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LIGHT UP NIPPON -日本を照らした奇跡の花火-

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LIGHT UP NIPPON -日本を照らした奇跡の花火-

ジャンル 伝統文化 社会変革 問題解決 その他
時間 99分 製作年2012年  監督 柿本ケンサク

東北を、日本を、花火で、元気に。

東日本大震災から5ヶ月後の8月11日、23400発の奇跡の花火が打ち上がった。
東北を元気づけるために立ち上がった男たちの情熱と真実のストーリー。

Screening Information

上映会 開催者募集

About the film

東日本大震災の津波で被害を受けた、東北沿岸の町 複数個所で、
8月11日 19時より、鎮魂と復興の祈りを込めた花火を、一斉に打ち上げます。
みなさんの想いを花火に込めて、たくさんの花火を東北の空に打ち上げましょう。
東北でがんばっているみんなの笑顔が、日本中を明るく照らすと信じて。

たくさんの人の想い、祈り、希望、夢が詰まった
奇跡の花火が、スクリーンに打ち上がる。

ナレーションは女優の黒木瞳が担当。
テーマ曲と音楽には坂本龍一が参加。

More info

 2011年3月11日に起きた東日本大震災。
 未曾有の地震と津波による膨大な被害を目の前に、
 日本中の誰もが下を向き、
 これから日本がどうなっていくのか不安を抱いていた時、
 ひたすら上を向いて歩き続けた男がいた。
 絶対に不可能と思われた、
 東北太平洋沿岸部10ヶ所での花火同時打ち上げ。
 それを可能にしたのは、たった一人の男の情熱と、
 「いつまでも下を向いていられない」と
 立ち上がった現地の人々の生きる力だった。
 密着900時間の映像をもとに描かれる、
 情熱と真実のドキュメンタリー。

Data

原題 LIGHT UP NIPPON 製作年 2012年
製作国 日本 制作 LIGHT UP NIPPON
配給 ティ・ジョイ , ユナイテッドピープル(配給協力) 時間 99分

Cast & Staff

監督 柿本ケンサク 製作総指揮 AKKI
プロデューサー 湯川篤毅 原作
脚本 音楽 坂本龍一/コトリンゴ(commmons)
撮影 AKKI 編集
キャスト

Review(3)

14/05/13 12:16

うっちー さんのレビュー
感動 元気 学び 泣ける
「こんな状況で花火!?」と最初は感じたのですが、主人公の高田さんの真摯で誠実な姿勢に東北の人々も徐々に心を動かされるように、観ている私も心が動く感動のストーリーでした。花火が上がるシーンでは涙がでました。

16/05/27 12:47

佐藤世里彩 さんのレビュー
感動
被災地で落ち込んでいる人々に
少しでも前を向く力を
与えてあげたいという
一人の想いから始まった企画、 
ライトアップニッポン。

想いがたくさんの人を巻き込んで
東北で花火が打ち上げられた瞬間、
運営者の4ヶ月間の軌跡が
形になりました。


私も、震災当時は福島にいた一人であり、
東北で花火が打ち上げられたことは
耳にしていましたが、この企画が
たった一人の「東北を元気する力になりたい」という想いから始まったものだとは
知りませんでした。

映画の中で、
「いろんな人の力に支えられて
助けられて生かされている…
(それは)震災以降は時々味わう不思議な感情。」
と話しながら涙ぐんでいた、
被災地の女性の言葉がすごく印象に
残りました。

誰かが誰かのために生きているから、
私達は「生かされている」という
感情を持つのかもしれません。

この映画は私に、そういった普段はほとんど考えることがない大切なことを、震災から5年たった今、気づかせてくれました。


生きている上で当たり前のことなんて一つもないということ、
誰かの誰かに対する想いが結局は人を動かすのだということ、
皆で前を向いていくことの素晴らしさ、、、

ライトアップニッポンは
私にたくさんのことを教えてくれました。

16/10/26 02:27

暮らシネマ さんのレビュー
感動 元気 学び 泣ける
生々しい感情がぶつかり合うシーンも多く、
まさにリアルなドキュメンタリー映画でした。
よくこのプロジェクトを最初の段階から映像に記録しておいてくれたなと思います。

逆に言うと、
企画の初期段階から映像に残す判断をされるぐらいの知恵と実行力を持った方々だからこそ、
これだけ困難なプロジェクトを実現まで持って行くことが出来たのだとも思います。

