ありがとうございます!

レビューも投稿してみませんか?

投稿してみる

私は憎まない

メンバー登録(無料)

メンバー(無料)になると最新の映画情報が届きます。詳しくはこちら

SDGsカテゴリー(SDGsとは?

Recommend

監督:清水ハン栄治
監督:ライケ・セリン・フォクダル、キャスパー・アストラップ・シュローダー
監督:ティム・コール
監督:ジャレッド・P・スコット

私は憎まない

ジャンル 平和 人権 多様性 生活医療 問題解決
時間 92分 製作年2024年  監督 タル・バルダ

平和と人間の尊厳を追求するガザ出身医師の誓い
3人の愛娘を殺されてもなお共存の可能性を信じ、ヒューマニティに基づき行動するガザ地区出身の医師、アブラエーシュ博士に迫るドキュメンタリー

▼5度のノーベル平和賞ノミネート、イゼルディン・アブラエーシュ博士について
https://unitedpeople.jp/ishall/dr

【文部科学省選定作品】
社会教育(教材)
青年・成人向き 国際性(国際理解・平和)
2024年9月11日認定

Screening Information

2025/04/20
[ 東京都 ] 日本生活教育連盟 上映会&学習会「平和を求める第一歩に」
2025/04/20
[ 千葉県 ] 二階シネマ第19回『私は憎まない』
2025/04/23 ~ 2025/04/23
[ 北海道 ] Compathシネマ vol.3「私は憎まない」
2025/05/10
[ 東京都 ] くらもとシネマ「私は憎まない」
2025/05/17 ~ 2025/05/18
[ 山形県 ] シネマシェア米沢第5回上映会

上映会 開催者募集

©Famille Abuelaish

About the film

~平和と人間の尊厳を追求するガザ出身医師の誓い~

「医療でイスラエルとパレスチナの分断に橋を架ける」。ガザ地区の貧困地域、ジャバリア難民キャンプ出身の医師で、パレスチナ人としてイスラエルの病院で働く初の医師となったイゼルディン・アブラエーシュ博士は産婦人科でイスラエル人とパレスチナ人両方の赤ちゃんの誕生に携わってきた。彼は、ガザからイスラエルの病院に通いながら、病院で命が平等なように、外の世界でも同じく人々は平等であるべきだと、分断に医療で橋を架けようとする。しかし2009年、両者の共存を誰よりも望んできた彼を悲劇が襲う。彼の自宅がイスラエル軍の戦車の砲撃を受け、3人の娘と姪が殺されたのだ。砲撃直後、博士の肉声をイスラエルのテレビ局が生放送し、彼の涙の叫びはイスラエル中に衝撃と共に伝わった。その翌日、博士は突然、テレビカメラの前で憎しみではなく、共存を語りだす。イスラエル政府に娘の死の責任を追求するも、決して復讐心や憎しみを持たない彼の赦しと和解の精神は、世界中の人々に感動を与え、“中東のガンジーやマンデラ”とも呼ばれる存在となる。しかし2023年10月7日のハマスのイスラエルへの攻撃、それ以降のガザへの攻撃を経て、彼の信念は再び試されることになる。

More info

悲劇を真の平和の実現のために

「医療でイスラエルとパレスチナの分断に橋を架ける」

ガザ地区の貧困地域、ジャバリア難民キャンプ出身の医師で、パレスチナ人としてイスラエルの病院で働く初の医師となったイゼルディン・アブラエーシュ博士は産婦人科でイスラエル人とパレスチナ人両方の赤ちゃんの誕生に携わってきた。「ユダヤ教徒、イスラム教徒、キリスト教徒の赤ちゃんの違いは?みんな同じく生まれたての赤ちゃんだ」「すべての人の平等、正義、自由の上に共存は可能である」と、共存が可能であることを自らの医療で体現してきた。彼は、ガザからイスラエルの病院に通いながら、病院で命が平等なように、外の世界でも同じく人々は平等であるべきだと、分断に医療で橋を架けようとする。しかし、両者の共存を誰よりも望んできた彼の赦しと和解の精神が、究極の試練にさらされる。

「暴力に暴力で対処しても、問題は解決しない。」

2009年1月、アブラエーシュ博士の自宅がイスラエル軍の戦車の砲撃を受け、3人の娘と姪が殺害されてしまうという悲劇が彼を襲う。砲撃直後、博士の涙の叫びの肉声はイスラエルのテレビ局で生放送され、イスラエル中に衝撃と共に伝わった。翌日、テレビカメラの前で、博士は突然憎しみではなく、共存について語りだす。その後、正義を求めてイスラエル政府を訴え、娘の死の責任を追求するも、決して復讐心や憎しみを持たずに、知恵と決意とレジリエンスを持ち続けた。彼の赦しと和解の精神は、世界中の人々に感動を与え、数え切れないほどの賞を受賞し、“中東のガンジー、マンデラ、キング牧師”とも呼ばれる存在となる。自伝『それでも、私は憎まない』は世界的ベストセラーとなった。しかし、2023年10月7日のハマスのイスラエルへの攻撃、それ以降のガザへの攻撃を経て、彼の信念は再び試されることになる。

