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ザ・トゥルー・コスト ~ファストファッション 真の代償~

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監督:ロバート・エプスタイン
監督:シュボシシュ・ロイ(エクマットラ代表)
監督:デイヴィッド・ギャレット・バイアーズ
監督:クリス・テンプル、ザック・イングラシー、シーン・レオナルド

ザ・トゥルー・コスト ~ファストファッション 真の代償~

ジャンル 環境 教育 人権 社会変革 問題解決
時間 93分 製作年2015  監督 アンドリュー・モーガン

ファッション業界でも大量生産・大量消費が問題化
誰かの犠牲の上に成り立つファッションに変化が起き始めた!
トレンドはエシカル&フェアトレード・ファッション
ファッション産業の今と、向かうべき未来を描き出すドキュメンタリー

華やかなファッション業界の裏側の知られざる真実とは?リヴィア・ファース、ヴァンダナ・シヴァフェアトレードブランド「ピープルツリー」創設者サフィア・ミニー等登場。

ファッションを取り巻く悲惨な状況には何度見ても涙が出る
― サフィア・ミニー(ピープルツリー代表)

なぜピープルツリーのコレクションのデザインをしたのか知ってほしい。ザ・トゥルー・コスト を見て!
― エマ・ワトソン(女優)

Screening Information

2025/04/09
[ 大阪府 ] トヨカツcinema『ザ・トゥルー・コスト ~ファストファッション 真の代償~』4/9大阪・豊中市
2025/04/19 ~ 2025/04/19
[ 山梨県 ] ファッションレボリューションウイークに参加しよう!
2025/04/29 ~ 2025/04/29
[ 埼玉県 ] きままシアター『ザ・トゥルー・コスト 真の代償』上映会
2025/04/29 ~ 2025/04/29
[ 神奈川県 ] 鎌倉市フェアトレードタウン認定記念! 映画「ザ・トゥルー・コスト」から 鎌倉のフェアトレードを考えよう

上映会 開催者募集

©TRUECOSTMOVIE

About the film

これは衣服に関する物語で、私たちが着る服や衣服をつくる人々、そしてアパレル産業が世界に与える影響の物語だ。これは貪欲さと恐怖、そして権力と貧困の物語でもある。全世界へと広がっている複雑な問題だが、私たちが普段身に着けている服についてのシンプルな物語でもある。

More info

この数十年、服の価格が低下する一方で、人や環境が支払う代償は劇的に上昇してきた。本作は、服を巡る知られざるストーリーに光を当て、「服に対して本当のコストを支払っているのは誰か?」という問題を提起する、ファッション業界の闇に焦点を当てたこれまでになかったドキュメンタリー映画だ。

この映画は、きらびやかなランウェイから鬱々としたスラムまで、世界中で撮影されたもので、ステラ・マッカートニー、リヴィア・ファースなどファッション界でもっとも影響のある人々や、環境活動家として世界的に著名なヴァンダナ・シヴァへのインタビューが含まれている。またまたフェアトレード専門ブランド「ピープルツリー」代表サフィア・ミニーの活動にも光を当てている。私たちは行き過ぎた物質主義の引き起こした問題に対して、まず身近な衣服から変革を起こせるのかもしれない。

Data

原題 THE TRUE COST 製作年 2015
製作国 アメリカ 制作
配給 ユナイテッドピープル 特別協力:ピープルツリー  協力:Dr.Franken 時間 93分

Cast & Staff

監督 アンドリュー・モーガン 製作総指揮 リヴィア・ファース、ルーシー・シーゲル
プロデューサー マイケル・ロス 原作
脚本 音楽
撮影 編集
キャスト サフィア・ミニー ヴァンダナ・シヴァ ステラ・マッカートニー ティム・キャッサー リック・リッジウェイ ほか

Review(23)

