予約の取れないレストラン“シェ・パニース”のオーナーで、エディブル・スクールヤード(食育菜園)の創始者アリス・ウォータース。
世界中の料理人と教育者に影響を与える彼女が信じる「おいしい革命」とはー?
「食べ方を変えれば、人の価値観、そして社会が変わります。
さあ、皆で動きましょう。気候変動を止め、地球と私たち自身の健康を回復するために。」
ー アリス・ウォータース
Screening Information
- 2025/07/17
- [ 神奈川県 ] みどりアートパーク上映会「食べることは生きること」
- 2025/07/21 ~ 2025/07/21
- [ 奈良県 ] 「食べることは生きること」上映会と特別講演会
- 2025/07/21 ~ 2025/07/21
- [ 福井県 ] 午後の部/ランチ付きでゆったり映画時間ー夜の部/ドリンク片手に映画を楽しむ夜
- 2025/07/25 ~ 2025/07/27
- [ 福岡県 ] 7/27㈰シネマ&マルシェ @糸島まるゐと
- 2025/08/23 ~ 2025/09/27
- [ 福岡県 ] Dr.あきこ出版記念イベント
News

©2024 アリス映像プロジェクト/Ama No Kaze
About the film
全米で予約の取れないレストラン シェ・パニースの創始者でありオーガニックの母と呼ばれるアリス・ウォータースと日本国内、カリフォルニアへとおいしい革命の探究へと向かうドキュメンタリー。
More info
<「おいしい革命家」アリスのはじまり>
1971年、カリフォルニア州バークレーにアメリカで初めて、地域の農家と食べ手を直接つなぐフランス料理店「シェ・パニース」が開店した。旬を生かした料理と気取らないあたたかさで客をもてなし、予約の取れない人気店となった「シェ・パニース」。その在り方はのちに「地産地消」「ファーマーズ・マーケット」「ファーム・トゥ・テーブル」というコンセプトに発展し、世界中で知られるようになる。そんな「シェ・パニース」のオーナーの名前は、アリス・ウォータース。半世紀をかけて、世界中の料理人と教育者に影響を与え、「オーガニックの母」「おいしい革命家」と呼ばれるようになった。
<日本の給食や生産者、料理人との出会い>
2023年、アリスの集大成となる書籍『スローフード宣言 ー食べることは生きることー』(海士の風)の出版1周年を記念して、著者来日ツアーが開催された。アリスが日本各地を訪れ、学校給食を味わい、大地の守り手である生産者、料理人と触れ合っていく。そこで語られる力強い言葉と、彼女のまなざしが日本の「美しさ」を浮き彫りにする。日本、そして彼女の拠点であるカリフォルニア・バークレーでの取材を通じて、「おいしい革命」の探求へと向かう。
未来につなぐための映画は、きっとあらゆる人の食卓を変えていく。
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Data
原題 | We Are What We Eat ー A Delicious Solution of Alice Waters | 製作年 | 2024年 |
---|---|---|---|
製作国 | 日本 | 制作 | 海士の風 |
配給 | ユナイテッドピープル | 時間 | 66分 |
Cast & Staff
監督 | 田中順也 | 製作総指揮 | |
---|---|---|---|
プロデューサー | 長谷川ミラ、田中順也、阿部裕志、小野寺愛 | 原作 | |
脚本 | 音楽 | ||
撮影 | 田中順也 | 編集 | 田中順也 |
キャスト | アリス・ウォータース、真鍋太一、スペンサー・ヒューイ、ロス・カナード、レベッカ・ボッツェリ、宇井裕美、ジェローム・ワーグ、中東久雄、松場登美、エスター・クック、ニック・リー |
Review(1)
上映者の声
感想のシェアリングも有意義なステキな時間でした。
アリスさんの「ファーマーズファースト」の素晴らしさたるや。
私も農家さんに最大限のリスペクトを送りつつ
パン店を営んでいます。
材料は、おいしく、身体に良いものを食べていただきたく、揃えられる材料は国産有機栽培のものや顔が分かる生産者さんのものをできるだけ近くからを選んでいます。
なので、アリスさんの考え方には共感しかありません。
観てくださった皆さまは、農家さんや医療関係者、教育従事者、レストランオーナーなど、普段から食に対してきちんと考えていらっしゃる方ばかりで、様々な感想が出ましたので、ご紹介します。
・SDGsに感謝がないのはその通りで、感謝こそ大切。
・農家ではない分、野菜などをきちんと選んで購入したい。
・アリスさんがずっと笑顔なのが印象的でした。
・孫がパセリ入りの卵焼きが大好きで、というのも自分で庭から採って、それを使うので。遊びのもとに学ぶことの大切さを感じている。
・本物を選ぶ、足元の宝を見る、生きていく丁寧さを実践していきたい。
・食はつながりなので、顔が見えるものを意識して食べたい。
・地産地消など、お金を使う相手を選びたい。
・本を読んで参加した。食品の元の材料から選べたら未病にも繋がる。(医療関係者)
・食べ物を選ぶことが、身体も地球も良い方にも悪い方にも向かう。
・15年前にシェパニーズを訪れた時に、食の印象が変わうぃ、食材のおいしさを感じられるようになった。アリスさんは、食を通して、政治にコミットし、社会を変えている点が素晴らしい。
・食べられる森をつくろうとしている。野草などの知識を身につけ、実践したい。
・子ども園の給食費を他園より値上げして、いい食材を選んでいる。未来を作る子どもたちには必要。税金の使い方も考えてほしい。(教育従事者)
など活発な意見交換もでき、良い時間になりました。
当店の理念にも合う作品ですので、
定期的に上映していきたいと思います。
ありがとうございました。
ドキュメンタリー映画の醍醐味は、やっぱりその内容に触発されて、観た人が何らかのアクションを起こすことだと思います。だからこそ、シェア会でのそのような展開は嬉しくもありました。
生産者と料理人、生産者と消費者が直接つながることがカギなんだと解釈して、CSAだけじゃなくSSAという仕組みを学び、我々の小さな(しかし広い)村だからこそできるSSAのような仕組みを作れないものか、しかしそれにはあまりにも現状を知らなさすぎるという気付きを明らかにして共有したところで時間切れとなりましたが、残された時間はそんなに多くないという焦燥感も残りました。アリスさんの人生をかけた取り組みを咀嚼しながら、自分にもできることをひとつずつ前に進めようと思わせてくれた気分です。
エディブルガーデンも羨ましい。すぐできることとして、余った籾種を、バケツ稲(で育てる体験)のお誘いに、配ることにした。