヒントン、 ジョニー・バーク

トゥルーノース

ジャンル 教育 平和 政治経済 人権 問題解決
時間 94分 製作年2020年  監督 清水ハン栄治

世界で最も過酷な場所で、希望を捨てずに生き抜こうとする者たち。
北朝鮮の政治犯強制収容所に生きる家族を描いた、衝撃の人間ドラマ。

世界の映画祭で絶賛された真実の物語。

北朝鮮の政治犯強制収容所で、過酷な毎日を生き抜く日系家族とその仲間たちの姿を3Dアニメーションとして完成させた衝撃作。
レオナルド・ディカプリオも激賞したドキュメンタリー映画「happy - しあわせを探すあなたへ」のプロデューサーの清水ハン栄治の初監督作品。収容体験をもつ脱北者や元看守などにインタビューを行い10年もの歳月をかけて作り上げた。

***

本作はアニメ映画の世界最高峰を選ぶ権威ある映画祭・アヌシー国際アニメーション映画祭「長編コントルシャン部門」にノミネート、第33回東京国際映画祭「ワールド・フォーカス部門」ほか、名門レインダンス映画祭では異例の2部門での招待作品となり、伝統あるワルシャワ国際映画祭ではフリースピリット部門の審査員特別賞、ナッシュビル映画祭では長編アニメ部門グランプリ。韓国のプチョン国際アニメーション映画祭では長編部門の特別賞に輝くなど世界中で話題となっている。

Screening Information

上映会 開催者募集

About the film

10年間かけて、脱北者元看守たちの証言を元に紡いだ
「実在する場所」真実の物語

強制収容所内の恐るべき実態を描きつつ、家族愛、仲間との絆・ユーモア、死にゆく者への慈しみの心情などが表現され、ラストにはひとつの希望を見い出せる内容となっている。衝撃的な内容を実写でなく、あえて優しいタッチの寓話的なアニメーションにすることで、より多くの観客が自身を投影しやすい表現が可能となった。

絶望と希望の狭間で少年は何を見るのか? 北朝鮮で政治犯となった日系家族の物語を描いた、衝撃と感動の3Dアニメーション。 1960年代、日本から北朝鮮への帰還事業に参加したパク一家。平壌で幸せに暮らしていた一家は、突如として父親が政治犯として逮捕され、悪名高い政治犯強制収容所に送られる。過酷な生存競争の中、主人公ヨハンは純粋な心を失い、他人を欺く術を学ぶ。一方、母と妹は人間性を失わずに生き抜こうとする。そんなある日、愛する家族を失うことがきっかけとなり、ヨハンは絶望の淵で「生きる」意味を考え始める。 視聴者を歴史の目撃者としてしまうこの衝撃作は、世界中の映画祭で高く評価され、日本の国会やアメリカの国務省などでも特別上映されている。

More info

絶望の淵で、人は「生きる意味」を見つけられるのか? 1960年代の帰還事業で日本から北朝鮮に移民した家族の物語。平壌で幸せに暮らすパク一家は、父の失踪後、家族全員 が突如悪名高き政治犯強制収容所に送還されてしまう。過酷な生存競争の中、主人公ヨハンは次第に純粋で優しい心を失い他者を欺く一方、母と妹は人間性を失わず倫理的に生きようとする。そんなある日、愛する家族を失うことがキッカケとなり、ヨハンは絶望の淵で「人は何故生きるのか」その意味を探究し始める。やがてヨハンの戦いは他の収監者を巻き込み、収容所内で小さな革命の狼煙が上がる。

Data

原題 TRUE NORTH 製作年 2020年
製作国 日本、インドネシア 制作
配給 東映ビデオ 時間 94分

Cast & Staff

監督 清水ハン栄治 製作総指揮 ハン・ソンゴン、アンドレイ・プラタマ(制作)
プロデューサー 清水ハン栄治 原作
脚本 清水ハン栄治 音楽 マシュー・ワイルダー、コン・ソヌク(音響)
撮影 メリータ・ブディマン 編集
キャスト ジョエル・サットン、マイケル・ササキ、ブランディン・ステニス、エミリー・ヘレス

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上映会主催者の声

上映会を主催された方の声を紹介します
とても良い作品
KOSUGI-de-Cinema 2024年11月30日
今回はこの9月のピースデーで鑑賞した作品『トゥルーノース』を選びました。非常に重いテーマではありますが、アニメーションとしてもストーリーとしても素晴らしい作品でしたので。
たった数名の参加者でしたが、とてもいい映画だったとの反応でした。監督の生存を心配する声があがりました。

現在の境遇を鑑みて
みどりアートパーク 2024年11月27日
とても恐い。信じられない。現在の話なの?と、参加者の方々から、抑圧されている隣人への驚愕と同情、怒りのの声が上がっていました。高度経済成長期に生まれた自分も、「日本に、民主主義の国に生まれて本当によかった」と、空気のように享受していた、人間らしく生きる権利が保障されていることがどんなに尊いものかと、思い知らされました。今の平和な、食料も住居も、自由にものが言える日本でのほほんと暮らせるのは、先人のおかげなのだと、感想をのべられた方もいました。アンケートでは9割以上の方がこの映画に5点満点をつけておられました。横浜出身の若い清水監督(日系4世になられるのでしょうか?)がクラウドファンディングで作られた3Ⅾアニメ作品とのこと。脱北者から取材をかさねて、丁寧につくられたストーリーは芸術作品としても秀でており、それゆえに、北朝鮮の身も凍えるような厳しさを浮かび上がらせていました。作者の目線が前を向いていて、希望を捨てずに人間の尊厳と生きることの尊さを訴えかけてくれました。最後はショッキングでしたが、勇気をもらえた、と感想を述べていた方がいました。自分も同感です。ハードで辛く暗い気持ちになるだけでは、、と危惧し、観る前に敬遠してしまう人がいるのかもしれません。でも、そうゆう人にこそ、観て欲しい作品だと思います。このような素晴らしい作品、もっと多くの方に鑑賞して欲しかったなあ、つくづく、宣伝の難しさを痛感いたします!

だれもが深いため息でした
ぴーすシネマ 2024年10月12日
スタッフが熱望して急遽上映を決定。
暴力的なシーンも考慮して子ども達の参加は少なく、大人な会となりました。上映中はすすり泣く声も聞こえ、重たいテーマでありながら、見て良かったとの声がたくさんありました。

しまのぱんsouda! 2024年09月29日
実際に今もなお起こっている現実を目の当たりにし、
衝撃を受けると同時に、
同じ状況下に置かれた場合、
どのように振る舞えるのだろうかと考えさせられました。
人間とは、人間の尊厳とは。
絶望しかない中でも、他者を思いやる気持ちや希望を見出す力。
一人でも多くの皆さんに見ていただきたい作品です。

熱の入った感想シェア
身近でありながらなかなか語り合うことのない朝鮮半島のことなので、身近な人の話、印象に残ったシーン、友人の体験などを輪になって全員で感想をシェアしました。
凄絶な暮らしの中に歌があったり、美しさに心を奪われたり、だれもがわたしたちと変わらない「人」であることを痛いほど感じます。一方で、北朝鮮が突然民主化されて周辺国への人々の流入や国としての体制を再生していくとき、世界は北朝鮮を支えきれないのではないかという意見も出され、「他所の国の悲惨な話」はそのまま自分たちの現実の暮らしとまっすぐにつながっているのだと感じさせられました。