老朽化した都市中心にある巨大なゴミ処理施設をどうする?
“未来都市とサステナブルな環境づくりは両立可能”と建築家ビャルケ・インゲルスは
コペンハーゲンに“人工の山”を出現させる奇想天外なアイデアを打ち出した。
Screening Information
- 2024/12/14 ~ 2024/12/14
- [ 東京都 ] 第207回銀座ソーシャル映画祭 x デモクラシーフェスティバル・ジャパンx 第22回プロギング
News
- 2023/05/19
- 6月1日発売!映画『コペンハーゲンに山を』教育機関用DVD予約受付開始!
- 2023/03/24
- スキーが楽しめるゴミ処理発電所?『コペンハーゲンに山を』4月より年間ライセンス上映可!
- 2023/01/23
- 上映しませんか?『コペンハーゲンに山を』、2月より上映可能に!
- 2023/01/20
- 『コペンハーゲンに山を』1/26(木)シュローダー監督上映後トーク&初日トーク動画のご案内
©2020 Good Company Pictures
About the film
コペンヒル。世界初!スキーが楽しめるゴミ処理発電所へようこそ!
2011年、デンマークの首都コペンハーゲンにある老朽化したゴミ処理施設建て替えのコンペ結果発表会が行われた。白羽の矢が立ったのは、デンマークのスター建築家ビャルケ・インゲルス率いるBIG建築事務所。彼らのアイデアは飛び抜けて奇抜で、巨大なゴミ焼却発電所の屋根にスキー場を併設し、コペンハーゲンに新たなランドマークを作るというものだった。しかし、カメラは完成までの過程で、苦難の連続を追うことになる。ゴミ焼却発電所とスキー場はどう建造物として共存出来るのか?次々と疑問や課題が山積みになっていくが、難題を乗り越え2019年10月、コペンハーゲンにスキーが楽しめる「コペンヒル」が誕生。ゴミで再生可能エネルギーを作る最新鋭のゴミ焼却発電所で、年間3万世帯分の電力と7万2000世帯分の暖房用温水を供給する。誰もが行きたがらないゴミ処理施設が、誰もが行きたがる夢の施設になったのだ。
More info
ここはコペンハーゲンに出現した新たな観光名所。
ゴミ処理発電所でありながらスキー場を併設する世界初で世界最大規模の建造物!
スター建築家ビャルケ・インゲルスがクレイジーな発想でコンペを勝ち抜く
2011年、デンマークの首都コペンハーゲンにある老朽化したゴミ処理施設建て替えのコンペ結果発表会が行われた。満場一致で優勝者を発表する際、アマー・リソース・センターCEOのウラ・レトガーは歌い出すほど興奮していた。白羽の矢が立ったのは、デンマークのスター建築家ビャルケ・インゲルス率いるBIG建築事務所。彼らのアイデアは飛び抜けて奇抜で、巨大なゴミ焼却発電所の屋根にスキー場を併設し、コペンハーゲンに新たなランドマークを作るというものだった。しかし、カメラは完成までの過程で、苦難の連続を追うことになる。ゴミ焼却発電所とスキー場はどう建造物として共存出来るのか?予算内に完成出来るのか?次々と疑問や課題が山積みになっていく──。
誰も行きたがらなかったゴミ処理場が観光名所に!
難題を乗り越え2019年10月、コペンハーゲンに新しい“山”が誕生。完成に9年。かかった費用は約5億ユーロ。デンマークの景色を楽しめるこの山「コペンヒル」の標高は85m、全長450mでゲレンデ幅は60m。4つのリフトでスキーが楽しめる。ゴミで再生可能エネルギーを作る最新鋭のゴミ焼却発電所で、年間3万世帯分の電力と7万2000世帯分の暖房用温水を供給する。屋上にはレストランやハイキング・ランニングコース、壁には世界一高い85mのクライミングウォールが設置されている夢のような施設だ。誰もが行きたがらないゴミ処理施設が、誰もが行きたがる夢の施設になったのだ。
Data
原題 | Making a Mountain | 製作年 | 2020年 |
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製作国 | デンマーク | 制作 | グッドカンパニーピクチャーズ |
配給 | ユナイテッドピープル | 時間 | 51分 |
Cast & Staff
監督 | ライケ・セリン・フォクダル、キャスパー・アストラップ・シュローダー | 製作総指揮 | |
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プロデューサー | カトリーヌ・A・サールストロム、キャスパー・アストラップ・シュローダー | 原作 | |
脚本 | ライケ・セリン・フォクダル、キャスパー・アストラップ・シュローダー | 音楽 | ラスムス・ウィンター・イェンセン |
撮影 | ヘンリク・ボーン・イプセン、ユッタ・マリー・イェッセン、キャスパー・アストラップ・シュローダー他 | 編集 | ライケ・セリン・フォクダル |
キャスト | ビャルケ・インゲルス、ウラ・レトガー他 |
Review(0)
上映会主催者の声
今月は「公共建物—破壊と創造にユーモアを♡」ということで、前半に「ダムネーション」と後半に本作品を上映しました。
一か月半前くらいにSNSで告知しますが、北欧に興味がある方、建築業界の方、関心をもってきてくださいました。主催者として、市のダム管理課へもチラシをもって伺いましたが、こちらの反応は特にありませんでした。
1時間弱の作品なので、あっという間に建物が出来上がります。字幕を頼りに観るにはストーリー展開が早く、少々理解が難しいところがありました。上映後「日本ではこんな施設は無理よね...」と意見でましたが、参加者にいなかった学生さんなど若い世代が観たら、どんな感想が聞けたかなと想像してしまいます。
前例のないことにチャレンジすること、新しいアイディアを肯定すること、よい刺激をもらえる作品でした。
感想は、素晴らしい!よりもこのような巨大人工物を作ること自体がエゴではないか、という意見が多かった。