プロジェクト企画する立場にある方には、
ぜひ一度見て頂けたら、勇気とやる気が沸き上がってくる映画だと思います。
もちろん、普通に映画として見ても感動的でした。

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上映会主催者の声

上映会を主催された方の声を紹介します
感動に包まれた上映会でした
東日本大震災が起きた直後からボランティアとして参加され、その当時このLIGHTUPNIPPONの企画の花火に寄付もされたことのある方に参加いただいた。当時はこの映画のことを知らなかったらしく、12年経って初めて全体の流れなどを映画で知ることができてよかったとの感想でした。12年前のその日みなさん何をしていたかというテーマでみなさんで感想をシェアし、当時東京で仕事中に被災し帰宅困難になった、車を運転中だった、屋外で仕事をしていたなどなど、当時を振り返り、その後いろんなことがあったね、とみなさんしみじみとされていた。12年経って薄れてきているが、原発問題などでまだ故郷に帰れていない方もいることなど、出来事を風化させないようみんなで思いをつなぐことが大事など、映画から受け取ったメッセージをみなさんで共有しじわじわとして感動に包まれた上映会となりました。

3/5「LIGHT UP NIPPON -日本を照らした奇跡の花火-」上映&感想会
改めて当時の景色を見ることで、この震災の悲惨さを改めて認識し直した。
一人の男性の思い付きで、進んでいくプロジェクトだが、賛成の意見も反対の意見もどちらもあって、そこにはそれぞれの想いがあって、そのどれもが正しいということが、動きをまとめることの難しさになっている、というようなナレーションが印象に残っている。

また、こんな大変な時にそれどころではないと多く言われるだろうし、自身でも思うことがあるだろう。それなのに、どうして「花火を上げてみんなに少しでも元気を届けたい」という想いを起こして行動に繋いでいけるのだろうと疑問だったが、この計画を話した時に、ある少年が期待で嬉しそうに笑った顔をみて、絶対に成功させようと決意を新たにした、と語っていた話を聞いて、とても納得できた。

以下、感想会では様々な意見が出された。

・花火大会が開かれていることは知っていたが、こんなに大きなつながりだとは思ってもみなかった。

・こんなプロジェクトは自身の国(アメリカ)では無理かもしれないが、日本は成功させていてすごいと思った。

・画面が揺れるので少し酔ってしまった。それだけひっ迫した状況で撮影されたんだと思うと、より臨場感を感じた。

・みんながやろう!となってつながっていくことに心が熱くなった。

・被災の状況により2011年の時点では参加できなくても、そのあとの年で参加出来たり、このイベントを目標としたり、次の年にもつながることのできる試みなのがいいと思った。


感想が出された後、やはりそれぞれが2011.3.11に何をしていたのか、ということに想いを馳せ、みんなで共有し合う会にもなりました。

当事者意識が、より映画にのめり込ませてくれました
山小屋シネマ 2022年10月30日
台風14号で被災したこの村を元気づけたいという意図もあり選んだ映画でしたが、広報不足もあり少ない参加人数となりました。まぁ、そんなに落ち込んでるわけでもないのかな…といい方に受け止めています。
ただ、映画の内容については、今まで上映した中で一番刺さったかも知れません。それは出来栄えもさることながら、実際に自分が関わった場所だったから、ということもあります。参加者の1人も岩手出身だし、開催者自身は震災後ボランティアで大槌町にしばらく滞在していたこともあり、自分が目にした風景、当時の空気感、その状況の中で花火を上げるということの難しさが容易に想像できました。
どんなドキュメンタリーでも、ノンフィクションでも、映画という体裁をとると画面の向こう側のこと、として捉えてしまいがちになることは否めません。それはもう受け入れるしかないことですが、今回は自分自身の記憶を呼び覚ますものであり、また、そこから現在の状況にひきつけて考えることができたのかなと思います。

そういう意味では、開催者が一番恩恵を受けた上映会だったかも知れません。また次回につなげていきたいと思います。


災害の記録としても挑戦の記録としても…
Cinema the Gaura Project  2022年08月21日
少ない参加人数の割に世代層が幅広く、上映後には各参加者の2011-03-11当時の記憶も交えた感想が聞かれた。
「すごい人の映画を見ました。志を突き通し、情熱で多くの人を動かし、もっともっと多くの人の心に刻まれる、感動するということはすなわち生きている証なんだと気付かされる。」
「当時、卒業式前日でした。今後花火を見る度にこの映画を思い出します。」

震災後1ヶ月の街や人々の様子、それから5ヶ月の日々で人々が歩みを進め、心の変化が起こっていく姿を見出すことができる。これは災害に向き合った人々の記録としても価値というか貴重な映画だと思った。