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ハッピー・リトル・アイランド ―長寿で豊かなギリシャの島で―

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監督:渡辺智史
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ハッピー・リトル・アイランド ―長寿で豊かなギリシャの島で―

ジャンル 環境 政治経済 伝統文化 生活医療
時間 52分 製作年2013年  監督 ニコス・ダヤンダス

お金も物も僅かなこの島には 老いることを忘れた老人たちが 活き活きと暮らしているらしい。

長寿で有名なギリシャの離島、イカリア島へ経済危機で希望を失った若者たちが移住した。 大都会から離島に移住し、人生を再出発した若者たちのドキュメンタリー。

「新しい時代の懐かしいキーワードを発見できる映画だ。」
枝廣淳子(幸せ経済社会研究所所長、環境ジャーナリスト)

「島の人々の一言一言には計り知れない学びと発見がある。」
食環境ジャーナリスト 金丸弘美

Screening Information

2025/05/18 ~ 2025/05/19
[ 千葉県 ] 二階シネマ第21回『ハッピー・リトル・アイランド ―長寿で豊かなギリシャの島で―』

上映会 開催者募集

(c)ANEMON

About the film

ギリシャの離島、イカリア島。この島の住人は世界のどこよりも長生きで幸せと言われている。
都会から移住した若者たちが島の老人たちから人生を楽しむコツを学んでいく。

ギリシャは2010年頃からの経済危機で3人に1人は貧しく、若者の半分は無職となった。職を失い、希望を失った「ロストジェネレーション」と呼ばれる若者たちの多くはギリシャを離れ、海外に逃れたいと思うようになる。そして一部は僅かな希望を抱き、田舎を目指して移住した。

IT関連の仕事をしていた35歳のトドリスも彼女のアナとギリシャの離島でどこかミステリアスな島、イカリア島に移住した。自給自足的で経済危機とは無縁なイカリア島で彼らは飛び切り元気で長寿な老人たちと出会い、人生を楽しむコツを学んでいくが・・・

More info

ギリシャは2010年頃からの経済危機で3人に1人は貧しく、若者の半分は無職となった。職を失い、希望を失った「ロストジェネレーション」と呼ばれる若者たちの多くはギリシャを離れ、海外に逃れたいと思うようになる。そして一部は僅かな希望を抱き、田舎を目指して移住。人生を再出発させようと行動を始めていた。

IT関連の仕事をしていた35歳のトドリスも、不況で治安も悪化した大都市アテネが故郷とは思えなくなり彼女のアナと、どこかミステリアスなギリシャの離島、イカリア島に移住することになる。イカリア島は長寿で有名な島で、人々は幸せに暮らしているという。イカリア島の暮らしは都市生活とは全くことなり自給自足的。トドリスは畑付きの家を買い、畑を始め、島の生活に馴染もうとするが…

監督のニコス・ダヤンダスも自らイカリア島に暮らしながら、新たな生活を始めたばかりのトドリスやアナの悩みや学びを追いかけ、どんな社会状況であろうと長寿で幸せに生きるイカリア島の老人たちの幸せの秘密迫っていく。

Data

原題 LITTLE LAND 製作年 2013年
製作国 ギリシャ 制作 ANEMON
配給 ユナイテッドピープル 時間 52分

Cast & Staff

監督 ニコス・ダヤンダス 製作総指揮
プロデューサー レア・アポストリデス、ユーリ・アヴェロフ 原作
脚本 音楽
撮影 編集
キャスト

Review(5)

14/10/10 09:39

関根健次 さんのレビュー
元気 役立ち 学び 人生変わる
イカリア島はギリシャの首都アテネから遠く離れた離島。
トルコの方が近いぐらいで、決して裕福な島じゃないのに、
イカリア島には年老いても人生を楽しむ達人が沢山いるんです。

ギリシャの経済危機があろうと、
彼らがずっと人生を楽しんでいられる理由は、
どこか達観した考え方にあるのかもしれません。

ないものを数えるのではなく、あるものを数えること。

欲しいものではなく、必要なものを基準に物事を考えること。

そして、人生を楽しむこと。

そう、もしかしたら、進んで人生を楽しもうと思考するから、幸せに近づくのかもしれません。

とてもシンプル。

幸せになろうとするから、幸せに近づき、幸せになる。

何か、大切な事に気づかせてくれるドキュメンタリーです。

16/02/24 11:31

「幸せ」「大切なもの」について改めて考える機会になった。(市民上映会報告書より)