【文部科学省選定作品】
社会教育(教材)
青年・成人向き 国際性(国際理解・平和)
2024年9月11日認定

Data

原題 I Shall Not Hate 製作年 2024年
製作国 カナダ・フランス 制作 Filmoption
配給 ユナイテッドピープル 時間 92分

Cast & Staff

監督 タル・バルダ 製作総指揮 マヤ・カデュー=ルイヤー、マルタン・カデュー=ルイヤー、マリーズ・ルイヤー
プロデューサー ポール・カデュー、マリーズ・ルイヤー、イザベル・グリッポン、タル・バルダ 原作
脚本 タル・バルダ、ジェフ・クライン、サスキア・デ・ボア 音楽 ロベール・マルセル=ルパージュ サウンドデザイン:マルタン・カデュー=ルイヤー
撮影 ハンナ・アブ・アサド 編集 ジェフ・クライン
キャスト イゼルディン・アブラエーシュ、クリスティアン・アマンプール、シュロミ・エルダー 他

Review(1)

25/02/13 11:46

ユナイテッドピープル さんのレビュー
感動 学び 泣ける

「この映画は、大切な人々を一瞬にして奪われ、泣き叫びながら「それでも」と立ち上がる一人の男性の軌跡です。その苦しみと信念に満ちた幾年がガザの外の人々に共有され、映画館の座席で追体験させてもらえることに、まず感謝したいと思います。 言葉では出てきても、なかなか形にはならない「平和」。いつかそれが実現されるとき、誰のためにどんな姿をしているべきなのか、改めてこの映画は考えさせてくれます。「それでも私は」と、一緒に立ち向かいませんか。」

並木麻衣日本国際ボランティアセンター(JVC)元職員/現ボランティア


「アナタは言えますか?
家族を殺され、同胞が殺されていく現実を
お墓すら作れない
遺体すら見つからない

犠牲になった人々は
亡くなった後も
天井のない牢獄の中に押し込めている

「全ての人のために “あの悲劇をプラスに変える”」

言えますか?
家族を殺されても
アナタは平和を願えますか?」

全文 https://unitedpeople.jp/ishall/cmt_shl 

サヘル・ローズ俳優・タレント


「今、ガザで起こっている悲劇に対して私たちは何ができるのか?

私は迷わず、この映画を観ること、そして、多くの人に観てもらうことだと言える。なぜなら、この映画は何が今ガザで起こっているかを明確に教えてくれるからだ。

ガザでの悲劇は2023年の10月7日に始まったことではない。それは70年以上前からパレスチナで続いてきた悲劇と憎しみの連鎖の劇的拡大だ。

2009年1月、ガザのジャバリヤキャンプでイゼルディン医師は3人の娘と姪を同時に失う。しかし、恐ろしいことに今のガザではそれさえもありふれたことになってしまおうとしている。

しかし、決してありふれてはいなかったこと、それは彼がその悲劇に見舞われた後も「私は憎まない」という意思を掲げ続けたことである。それは「私は殺さない。あなたも殺すな」という意思の表明ではないか。そして、それこそが「共存」を可能にする人間の意志なのだと思う。」

吉岡達也ピースボート 創設メンバー・共同代表


「生命と平和の重さに気づかせてくれる映画
イスラエルによる2009年のガザ攻撃で娘三人と姪を自宅への砲撃で失ったアブラエーシュ医師は、イスラエル国家の謝罪を求めて裁判を起こし、最高裁まで争った。裁判所は最後まで国の責任を認めないが、娘たちの死を無駄にしてはならない法廷で闘う父親の必死の思いが、一方でイスラエルとパレスチナの平和を実現しようとする活動とつながっていることが納得できる。それはガザの難民キャンプに住みながら、イスラエルの病院でも働き、人間の誕生に立ち会ってきた産婦人科医としての信念でもあるだろう。いま、ガザで何万という民間人、子供たち、女性たちが虫けらのように殺されていく中で、生命と平和の重みに気づかせてくれる映画である。」

川上泰徳中東ジャーナリスト


「ガザの日常、家族の日常。あまりにも残酷に、国際法違反を臆面なく犯す国家や勢力。アブラエーシュ博士の生きざまに限りない尊敬、そして希望を見出す。」

土井香苗国際人権弁護士

一覧 https://unitedpeople.jp/ishall/rv

レビューを投稿

800文字以内でご入力ください

             

cinemoメンバーに登録してレビューを投稿しよう!

