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バレンタイン一揆

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バレンタイン一揆

ジャンル 平和 政治経済 人権 問題解決 その他
時間 64分 製作年2012年  監督 吉村瞳

チョコレートの原料、カカオ豆を、どこで誰がつくっているのか、あなたは知っていますか? ガーナで児童労働の問題と出会い、悩み、闘った、日本の女の子たちの物語。

Screening Information

2025/02/02
[ 埼玉県 ] ここさんぽ「バレンタイン一揆」映画上映会

上映会 開催者募集

About the film

児童労働って?フェアトレードって?
小さな一歩をふみだした、日本の女の子たちの奮闘記。

“チョコレートの原料、カカオ豆を、どこで誰がつくっているのか、あなたは知っていますか?”日本の普通の女の子3人が、アフリカのガーナで出会ったのは、たくさんの子どもたちがカカオ農園で働かされ、学校に通うこともできない「児童労働」という現実でした。バレンタインデーに、フェアトレードでつくられた、ほんとうに愛のあるチョコレートを、日本のみんなに選んでほしい。彼女たちは動き出しました。イベントの名は、「バレンタイン一揆」。果たして、彼女たちの想いはみんなに届くのか??これは、児童労働の問題と出会い、悩み、闘った、日本の女の子たちの物語です。

More info

ガーナで児童労働の問題を知った、日本の普通の女の子3人は、動き出す。バレンタインに、チョコレートを通して、世界の問題について考えること。フェアトレードでつくられ­たチョコレートをちゃんと買うこと。それこそが、バレンタインにすべき、大切なことなんだ、と。そして、みんなでフェアトレードのチョコレートを買う「バレンタイン一揆」­というイベントを企画。2月11日、「バレンタイン一揆」当日、彼女たちの想いはみんなに届いたのか・・・。

※ACE設立15周年記念として制作。

Data

原題 バレンタイン一揆 製作年 2012年
製作国 日本 制作 博宣インターナショナル
配給 配給協力:ユナイテッドピープル 時間 64分

Cast & Staff

監督 吉村瞳 製作総指揮 小林聡
プロデューサー 並河進(企画) 斎藤雅隆(統括)森元直枝 富岡洋一(企画協力) 原作
脚本 音楽 中村公輔(音楽監督) 主題歌「僕なんて」音楽協力:Q.,Ltd 株式会社キュー
撮影 小林聡 編集 吉田博 
キャスト 梅田麻穂 藤田琴子 志賀アリカ

Review(5)

14/05/26 21:08

abx155 さんのレビュー
カカオ豆がどうやって作られてるか恥ずかしながら今まで知りませんでした。この映画を見て児童労働の問題に気付かされました。きっとこれは氷山の一角なのでしょう。でもその一角を知れてよかったです。
自分の知らない社会問題と向き合いたい、そんな方におすすめの映画です。

23/12/21 21:18

ひろんた村母屋 さんのレビュー
学び
学生時代に自分の境遇と全く異なる育ち方をする子供たちと出会う経験は、その後の行動や考え方に少なからず影響を与えると思います。それを直に体験した彼女たちは、直ぐに行動を起こすのですが、そうでない大勢の人たちとのかみ合わなさもドキュメンタリーならではでしょう。おそらく、社会人になって幾年か経つであろう彼女たちが、どんな大人に成長しているのかも知りたくなりました。

14/05/13 11:35

うっちー さんのレビュー
感動 元気 学び
本当に普通の女の子たちが、ガーナの児童労働の現状を実際に見て体験して、心を動かされ、日本に帰ってきて、自分たちのアイデアや力で、何かを変えていこうとする姿勢に心打たれました。大きな経済の流れの中から言ったら、すごく些細な運動かもしれないけれど、学生時代に、涙を流し、汗を流して、地球の裏側の子供たちのために本気になって動いたことは、彼女たちの人生を変えていくのだろうなと思いました。児童労働やフェアトレードのことについても、とてもわかりやすく学べる内容となっています。