16/03/30 17:02

中村陸八 さんのレビュー
元気 役立ち 学び 人生変わる 笑える
ずっと都会で生きてきた自分とっては全く想像のつかない生き方だったけど、この映画を観て生き方に対する考えの幅がとても広がりました。人生の楽しみ方を見つめ直したいと思いました。
また、イカリア島の人々みんなが共通して持っている「必要最低限のもので満足する」という考えはこれからの社会問題を解決する上で必要不可欠な考えだと思いました。
映画トゥルーコストと繋がる気がしました。

16/10/26 02:45

暮らシネマ さんのレビュー
元気 学び 人生変わる
僕自身も田舎に移住して7年目になりますが、
上映会の際の参加者も、偶然にもほとんどが移住者の方でした。

見終わった後の意見で多く出たのは、
「この映画の先が大事だよね。」という意見です。

それは、自分自身が移住者として、
まさに映画と同じような経験を経たからこそ出る言葉なのですが、
この映画で収められているのはまだ“通過点”であり、
「その先の暮らしをどうするか?」というところを、
日々移住者たちはそれぞれに答えを見い出そうとしています。

現在都会に住んでいて、いつか移住をしたいと思っている方がこの映画を見ると、
背中を押してくれる良い映画だと思います。

既に移住して田舎暮らしをされている方には、
少し物足りないと感じるかもしれません。
ただ、同じ移住者同士で何人か集まって鑑賞すると、
各々の歩んできた経験をなぞりながら、話に花が咲くでしょうし、
それぞれが悩んでいることへのヒントも見つかるかもしれません。

この映画の良さが最も引き出せる上映会のやり方は、
都会で移住を考えている方々に向けた上映会において、
現に移住して田舎暮らしをしている方を1~2組よんで、
上映後にトークセッションをするという上映会のやり方かなと思いました。

17/09/21 03:00

Rebornリバーベース さんのレビュー
元気 役立ち 学び 人生変わる
上映会アンケートで参加者の声です。
〇足るを知る人達の目がキラキラしていてよかったです。若者が結果を早く求めすぎるというのはそうだなと思いました。
〇"貧しさ”と“豊かさ”って何だろうと改めて考えさせられる映画でした。
〇自分の生活に重ねた時に見つめ直さなければいけない所があると気付かされました。(主に考え方)
〇時給自足をしたいなと思いました!人生を自分らしく過ごすために自分に必要なものは自分で作ることが出来るようになりたいと思いました。また、自分の住んでいる地域と似ているところもあり、住んでいる地域の良さを感じました。
〇“足るを知る”ということで幸せを感じられるかどうかが変わるなーと思った。頼ること、助け合うことは生きる上で大事なことだけど、みんなすぐ忘れちゃうな。

Rebornレビュー
参加者で持ち寄ったお菓子や秋の果物を頂きながらの上映会でした。お裾分けの果物や野菜がふんだんに手に入るこの地域では、映画の中の素敵なやり取りがまさに日常的に行われる土地でもあります。
国は違えど、都会から、破綻している経済社会から避難し、新天地で改めて、よく生きるということに真摯に向き合う姿に、大きな共感を覚えながら鑑賞しました。
上映会後のフリートークでは、受け入れ側の地域の方々の言葉や表現、やさしさにも目が向けられていたのが印象的でした。移住者目線だけではなく、受け入れ先目線でこの映画をみると、また違った魅力が出てくるのかもしれません。
日々暮らしている中で喜びを分かち合うこと、楽しみながら行うことが描かれており、移住者の苦悩もちらほらかいま見えました。
移住先で新たな取り組みを始めたい人だけでなく、移住者の受け皿を作りたいと思う田舎暮らしの方にもお勧めしたい映画です。

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上映会主催者の声

上映会を主催された方の声を紹介します
「ハッピー」のリアル
映画の冒頭に映された原題は「Little Land」でした。しかし邦題では、「ハッピー・リトル・アイランド」。

移住した若い人たちが直面する現実はなかなかに厳しく、鑑賞後の会話でも、みなさん割と、そちら側の意見が多く、ハッピー感がないとも言われたりしてました。生き延びるって大変なことだし、その力は若い人にはなかなかむずかしいよね〜、自分だったら大丈夫だけどね〜(笑)と。ある年長の方曰く。

小さな島で暮らすことに伴う困難さは、大きく2つあったように思います。ひとつは、自然との対峙。もうひとつは、コミュニティへの参加。前者は人間がどうにかできるものではないので、受け入れて対処していくほかなく、後者は自分が受け入れると同時に、相手にも受け入れてもらわなければならない。