16/10/26 02:09

暮らシネマ さんのレビュー
役立ち 学び 人生変わる
この映画の1つのキーワードは、
『消費者』であることから脱することだと感じた。

第三世界の生産者の劣悪な生活環境を見ると、
これほどまでに酷いのかと衝撃を受ける。

けれどもその一方で、
私たち自身もその現状を作り出している資本主義のピラミッドの中に、
しっかりと組み込まれている。

日々あくせく働いても幸福感を得られなかったり、
慢性的な生活の苦しさから抜け出せないと感じるのは、
第三世界の人々を苦しめているピラミッドのいくつか上の階層に、
自分たちもしっかり入ってしまっているからだろう。

その資本主義のピラミッドの中から飛び出すことが、
…つまり『消費者』であることを止めることが、
世界の現状を変える1つの大きな手段だと気付かされた。

この映画は非常に内容が充実していて、素晴らしい映画だった。
先進国で生きる私たちは、人生で一度は見ておくべきだと思う。

18/02/26 21:24

ロータスシネマ さんのレビュー
学び 人生変わる
ファッションの仕事をしていた時期がある。次は?その次は?自己表現のファッションは楽しい。そうやって暮らしてきた。かつてと比べて、服の値段は本当に安くなった。手軽に買って楽しむ。ファッションを離れた今でも、流行アイテムを少しだけ取り入れる。だから、クロゼットは膨れ上がる。そして手放す。被支援国で山積みになった古着の映像は本当にショッキングだった。

タグを見れば服がどこで作られているか誰でもわかる。韓国製、中国製は当たり前、そしてフィリピン、インド、バングラデシュ、ミャンマー、ベトナム…
アジアのあちこちで仕事が発生することは経済発展につながるとは思っていたけれど、どんな人がどんな思いで縫製しているか、あまり考えたことがなかった。そして、現場のひずみが、「もっと安く」という買う側の欲望から生まれていることも。

ひとつひとつの商品を全部精査することはできなくても、どこで、どんな人が作っているのか、できるだけわかるものを買う、少なくとも、そういうことを大切にしている人(会社、店)から買うということなら、少しはできそうな気がする。そうやって、作る人、売る人、着る人がハッピーになれたら、わたしもうれしい。そのことは、ファッションだけではなく、生活すべてに当てはまることだけれど。少しずつでいいから、自分の暮らし方を変えていきたい。

17/05/16 12:38

そうだろうなあと思っていたことが一つ一つ現場を映像で見せてもらうことで問題点や現状についてより深く理解できた。バングラデシュの若い母親の言葉一つ一つが切実に心に響きました。つくることが少なくなり、つくったものを買う、消費する生活が想像力をなくし欲望に歯止めをかけられなくなってしまう一つの原因かと。もっと相手の立場に立って同じ人間としてどうあるべきかを考えさせられた。自分の幸せだけでなく、自分以外の人の幸せを考えられる世界に、支えあえる世界であればいいのかなと思う。将来値札に原材料代・製造・人件費などコストと利益を表示できるようになれば選択しやすいと思う。正直で誠実な社会になればいいな。

17/05/16 12:40

ファストファッション裏事情を知ることがなかったので驚いた。古着の寄付をしたことがあったが、迷惑をかけることになっていたのではないかと思った。
フェアトレードについて:当たり前のことが生産者の生活を犠牲を払うことなく、安全性の高いものを提供してもらうことは自分の健康や環境を保つためにも必要だなと思った。

17/05/16 12:43

私たちが日ごろ身に着けている服が元で、現地工場の労働者に直接的に身体の変調やけが、はては死者まで出している現状はショックでした。良い服を安く着れることは人にとって喜びで、簡単には現状が変わっていくことは難しいかもしれませんが、これからは食品を手にとる時と同じ気持ちで衣服に考えを巡らせたいものだと思いました。

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上映会主催者の声

上映会を主催された方の声を紹介します
自分が心地よく、そして未来の子供たちも心地よく暮らせる社会であるために
株式会社ひらい 2025年02月23日
上映会二回目の開催でした。
事前の準備から当日の運営まで少し慣れ、気持ちにゆとりを持ってできたかなと思っています。