14/12/12 10:57

とん星 さんのレビュー
学び
カカオ豆生産の現場と児童労働の関わりを知るための入門編としても分かりやすい。その現実を見た普通(の中でもちょっと社会問題に関心が高いほう)の女の子たちの心の軌跡がこの映画のストーリーです。彼女たちが帰国後直面する、「直に触れた者」と「そうでない人たち」の温度差は、児童労働だけじゃなくどんなことにも普遍的に存在する課題なんじゃないかと思います。

16/01/15 21:58

渡部建具店 さんのレビュー
学び
私はチョコレートが大好きです。
一時期、毎日のようにチョコクロを食べていて、もう若くもないのにこれはイカン!と
一念発起してスイーツ断ちしたことを遠い目で思い出します。(チョコクロは今も食べてません)
フェアトレードに関する映画、ということで上映することにした「バレンタイン一揆」の再生確認をおこなったのですが、
昔からバレンタインに限らずイベント事に全く興味がない私は、冒頭の
「バレンタインは世界中が愛に包まれる日」
というナレーションを聞いてブルーレイディスクを畑の彼方へと鹿煎餅のように投げようかと思いました。
しかし、そんなことしなくてよかった。
映画は、チョコレートの原料であるカカオの主要生産国ガーナへのスタディツアーに参加した18,19歳の女性3人を中心に描かれています。
児童労働の現実と、その状況を改善しようとする大人たちの動き、教育への真摯な姿勢等、
映し出される映像はツアーを疑似体験させてくれます。
現地の人たちの暮らしを目の当たりにした三人の反応も、
同じく不平等なシステムの上に無自覚に乗っている日本人だからか共感することが多く、
それも映画にのめり込めた一因だと思います。
この映画は、
オーガニックかそうでないか、原材料はピュアか、環境配慮はしてあるか、だけでなく、
児童労働といった生産現場への思いを馳せることが大事であると再認識させてくれました。

チョコ好きのあなた、ぜひ一見を〜

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上映会主催者の声

上映会を主催された方の声を紹介します
児童労働と教育の大切さ
ぴーすシネマ 2024年07月21日
上映会の後は「児童労働について小学生制作の動画及び新聞発表」「カカオをキロを体験しよう」「教育の大切さワークショップ」「児童労働の子供達朗読」と盛りだくさんの内容でした。

途上国の問題ではなく、先進国側の問題?
◎世界と日常が切り離されている、繋がっていないと感じた。映画シーンの「私たちは常日頃から感じている問題、感じ方が違う」という発言、私も意識しておかないといけないと感じた。辛い労働だけでなく体罰や虐待がないのか気になる。

◎「安いものがいい」という日常がある。適正価格とは何なのか考えさせられた。考えて買いたいが、一方で物価高もあり、安い方を選んでしまう自分がいる。世界と繋がってもいるし、分断されていると感じた。

◎バレンタインのチョコだけでなく、節分の豆、恵方巻、ひな祭り…と、スーパーに特売コーナーがつくられる。売れ残った商品はどこへ? 映画から12年、3人がいまどうしているのか気になる。

◎「よりよい生活をするために教育が必要」というシーンがあったが、日本では学校では不登校などの問題もあり、教育のありかたについて考えさせられた。映画の子どもたちは、目がキラキラしていたのが印象的。元教員として自責の念を覚えた。

◎女子学生3人はどうやってACEにたどり着いたのか? 「気づくのはキツイ」という言葉が印象に残った。知らずに過ごす人が多い中で、使命感で前に進んでいく姿を見て、すごいなと感じた。フェアトレードの農園と周りの一般の農園とのギャップがどうなっているか気になった。フェアトレード、もっと広がっていかないといけない。私たちの労働もフェアではないと感じている。

◎以前途上国で仕事をしていて、児童労働の現場を知っている。先進国と途上国とで視点が違う中で「支援」とは何か考えさせられた。「見映えがいい」「おいしい」「安い」などの理由で買っている人が多く、「裏側」が見えていない。大人は情報を取りに行けるが、子どもたちはどうなんだろう?

