<エミー賞 2016 受賞作>(Outstanding Short Documentary)
チベット僧侶がヒマラヤ山脈の麓で愛と思いやりを学ぶ孤児院を開き、85人の”父”になった感動のドキュメンタリー。
孤児を預かることは、親になる決断。その子の命を救うこと。
父親の記憶が子ども時代にないダライ・ラマ14世の教えを学んだ僧侶ロブサン・プントソックは孤児たちの”父”になる決意をする。
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About the film
ヒマラヤ山脈の麓で、僧侶ロブサン・プントソックはダライ・ラマ14世の教えを学んでいた。ダライ・ラマ14世からの依頼で彼はチベット仏教を西欧に広めるため、宗教教育者としてアメリカに暮らしていたが、8年前に故郷に戻り、孤児や恵まれない子どもの救済に乗り出す。プントソック僧侶は、孤児院、ジャムセ・ガッサルをヒマラヤ山脈の麓に設立。85人の孤児または親に捨てられた子どもたちを保護し、慈愛の心を持ち、生きていくことを教えている。
5歳のタシちゃんは、新しく孤児院にやって来たばかり。彼女のお母さんは最近亡くなり、アルコール依存症のお父さんに追い出れてしまったのだ。ここで、過去のトラウマから傷ついており、気難しいタシちゃんは、他の84人の新しい友だちとの生活に馴染もうとする。タシちゃんをプントソック僧侶や、この孤児院の新しい友だちたちは癒やし、受け入れることができるだろうか?この映画はタシちゃんとプントソック僧侶、そして他の子ども達との愛と友情を描いたドキュメンタリーだ。
More info
ダライ・ラマ14世からの依頼でチベット仏教を西欧に広めるため、宗教教育者としてアメリカに暮らしていた僧侶ロブサン・プントソックは、8年前故郷に戻り、貧困に苦しむ子ども支援に乗り出した。彼は、85人の孤児または親に捨てられた子どもたちが暮らし、慈愛の心を持ち生きていくことを学べる孤児院ジャムセ・ガッサルをヒマラヤ山脈の麓に設立した。
プントソック僧侶は、父を知ることなく過ごした自らの不遇な子ども時代を反面教師に、同じような境遇にある子どもたちに、同じような苦しみを感じずに生きれるよう、孤児院の子どもたちの父となった。
人里離れた山々の生活は厳しく、人々は貧困に苦しんでいる。プントソック僧侶は、新しく子どもを預かってほしいという願いも、簡単には受け入れることができないでいた。映画撮影中にプントソック僧侶は以前、入院を断った11歳の子どもが自殺してしまうという現実に直面しなければならなかった。
近隣の村では、別の男の子の父親が亡くなり、家族からどうしてもその子を預かってほしいと懇願される。しかし、受け入れれば、他の子ども達の支援が行き届かないことになる。受け入れるか否か。難しい選択に迫られていた。
そんな孤児院に新しくやってきたばかりの5歳のタシちゃん。彼女のお母さんは最近亡くなり、アルコール依存症のお父さんに追い出れてしまい、ここに入ったのだ。過去のトラウマから傷つき、気難しいタシちゃんは、ここで他の84人の新しい友だちとの生活に馴染もうとする。プントソック僧侶や、この孤児院の新しい友だちたちはタシちゃんを癒やし、受け入れることができるだろうか?この映画はタシちゃんとプントソック僧侶、そして他の子ども達との愛と友情を描いたドキュメンタリーだ。
Data
原題 | Tashi and the Monk | 製作年 | 2014年 |
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製作国 | インド | 制作 | Andrew Hinton |
配給 | ユナイテッドピープル | 時間 | 39分 |
Cast & Staff
監督 | アンドリュー・ヒントン、 ジョニー・バーク | 製作総指揮 | |
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プロデューサー | アンドリュー・ヒントン | 原作 | |
脚本 | 音楽 | ダン・ウェインバーグ、 ジェローム・アレクサンダー | |
撮影 | 編集 | ||
キャスト | タシ・ドルマ ロブサン・プントソック |
Review(1)
18/06/26 10:34
上映会主催者の声
また、休憩時間には、以前に「トゥルーコスト」を上映した時に、服を長く大切に着るために自分たちのできることとして参加者から提案のあった「ダーニング」の体験スペースを設けたところ、こちらも好評で毎回恒例の企画になりそうです。
----「タシちゃんと僧侶」参加者アンケートより-----
「タシちゃんの心暗闇の変化していく過程が泣けた。僧侶の助けたい気持ちと、安易に期待を持たせるような返答が出来ないという気持ちとの葛藤が、痛く心に刺さった。その子の人生を預かるって重大な責務。本当に素晴らしい方。そんな素敵な「お父さん」に出会えた子ども達は、本当に良かったと思う。
どちらもバックは「貧困」なんだけど、どちらもコミュニティーが大事で、助け合う気持ちの大切さが伝わってきた。」
「子どものこころが救われる(または救われないことも、、難しい)お話がとても心にきました」
「タシちゃんと僧侶が面白かった。音楽もよかった。」
やはり参加してくれたのは皆さんお子様と一緒に参加の方だったので、同室の少し離れた所に大きなダンボールや折り紙、パズルなど遊べるものを用意しておきました。
始まってすぐはみんなママ達の側にいましたが、そのうち段ボールにお絵描きをしたり折り紙をしたり…気づいたらママからみんな離れて遊んでいました。
たまにママのところに戻って一緒に映画を見たりもしながらあっという間の39分でした。
参加したママ達からは参加する前は子連れでちゃんと観られるか心配だったけど、しっかり観られてよかったと言ってもらえました。
映画を観た後のシェア会では「タシちゃんの表情の変化が印象的だった」「未来の日本の姿を見ているようだった」「明るいテーマではなかったけれど子どもたちの表情が良くて暗くならなくてよかった」など色々な話ができました。
これからも知らなかった事を知る、考える、話せる仲間作りのきっかけになる上映が出来たらいいと思います。