上映会主催者の声

上映会を主催された方の声を紹介します
正攻法での抵抗は実を結ぶのか
中津川アクション 2025年02月01日
ガザ出身のアブラエーシュ医師のドキュメンタリー『私は憎まない』は、娘たちをイスラエル軍に殺された医師個人と、一つの家族の話ながら、一昨年のハマスの奇襲から現在のガザ・ジェノサイドにつながる背景を、誰でも我がこととして想像してみることができる作品でした。
イスラエルの抑圧に対し、武力は使わない、もう一つの正攻法での抵抗(闘い)を描いていると思います。個人が、世論を巻き込みパレスチナへの理解を深めてもらうには、この方法しかないと博士は考えたのではないでしょうか。映画の狙いもそこではないかと感じました。また、人間個人ではなく、世界のシステムに問題があるとの訴えも含まれていたように思います。

上映後の交流会(ディスカッション)では、「大変重い映画だった」「映画のタイトルから想像していた内容とはまったく違っていた」「アブラエーシュ博士はとても頭のいい人だ」「イスラエルは、そもそもパレスチナとの架け橋になるような人物は邪魔なのではないか」「国に抗えない司法は日本も同じだ」などの感想が上がりました。また、終盤のアブラエーシュ博士のモノローグで一箇所、みんなで考え込んでしまった部分がありました。一家がカナダにわたり移民としてカナダに馴染んでいくことに対する博士の娘さんの言葉にも考えさせられました。

たくさんの人に見てほしい映画でした
京都YMCA 2025年01月24日
京都YMCAの会員を主な対象に広報をしたのですが、当日映画を見に来られたのは、会員外の方がほとんどでした。
映画の前半部分は、状況の説明が多く、家族の説明やアブラエーシュ博士の生い立ちなど。見ている人も少し退屈な様子でしたが、途中から緊迫した状況が伝わって来てどんどん引き込まれていく内容でした。
 イスラエルとパレスチナの間の非対称の力関係の中で起こる不条理の世界が生み出す憎しみと暴力。そしてその憎しみの連鎖の延長線上に今、ガザで起きていることが結び付いている現実感がありました。そんな状況下で平和を訴えることの困難さと、それでも平和を築こうとする博士とその家族、そんな彼らを取り巻く人々の想いなど、いろいろと考えさせられる内容でした。上映終了後の来場者の皆さんの表情もそのような複雑な感情が読み取れました。
もっと多くの方に見てもらいたいと思わされる映画でした。
会場の広さの制約があったため会員外への広報をあまりしていなかったのですが、対象を広げ一般の方にもっと来ていただいた方が良かったと上映してみて思いました。

上映して良かった!
上映会Anjo 2025年01月18日
今、この時に、イスラエルの攻撃に悲憤するガザの現実を、多くの市民と共有できて良かったと思います。戦争は、絶対反対!!誰も殺すな!誰も殺されるな!!

憎まないと許すは違う
参加者の人たちの多くは、「許すことなんでできない」と言っていました。わたしは「許してはいないと思う。憎まない、とすることの先を見ているんではないでしょうか」話しました。
そういう対話ができた時間でした。

「憎まない」響き祈り行動するサポートと熱い想いに満ちた上映会
映画「私は憎まない」とアフタートークショー(12/29目黒)たくさんの方々にご来場頂き、満席での上映となりました。アブラエーシュ博士ご本人との中継トークも、無事行われました。開催約一週間程前からは多くの方に告知のシェア拡散いただき、また当日は思慮深い会場の方々と、博士、ガザの想いの熱い交流が出来ましたこと、本当に感謝いたします。本イベントでの博士の言葉は、毎日新聞さんの元旦社説に引用掲載いただきました。

「憎まない」という生き方を貫く博士に触れることはもちろんですが、この映画のタイトルを目にするだけでも、人間的な平和追求に対し、一人ひとり胸に手を当てる多くの問いかけがあったことがわかりました。主催としては、大切な家族や友人と来てほしいと呼びかけ、人道としての実感が持てるよう働きかけてみました。「自己の行動を過小評価しないで」との博士のメッセージは多くの方に響いたようで、それぞれ、持ち帰っていただいたことはオンラインアンケートに感想としてたくさんお寄せ頂いてます。

関根さんのオンライン登壇では、博士は「たくさん、『希望』という言葉を使われ、パレスチナの人が生きている限りそこに希望がある」と、国際社会に訴え、NGOの活動を応援し、また個人では上映会やパレスチナ刺繍を買い、シェアするなど、具体的な提案の数々をいただき、パレスチナ子供のキャンペーンの手島さんは、終日会場にお付き合いくださり、通訳、現地報告、リアルな状況心情を動画でシェアいただきました。遠い存在になりがちだったガザに対して何ができるのかという問いに少しでも答える機会は有り難く、しかし、2023年からの戦争以前の映画の内容だけでも凄惨だったところに、それ以上に廃人と化すガザの現場が伝わったことは印象的だったかと思います。

博士は、パレスチナ、また声なき声のため、万人のため平和の到来のため、不正を正す声をあげることは、われわれの子供たち未来のための行動だと強く仰ってくれました。博士や、ユナイテッドピープルさん含め、日本の方々の心へ届くよう、関係者全員、全力でサポートくださりました。会場に訪れてくださった皆様、投稿をシェアしていただいた方々、全ては、平和への想いの一心だったと実感しています。年末のお急しい中、ご参加、ご協力いただき、重ねて、ありがとうございました。

2024年の博士来日で知り合う機会をいただき、どうしても年内に実現させたい気持ちでの上映企画でした。スタッフ一同、この機会を種とし、さらに平和活動に精進する所存です。どうぞ今後もよろしくお願いします。

東京天人:ガザ映画「私は憎まない」上映会企画(今在家祐子)