自分の好きな道にまい進してる人。
30年以上続くNPO法人を最近引き継がれた友人。
地域のために、子どもたちのためにと動いてきた人。
どんな子も存在を認めてもらえる社会と場所があってほしいと活動する人…。
個人だったり、所属する団体はバラバラでしたが、共通していたのは何かに追随するのではなく、自分から何かアクションを起こした人。ゼロからイチを始めた人。
そして、この社会を地球を良くしたい、という思いが共通していました。
良いこととわかっていても、ひとつのことを続けるって大変なことです。勇気もいること。だから、みんな別々の活動だとしても、共にがんばろうね、そういう意味を込めて。
立ち上がる勇気、何かを始める力を共に感じたくて、この映画を選びました。
映画に出てくる時代の空気感は、ひと昔前のものに感じました。そのくらい、今は「社会をよくしよう」と「経済活動」がそう離れたものではなくなっている…というか、取り立てなくても当たり前の前提になっているのを感じました。
そして、この映画にも出てきたキーワード、
“寄付”や“買い物は投票”といった消費行動。これらがまた、次に観たい映画へと繋がっていくのを感じました。
例えば、「グリーン・ライ エコの嘘」や「ザ・トゥルー・コスト」や「ポバティー・インク(あなたの寄付の不都合な事実)」
こうして思考や行動を変える力、そういうものが一本の良質な映画にはあるのを感じます。更にそこから、次に観たい映画に繋がっていく。点が線になっていく過程を楽しめるのも、単発ではない上映会ならではと感じました。
また、映画を観終わったあと、希望者でランチを囲みながらのシェア会、これが大変楽しい時間でした。
こんな捉え方があったか~!という自分にはない視点。
私が発することに共感してもらえたときの喜び。
一人で映画鑑賞するときには得られない、深い生き方への投影となりました。
3人の社会起業家を軸に、時系列で彼らとビジネスの成長を描くドキュメンタリー。
彼らを取り巻くエコシステムも丁寧に描かれている。
起業した想いや、課題をクリアしてビジネスを拡大させたり、環境の変化に伴ってビジネスモデルを転換している姿などが描かれている。応援したい気持ちになる。
また、世界の富のあまりの不均衡についても映画の中で折に触れて説明がされている。
そんな中でたたかう3人の起業家がとても頼もしい。
元気をもらえる映画。