食の大切さを始め、生産者さんの想い、料理人の方の姿勢、シェ・パニースの魅力、アリスさんの人柄など感想は様々な角度から出ました。一方、現在のファストフードがもてはやされる世間の潮流にどんなことができるのか、疑問も出ましたが、それぞれが小さいながらも毎日の生活の中で何かに取り組みたいという前向きな意見がほとんどでした。食べ物を持ち込んでの対話だったこともあり、終始和やかで、古民家という場所も相まって穏やかな時間を過ごすことができました。
予約の取れないレストラン“シェ・パニース”のオーナーで、エディブル・スクールヤード(食育菜園)の創始者アリス・ウォータース。
世界中の料理人と教育者に影響を与える彼女が信じる「おいしい革命」とはー?
「食べ方を変えれば、人の価値観、そして社会が変わります。
さあ、皆で動きましょう。気候変動を止め、地球と私たち自身の健康を回復するために。」
ー アリス・ウォータース
Screening Information
- 2025/03/08
- [ 長野県 ] 「食べることは生きること ~アリス・ウォータースのおいしい革命~」上映会
- 2025/03/08 ~ 2025/03/08
- [ 愛知県 ] にっしんスタジオアグリ「FOOD EDUCATION」
- 2025/03/14
- [ 神奈川県 ] 映画『食べることは生きること~アリス・ウォータースのおいしい革命』上映会
- 2025/03/20 ~ 2025/03/20
- [ 埼玉県 ] オーガニックビレッジ小川町で上映会&ランチ会
- 2025/03/22
- [ 東京都 ] SDGsシネマ「明日塾」『食べることは生きること ~アリス・ウォータースのおいしい革命~』
News

©2024 アリス映像プロジェクト/Ama No Kaze
About the film
全米で予約の取れないレストラン シェ・パニースの創始者でありオーガニックの母と呼ばれるアリス・ウォータースと日本国内、カリフォルニアへとおいしい革命の探究へと向かうドキュメンタリー。
More info
<「おいしい革命家」アリスのはじまり>
1971年、カリフォルニア州バークレーにアメリカで初めて、地域の農家と食べ手を直接つなぐフランス料理店「シェ・パニース」が開店した。旬を生かした料理と気取らないあたたかさで客をもてなし、予約の取れない人気店となった「シェ・パニース」。その在り方はのちに「地産地消」「ファーマーズ・マーケット」「ファーム・トゥ・テーブル」というコンセプトに発展し、世界中で知られるようになる。そんな「シェ・パニース」のオーナーの名前は、アリス・ウォータース。半世紀をかけて、世界中の料理人と教育者に影響を与え、「オーガニックの母」「おいしい革命家」と呼ばれるようになった。
<日本の給食や生産者、料理人との出会い>
2023年、アリスの集大成となる書籍『スローフード宣言 ー食べることは生きることー』(海士の風)の出版1周年を記念して、著者来日ツアーが開催された。アリスが日本各地を訪れ、学校給食を味わい、大地の守り手である生産者、料理人と触れ合っていく。そこで語られる力強い言葉と、彼女のまなざしが日本の「美しさ」を浮き彫りにする。日本、そして彼女の拠点であるカリフォルニア・バークレーでの取材を通じて、「おいしい革命」の探求へと向かう。
未来につなぐための映画は、きっとあらゆる人の食卓を変えていく。
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Data
原題 | We Are What We Eat ー A Delicious Solution of Alice Waters | 製作年 | 2024年 |
---|---|---|---|
製作国 | 日本 | 制作 | 海士の風 |
配給 | ユナイテッドピープル | 時間 | 66分 |
Cast & Staff
監督 | 田中順也 | 製作総指揮 | |
---|---|---|---|
プロデューサー | 長谷川ミラ、田中順也、阿部裕志、小野寺愛 | 原作 | |
脚本 | 音楽 | ||
撮影 | 田中順也 | 編集 | 田中順也 |
キャスト | アリス・ウォータース、真鍋太一、スペンサー・ヒューイ、ロス・カナード、レベッカ・ボッツェリ、宇井裕美、ジェローム・ワーグ、中東久雄、松場登美、エスター・クック、ニック・リー |
Review(1)
上映会主催者の声
食の大切さを始め、生産者さんの想い、料理人の方の姿勢、シェ・パニースの魅力、アリスさんの人柄など感想は様々な角度から出ました。一方、現在のファストフードがもてはやされる世間の潮流にどんなことができるのか、疑問も出ましたが、それぞれが小さいながらも毎日の生活の中で何かに取り組みたいという前向きな意見がほとんどでした。食べ物を持ち込んでの対話だったこともあり、終始和やかで、古民家という場所も相まって穏やかな時間を過ごすことができました。
今では、カットされ、消毒された野菜がスーパーに並んでいたり、給食にもオーガニックではない野菜が使われているのが当たり前になっている。
もちろん、オーガニック野菜を作り、販売している農家さんも身近にはいるが、スーパーで購入するほど手軽ではない。
近い未来に、再びオーガニックでローカルな野菜が、日々の生活でも、学校給食でも当たり前になる日が戻ってくるように、自分たちができる選択をしていきたいと考えさせられた上映会となりました。
食について、農家さんたちのことについて、知らなかった事もたくさんあってとても勉強になりましたし、なにより美味しいものはみんなを笑顔にしてくれますね!
