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ザ・トゥルー・コスト ~ファストファッション 真の代償~

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監督:ルイ・シホヨス、ペギー・キャラハン(共同監督)
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監督:ヘレナ・ノーバーグ=ホッジ、スティーブン・ゴーリック、ジョン・ページ
監督:デイヴィッド・ギャレット・バイアーズ

ザ・トゥルー・コスト ~ファストファッション 真の代償~

ジャンル 環境 教育 人権 社会変革 問題解決
時間 93分 製作年2015  監督 アンドリュー・モーガン

ファッション業界でも大量生産・大量消費が問題化
誰かの犠牲の上に成り立つファッションに変化が起き始めた!
トレンドはエシカル&フェアトレード・ファッション
ファッション産業の今と、向かうべき未来を描き出すドキュメンタリー

華やかなファッション業界の裏側の知られざる真実とは?リヴィア・ファース、ヴァンダナ・シヴァフェアトレードブランド「ピープルツリー」創設者サフィア・ミニー等登場。

ファッションを取り巻く悲惨な状況には何度見ても涙が出る
― サフィア・ミニー(ピープルツリー代表)

なぜピープルツリーのコレクションのデザインをしたのか知ってほしい。ザ・トゥルー・コスト を見て!
― エマ・ワトソン(女優)

Screening Information

上映会 開催者募集

©TRUECOSTMOVIE

About the film

これは衣服に関する物語で、私たちが着る服や衣服をつくる人々、そしてアパレル産業が世界に与える影響の物語だ。これは貪欲さと恐怖、そして権力と貧困の物語でもある。全世界へと広がっている複雑な問題だが、私たちが普段身に着けている服についてのシンプルな物語でもある。

More info

この数十年、服の価格が低下する一方で、人や環境が支払う代償は劇的に上昇してきた。本作は、服を巡る知られざるストーリーに光を当て、「服に対して本当のコストを支払っているのは誰か?」という問題を提起する、ファッション業界の闇に焦点を当てたこれまでになかったドキュメンタリー映画だ。

この映画は、きらびやかなランウェイから鬱々としたスラムまで、世界中で撮影されたもので、ステラ・マッカートニー、リヴィア・ファースなどファッション界でもっとも影響のある人々や、環境活動家として世界的に著名なヴァンダナ・シヴァへのインタビューが含まれている。またまたフェアトレード専門ブランド「ピープルツリー」代表サフィア・ミニーの活動にも光を当てている。私たちは行き過ぎた物質主義の引き起こした問題に対して、まず身近な衣服から変革を起こせるのかもしれない。

Data

原題 THE TRUE COST 製作年 2015
製作国 アメリカ 制作
配給 ユナイテッドピープル 特別協力:ピープルツリー  協力:Dr.Franken 時間 93分

Cast & Staff

監督 アンドリュー・モーガン 製作総指揮 リヴィア・ファース、ルーシー・シーゲル
プロデューサー マイケル・ロス 原作
脚本 音楽
撮影 編集
キャスト サフィア・ミニー ヴァンダナ・シヴァ ステラ・マッカートニー ティム・キャッサー リック・リッジウェイ ほか

Review(23)

15/12/01 11:05

まさまさ さんのレビュー
人生変わる
私の町には某ファストファッションの本社が有り、何故安くしかも品質が高いものが買えるか常日頃から疑問でした。リサイクルショップに行けば目新しくてまだまだ着れるものが溢れかえっています。今貧乏な家庭の家の子供でも目新しいデザインの服が変えますがその裏には何があるか直視できる映画だと思います。

23/06/30 21:25

里山シネマ さんのレビュー
役立ち 学び 人生変わる
業界の裏側を描いた作品。

この作品が作られた当時、バングラデシュの縫製工場の倒壊事故に衝撃を受けた。
途上国の劣悪な環境・低賃金は昔から問題視されていたが、改善されるどころかますます肥大化している現状を知る。

アメリカ人は一人年間37キロの衣服を廃棄すると。
本国で中古市場に出回るのは1割、あとは廃棄か途上国への寄付。
ハイチに寄付される膨大な量の衣類。山積みの衣類から自由に持ち去る…結果地元の縫製業は衰退。
インドではコスト削減のため遺伝子組み換え種子、農薬、肥料の購入で農家は借金…返済出来す自殺者が続出。化学薬品まみれの土地で障害や小児がんも多発。
かつての美しい農村には二度と戻れない。

オイルショックだの省エネだのと言われ育って来たのに、なぜ逆行?
昔は数少ない持ち物を大切に使うことが当たり前だった。
それがいつの間にかあふれるほどモノを所有するようになり、どうもおかしいぞと思われ出したのはいつごろからか。
「捨てる技術」「シンプルライフ」「断捨離」と持たない生活が謳われて久しい。それなのに同時進行でfast fashionの市場拡大とはなんとも不思議な現象。
グローバル経済と巨大企業の独占が世界を牛耳る中、このまま大量消費、大量廃棄を続けたらどうなるか…誰しもその先の未来に凄惨なものを感じながら、日常的に過剰な消費を続けてしまう。

グリーンランドで昔ながらの狩猟生活をしていた少数民族の男性の言葉を思い出す。
「最近では我々の生活にも随分モノが増えた。モノが増えると時間が無くなる」
嗚呼、広まり始めた消費に夢中にならず、モノに侵食される危機にいち早く気付く感性よ!
まだ汚染されていない、その感覚がいかに貴重か。
しかし、こうしている間にもTVからH&Mのコマーシャルがリビングに流れ、彼らの眼差しをとらえる。
(2015/10)