今回は、フェアトレード活動を長くされている胤森なお子さんをお招きして、上映会後にシェア会を開きました。
ラナプラザの事故の後、全世界でファッション業界を変えようとする世界的なムーブメントが起こり、少しづつ変化しているということを聞きました。明るい兆しもあるそうです。

今回の映画を観たみんなが
次に一枚のシャツを買う時にちょっと立ち止まってみる
オーガニックコットンってググってみる
あるいは
こんな映画を観たよと友達に話してみる
そんなところから少しづつ拡がっていけばいいなと思います。

■参加された方の感想
・服のごみの山を見て、何とかしなきゃと思った
・とても学びのある時間でした。意見交換できてさらに深められました
・フェアトレードの活動をされている方の話が聞けてよかったです
・サスティナブルとかフェアトレードとか耳障りの良い言葉を並べるだけでなく、本当の意味で実践されているのかを私たちは見ていないといけないのだと思いました

■私個人的にはザ・トウルー・コストは2度目の鑑賞でした。
誰かの犠牲で成り立つ社会は持続可能ではありません。生産者も消費者も心地よい循環型社会に少しでも近づけるようにと、それぞれの分野で活動している方たちとの意見交換や繋がりの場にもなりました。
上映会はこれからも可能な限り続けていければと思います。



CMで成り立つTVでは放映困難な内容
コープ自然派奈良 2025年02月11日
CMで成り立つTVでは放映困難な内容。そして、この事実から目をそむけてはいけないと思う内容でした。私達がどんな商品を選ぶのか、作り手のことを想像できているのか、そこがとても問われます。
コープ自然派のスープとパンを頂きながら、どうして自然派を利用しているのかなど話すことができました。上映後の時間がしっかりあったことで、深まりました。一人で見るより、みんなで見ることに価値がある作品でした。
バングラディシュ、カンボジアの工場での生産トップのH&M。カンボジア政府による力での労働者デモの弾圧。弾薬の原料が農薬に変わり、それが土地を痩せさせ、肥料と農薬と品種改良付けにしていく。農薬によるインドの小児麻痺の発生。途上国にたどり着く大量のTシャツとその害。国際ブランドの皮工場による川の汚染と病気。CMによる物質主義、買い物が幸せをもたらすという刷り込み。多くの人に見てもらいたい内容。「しあわせの経済学」「グリーンライ」に似た作品

ドキドキ、バタバタの初開催
シネマ牟岐 2025年02月08日
シネマ牟岐、初開催を無事終えることができまいた。
当日はドキドキで、開場の5時間前から現地でソワソワしながら準備をしてみました。
開場になると、続々とお客様がいらっしゃりバタバタに。
普段関わることのない、50代以上の世代の方が中心にお越しくださり「この街にも昔は映画館があって、久しぶりにこうやってみれて嬉しかったわ〜」など嬉しい声をたくさんいただきました。
ドキドキ、バタバタの開催でしたがなんとか無事終えることができました。至らない点も多々ありましたので次回の開催に向けてしっかりと改善していきたいと思います。

ちょっと展開が早すぎた
飯綱女性会議(IJK) 2025年01月19日
とても考えさせられる内容でしたが、取り扱う題材が広く、途上国の工場のから生地の材料のコットン農場へ、アメリカの消費者の爆買いから、被服工場の工員のデモへ、フェアトレードの会社や識者のインタビューへと目まぐるしく何度も変わるので、見ていてとても疲れました。さらに字幕だったため、高齢者からは字幕を読むのに忙しくて映像が見られなかったという意見も。
ただ、いい試みなので、またこのような上映会をやってほしいという意見も頂いたので、次回はアメリカ映画以外で、吹き替え版があるものを選びたいと思います。

大量廃棄社会に向き合う
この作品は、以前上映会を開催していた、杉並区高円寺の会場で開催した、第一回の作品でした。あれから数年が経過しましたが、大量生産、大量消費、大量廃棄の社会・経済システムは悪化の一途です。改めて、私たちのライフスタイルのみならず、シャイア全体の在り方をみなおり契機となりました。