どちらもシンプルであるが故に、逃れることのできない悩みともなる。そうであったとしても、そこに向き合い続けていくことが、「ハッピー」へと繋がっていく、、、そんな思いを、邦題をつけた方は、持ったのではないかしら、、、などと想像してみました。(笑)

今、移住は日本でもひとつのトレンド、というか、住まいや暮らしの選択肢の一つとして、当たり前のようになってきていますが、きっと同じような葛藤は至るところで生まれていると思うので、移住を考え始めたときのちょっとしたケーススタディやシミュレーションにもなる映画だなー、とも思いました。

長寿の秘訣は結局なんだったの?
今回は一昨年発売された『The Blue Zones(ブルーゾーン)』という書籍に寄せて、世界でも指折りの長寿の島になったのはなぜかということを探りながら話し始めました。
具体的に、「こうやって長寿になった」という映像はなかったのですが、頼り頼られる暮らし方、仕事をすること、起伏のある土地を歩くこと、自由な暮らし方といった項目が上がりました。
参加者から、田舎の束縛がいやで東京にやってきたのだけれど、緊密な人間関係のイカリア島と日本の田舎となにが違うんだろうという声があり、それぞれの体験から「地域コミュニティと新規移住者」という話がもりあがりました。
同じ映画を見て視点の違う意見や感想、知見がシェアされるのがアフタートークのいいところ。最近は雑談を大事に考えています。

好評でした。海の青さのお陰?
みどりアートパーク 2024年07月04日
”思いのほか”、好評でした。と、書くと関係者一同の方々にお叱りを受けそうですが、比較的地味なテーマ内容だったので、正直、ここまで来場者が伸びるとは思っていませんでした。告知方法では前回の反省を踏まえ、peatixとLINEお知らせを前倒しして(peatixさんは直前周知も配信していただけて、効果的でした)。おかげさまで、前回の「ミッション・ジョイ」を上回る方々に当館に足を運んでいただけました。ギリシャ・地中海の海をバックに、愛犬と一緒に海草を収穫する男性の写真が、猛暑の都市で日常を暮らす人たちにサジェストしたのでしょうか?(特に、梅雨の時期とはいえ、ここのところ35度を超える日々が続いております。)移住生活、時給自足、地域の人たちとのつながり、持続可能な経済活動、、、、映画を観た方方も、日本にも置き換えられる今的なテーマだ、興味をもって楽しめたと、喜んでいただきました。何人かの方からは、もう少し踏み込んで欲しかった、もっと、多くの事例を見たかったという声もいただきました。今後は、日本やアジア近辺での事例、特に地方経済を活況させる起業、スタートアップのために移住した若者たちを追った作品なども見てみたいと、切に願った次第です。いつも、素敵なドキュメンタリー映画を発見する機会を与えてくださる、ユナイテッドピープル様にこの場を借りて感謝いたします。

達観した高齢者の金言
からびなシネマ 2024年03月20日
 若者たちが貧しくとも幸せで長寿な高齢者が多いギリシャの島への移住を描いているこの作品は心に響く様々なテーマを掘り下げています。中でも「足るを知る」ことの重要性が感じられました。島の高齢者たちは達観しており、深い叡智を持つ彼らの言葉は心に染み入ります。

 上映後、参加者たちと感想を分かち合いましたが、特に「都会から地方への移住」というテーマで盛り上がりました。
日本国内でも移住に伴う様々な問題が報じられる中、この作品は地方への移住の魅力と課題を見事に描き出しており、多くの示唆を与えてくれました。

株式会社アドイシグロ 2024年03月10日
感想をシェアしました。
印象的だったポイントや感想として、以下のような内容が挙げられました。
・対照的な都市と島で「幸せ」とは何か?考えさせられた。
・物が少ない中で生きるためには物よりも人とのつながりが大切なことなのかと感じた。
・ふつうは一つの仕事だけど色々なことをしているのがすごい。
・健康だと長生きできると思っていたが、そうではなく、自分の幸せが何かを分かっていることが長生きにつながるのだと思う。
・今の時代「助け合い」が大切。助け合うことで幸福度を味わえるのだと思う。
・畑など自給自足は大変だけど自分には向いている。子育て中だがoneオペの育児は大変。この島みたいに色々な世代で助けあれば、親も子供も幸せ。
・必要最小限というのは難しい。