16/02/25 17:10

なぜピープル・ツリーのコレクションのデザインをしたのか知ってほしい。ザ・トゥルー・コスト を見て!
- エマ・ワトソン(女優) ※本人のfacebook投稿より

16/03/04 14:51

感動 役立ち 学び
2016/02/29『THE TRUE COST』上映会@Ishinomaki金曜映画館に寄せられた感想を一部ご紹介します。

「難しい相当難しい問題。だからこそ気付いている人から動かなければならない。」
「自分が想像していたよりファッション業界の衣服労働者の環境が悪くてビックリしました。とても考えさせられた。」
「心動かされました。ありがとう」
「フェアで人道的な世界になるようにお金を使いたいと思いました。」
「ファストファッションについてネットの情報でしか知らず、改めて自分が消費者であること、その選択をそう考えていくべきか考えるきっかけになった。」
「A basic introductiion to consumer capitalism.
映画の選択、観客の方々におどろきました
 同時に感銘も受けています。これだけの方々がこの種の映画を見に来られている事はステキな事です。」
「本日、このドキュメンタリー映画を観ることが出来て感謝しています。ずっと心にとめておきたいと考えています。」
「いつも何気なく購入していた。ショックでした。」
「人間の欲を痛烈に感じました。地球規模での問題点を解決したいです。」
「知ることが出来て、衣類を手に取る基準が変わりました。」
「ショッキングな内容でしたが、意識を強く変えてくれました。ありがとうございました。」
「常々消費社会に疑問は抱いていましたが、“洋服”という切り口で接したのは初めてでしたので興味深かったです。
 今日の映画を観て今の途上国の現実は日本が今日に至るまでのプロセスと似ている部分があると思いました。」
「洋服を大切に着ていきたいと思いました」
「洋服を生業にしている身として胸が苦しくなった。どこのだれがどんな風に作ったものを売っているのか知らない。」

16/03/30 15:40

中村陸八 さんのレビュー
役立ち 学び 人生変わる
何気なく買っていた服の裏側を観て悲しくなりました。
「私達の血でできた服なんて誰にも着て欲しくない」とバングラデシュの工場で働く女性が言っていたのが特に衝撃的でした。
安さの代償はあまりに大きく、深刻なのだと。

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上映会主催者の声

上映会を主催された方の声を紹介します
ファストファッションの真実
森 慧太郎 2024年09月29日
エシカル=思い遣りだともっている人間からしたら
ファストファッションはとても真逆だなと思ってしまった。見えないところを見ること何でできているのかという加工される前の工程に意識を向け、思い遣りをもっていきたい。

2本立てで開催
SDGs福知山 2024年09月28日
 女性に感心が多いと思われる「ファストファッション」と「グリーンライ」の2本を同日の午後に上映を行った。女性団体の機関紙に折込をおこなったが、それほど大きな効果はみられなかった。2本のドキュメンタリー映画は現在の大量消費、大量生産、大量廃棄の下で搾取・貧困が生まれている事を摘発し、このままの資本主義でいいのかということを問題とした秀作であった。
 今回も地元新聞で記事として取り上げてもらったが、若い人達の鑑賞にまで至らなかった。しかし、記事として取り上げられたことで、初めての鑑賞者があった。料金は会場費との関係で任意カンパとした。

一人一人ができる事を
3月に次いで、2度目の上映会でした。
初めての上映会での衝撃とインパクトの大きさに「これはもっと多くの人に観て欲しい映画だよね!」という声が上がり、今回はゲストに胤森なお子さんをお呼びしての開催となりました。
私達全員が関係している洋服がテーマ。映画の内容の濃さ、世界を巻き込んだ経済システムがこんなにもガッチリ出来上がってしまっている事に改めて衝撃を感じました。
胤森さんからは、映画が作られた2015年以降のファッション業界での変化について、そして問題意識を持った時に声を上げる時のポイント、一人一人の消費者が企業に対して出来る事などについて話してくださいました。
その後のシェアタイムでは、次々に挙手でのシェアが続きとても盛り上がりました。
衝撃を受けた、という人が多いのはもちろんでしたが、胤森さんからのお話を聞いて、これからの自身の行動を具体的に考えた人が多かった事が、とても意義深く感じました。
また、参加者の方からも「また上映して欲しい!」「これはもっと多くの人に観て欲しい映画!」という声が上がり、背中を押される想いでした。

資本主義経済のダブルスタンダード
やぶきSDGs懇話会 2024年09月15日
知らないことが多くてショックだったという感想が寄せられ、実際に涙を流しながらご覧になっている方もいました。現実の生活はどうしても安い服を求めがちですが、その裏にある途上国での現実はとても残酷なものであることを突き付けられました。ただ、そうは言っても現実の生活は厳しいから、自分一人では何もできないと自己を正当化します。そうしたダブルスタンダードをそのままにしておいてよいのか。ショッキングな気持ちを何かの行動につなげられるようになりたいと思いました。

片付けを広める活動の一環で、主催しました
普段、ご家庭のお片づけを進める中で、どうしても無視できないのが衣類の問題です。

毎日着ているお洋服が、どこから来てどこへ行くのか。人の手が関わっていない服なんてない。
当たり前のことに、目を向けることがこんなに怖いことだと思わなかった、と言う感想をいただきました。

今回、家の片付けのプロや、家の片付け自身に興味がある方々ばかりで集まって開催をしたこともあり、参加者の皆さんが、人や社会を責めるのではなく

まずは自分にできること
自分自身のこれまでを振り返り、反省されていたこと
これから先の行動を変容させようとされていたことが、とても印象的でした。

また今回の開催をきっかけに、自分たちも主催して多くの方に見てもらいたい、と言う声も複数いただき嬉しく思っています。

広がっていって欲しいなと思います。

また開催後簡単な座談会を開催したのですが、そこで上記のようなお話も聞け、それがとても良かったです。