参加された方からの感想をご紹介します。
➀ユナイテッドピープルの映画はとても勉強になるものが多く、木更津市がオーガニックシティであることを改めて見直す時間になりました。
②美しい里山の風景に感動しました。日本人として誇りに思う内容でした。きちんと農家さんを支えていこうと思いました。
③食べる事生活することで選ぶことが農業や日本を変えていけると感じました。日本に生まれて幸せなのを再確認しました。
④直接農家さんより購入させて頂いたりもしていますが、さらにとの想いが強くなりました。次の世代によりよい地球を渡せたらと。
⑤自然素材をコンセプトとされているおしゃれで素敵なモデルハウスでこの映画を観られてとても良かったです。アリスが言っていたように日本からも環境と食の大切さ、感謝などを理解し、行動する人が多くなるよう小さなことから行動していこうと思います。
⑥食についての意識が向いていたタイミングだったのですごく共感できる映画でした。モデルハウスの間取りがすごく暮らしやすそうで心地が良かったです。ベアーズさんのお話も活動素晴らしかったです。今度お店に伺いたいと思いました。
⑦ベイエリアに5年程住んでいたことがあり、シェパニーズの存在も知っていました。今回アリスのお人柄や活動を知れただけでなく、日本でもその継承が起こっていることが知れて感動しました。
⑧お米は農家さんから直に買ってます。食べることは毎日のこと。毎日のなかで一番大切なこと。の思いをこれからも継続していこうと改めて。
⑨見たかった映画をこのタイミングで見れて良かったです。ハートに響きました。
⑩おにぎりもお味噌汁もとても美味しかったです。このような場を設けて頂きありがとうございました。
上映後の交流会は地域で自然農法を普及している長老、若手の就農者、自然派保育園の調理師や先生、有機野菜の販売者、市議などを交え意見交換がなされました。オーガニックおやつとお茶を一緒にいただきながら有意義な時間になりました。
蛇足ながら私はこの作品のサポーターでもあります。
エンドロールで「保養整体室えんじゅ」を皆で発見できた事も大きな喜びになりました。
理想を語るだけでない実践者のドキュメンタリーには説得力と希望に満ちていました。末永く沢山の地域で上映されて欲しいと願っています。

子どもたちの食をよくするには、給食を良くすれば良い
farmers first
初めて観た際、アリスさんの言葉から、私にできることはこの上映会を繋ぐことだ、と感じました。
市を交えて開催したい、という想いから市議会議員さんに協力して頂き、教育委員会に後援して頂き、市内の小中学校へ一斉メール告知をして頂きました。
たくさんの方に観て頂きたかったので、ミニマルシェを行い、地元の有機野菜や、それらを使ったお弁当の販売などをして頂きました。farmers firstの考えを大切に、出店料等は頂かず、循環を大切にしていきたいことをお伝えしました。
ご参加の皆様には、改めて農家さんに感謝しようと思った、給食の質が良くなってほしい、という想いと共に、自分ができることからしよう、何を選んで食べるかを、もっと大切にしよう、などというご感想を頂きました。
市政と市民を結ぶ機会にとてもふさわしい映画で、一人一人が何ができるか、考えるきっかけになりました。
エディブルガーデンも羨ましい。すぐできることとして、余った籾種を、バケツ稲(で育てる体験)のお誘いに、配ることにした。