◎3人の女性から元気をもらえた。バレンタイン一揆がうまくいかなく悔しがっていたけど、自分には影響があった。「高いけど買う」というのが、もっと気持ちよく買えるようになった。現地の人がチョコレートを食べたことがなかったということにビックリした。お互いが顔が見える関係になったらいい。

◎モヤモヤが残った。学校に行くのがいいというのはそのとおりだけど、教育の中身はどうなんだろう? 教育の結果”偉く”なるだけだったら、現状は変わらないのではないか? 「夢がない」と泣く必要はないと思う。

◎村の子どもたちはいまどうしているのだろうか? 女子学生3人の中の1人と知り合い。彼女はいま、子どもたちの居場所づくりの活動をしている。2011年にカンボジアへ行ったことがあり、車に子どもたちを詰め込んで衣料品工場へ連れていく現場を目にした。「安ければいいのか」と思ったが、忘れてしまう。作り手・売り手・買い手が見えて、想像力を働かせるようになりたい。

◎学校でフェアトレードを習うけど、ちょっとだけ。何のための学校だろうかと感じた。

◎自分はフェアトレードやオーガニック商品を意識的に買っているが、安いものを選ぶ人が多い。社会の構造上仕方がないと思うが、自分が買うことをやめたくない、もっとパーセントを増やしていきたい。

◎第1次産業にお金がまわっていない。生きていくうえで本当に必要なものが得にくくなっている。根源的な欲求が満たされていない。オーガニックと慣行農法とでは土のなかの生態系が全然違う。土のなかの菌と腸内細菌、繋がっている。日本でもオルタナティブスクールの子どもたちは目がキラキラしている。でも社会では不登校扱い…。

◎チョコレートの話と思っていたが、教育の話でもあった。日本の学校は行かなくてもいいんじゃないかと思っている。ギャップがある。企業はもっとフェアトレードに力を入れてもらいたい。

10年経って、ガーナの状況は、動いた女の子たちは
つながる図書館 2024年02月12日
映画が10年前の作品だったこともあり、ガーナの今の状況がわかると嬉しいという話や、この時、バレンタイン一揆を企画して、ある意味で悔しい思いをした彼女たちが、今一体何を考え行動しているのか知りたいという話も出ました。
児童労働は問題外として、識字率が上がって教育が当たり前になった先の、幸せの形についても、現地で議論されているといいなと思った映画でした。

しまのぱんsouda! 2024年02月12日
映画を鑑賞した後に、フェアトレードのチョコレートを食べながらの意見交換。
カカオ栽培の背景を知って食べるチョコレートはよりおいしく感じると言いながら、お喋りしました。

最近でこそ浸透している「フェアトレード」ですが、
フェアトレードを知るきっかけになったという意見もありました。
ただ、フェアトレードに限らず、環境や世間に良いことをしているとのPR的に、言葉だけが独り歩きしていないか(グリーンウォッシュ)、見極めることも私たち消費者に課せられているのではないかとも。
またここ最近は「一揆」的な行動も少なく、今の世の中にこそ一揆が必要なのでは、との言葉もいただきました。
若い頃にガーナで事実を目の当たりにし、イベントを起こした彼女たちの今にも興味を持ちました。若い頃に体験したこと(教育)によって、どんな未来を描いているのかと。ステキな皆さまでしたね。

iroiro三津浜presents iroiroシネマ2月上映会
iroiroシネマ 2024年02月10日
身近なチョコレートでありながら、その背景にはとても深刻な問題があり、若い彼女たちが現地に足を運んでその現実を目の当たりにしたショックは相当だったと思う。またチョコレートの原料となるカカオ生産地の人がチョコレートを食べたことがない、ということにも衝撃を受けた。

帰国してからも実際にフェアトレードを広めるため奮闘する姿が印象的だった。

結果は満足いくものではなかったけど、こうして映画になり、公開から10年以上たった今でもいろんな人に影響を与えることになったのは意味があると思う。

参加された方の中には考えさせられる作品だったとの感想も多かった。