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変身 - Metamorphosis

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監督:デイモン・ガモー(『あまくない砂糖の話』(2014))
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監督:デイヴィッド・ギャレット・バイアーズ

変身 - Metamorphosis

ジャンル 環境 科学技術
時間 63分 製作年2013年  監督 堀 潤

京都国際インディーズ映画祭2013 特別賞受賞!
ジャーナリスト堀潤が日米で起きたメルトダウン事故を追いかけた渾身のドキュメンタリー。

原発メルトダウン。
知らされることもなく、
未来は奪われていた。

Screening Information

上映会 開催者募集

About the film

ジャーナリスト堀潤が、いずれも過酷なメルトダウンを起こした福島第一原発事故(2011年)、米国のスリーマイル島原発事故(1979年)、そしてサンタスサーナ原子炉実験場事故(1959年)を取材。マスコミ報道されない半世紀の間に起きた日米のメルトダウン事故から見えてくる真相とは?時と共に風化されていく原発事故、しかし、依然として絶えない放射線被曝による健康被害の実態とは?忘れてはならない日米メルトダウンの現実を突きつける渾身のドキュメンタリー。
アメリカのメルトダウン事故と福島第一原発事故から何を学べるのか?

More info

サンタスサーナ原子炉実験場、スリーマイル島原発、そして福島第一原発。日米3か所の共通点はいずれも苛酷なメルトダウンという原子炉災害を起こしたことだ。もう一つの共通点はマスメディア報道が十分されてこなかったことと、時とともに事故が風化し、放射線被曝についての問題意識が薄れていくことだ。

とりわけサンタスサーナ原子炉実験場はマスコミ報道が皆無で、事故が起きた米国でも一般にはほとんど知られることがなかったが、がん、白血病など放射線被曝が原因と思われる疾患にかかった地元住民とその周辺の人々がひっそりと原因究明の努力を続けてきた。EPA(米国環境保護庁)は住民公聴会を主催し、現在もなお空間線量の高いことを認め、除染も約束するが、DOE(米国エネルギー省)は、「50余年以前の原子炉メルトダウンと個々の疾病の間の因果関係は明らかではない」と被曝住民の訴えを切り捨てていく。

1979年にレベル5とされるメルトダウン事故を起こしたスリーマイル島周辺では、その当時の汚染地図と被害状況が語られる他方で、若者や移住者が放射線被曝について無関心である様子を映し出していく。

Data

原題 変身 - Metamorphosis 製作年 2013年
製作国 日本 制作 8bitNews
配給 ユナイテッドピープル 時間 63分

Cast & Staff

監督 堀 潤 製作総指揮 堀 潤
プロデューサー 原作
脚本 堀 潤 音楽 坂本 龍一&U-zhaan「ODAKIAS」・upolu「Ambient!」・青木 健「想い出す頃」「namida」・ Momoka Akiyama 「izureshiniiku」
撮影 堀 潤 編集 堀 潤
キャスト

Review(1)

14/05/13 11:40

うっちー さんのレビュー
役立ち 学び 泣ける
堀潤さんの話題の監督第1作。NHKのアナウンサー人生を賭けて作られたものだけに、とてもぐさりと胸に突き刺さる
内容です。

日本だけではなく、アメリカの原発事故についても知ることで、原発というものをとりまく「構造」が浮き彫りになっています。

また、原発作業員の方による福島第一原発潜入調査。隠ぺい・詐称が横行している現場を赤裸々に映し出す内容はとても衝撃的でした。

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上映会主催者の声

上映会を主催された方の声を紹介します
何も知らなかった
私は原発から30㎞圏が地元で当事者、遠く離れた四国で意識の違いを感じていましたが映画を見て改めて「原発のこと何も知らなかった」と語ってくれたた姿がありました。
同じように、沖縄の基地問題や能登やこれまでの国内の災害、ガザやウクライナさまざまな世界中の争い当事者でない事柄に関心を寄せていくことの難しさを感じています。忘れない努力と心を寄せようとする時間とそんな世の中で足元から生きるしたたかさを鍛えたいなと思いました。そのために映画の時間がとても有効で助けになりました。

原発のことを考えてなさすぎた。
シネマ牟岐 2025年03月08日
1945年、世界で初めて原爆が落とされた日本で、66年後自分たちのつくった仕組みで被爆し、故郷をなくした人、今も苦しんでいる人たちがいるという事実。
今も、未来も誰かがその処理をし続けなければいけないという事実。

僕は原発が良いのか・悪いのか、続けていいのか・止めるべきなのか、自分の意見を持てていない恥ずかしさ。

世界の唯一、原爆でも、原発でも被爆国となった日本人として、真剣に向き合わなければならない、他人事にしたり、忘れてはならない。

僕には、2歳の娘がいます。
娘に原発について問われたとき、一緒に考えられる父ちゃんでありたいと強く思わされた映画だった。

厳しい現実を突きつけられました。
みどりアートパーク 2024年08月06日
「原発に関しては、知らなかった、では済まされないこと」「厳しい現実から目をそらしていた」「貴重な情報を知れた」という声があった一方、「伝わりにくかった」「わかりづらかった」という感想も多く寄せられました。正直、他のドキュメンタリー映画と比較すると、作りも荒く、声も聞き取りずらいところがありました(高齢者の方のみならず、一般的にも)。厳しい現実、殺伐とした事実を突きつけるに際し、もう少し丁寧に淡々と描てみせて欲しいとも思いました。この映画は「七転び八起き」と二本立てで上映したのですが、正直、前者の映画制作の丁寧さと比較すると、作品の雑さが悪目立ちしていた気がします。今回、上映後に当館ホワイエのグランドピアノを使ってミニコンサートを試み、来場者の方々に鑑賞してもらったのですが、多くの方から、映画で暗澹たる気持ちになったところ、ピアノの音色で癒された、と言われました。

10年あまり経過していても
御苑でシネマ 2024年03月30日
監督の堀潤さんをお招きし、上映後、撮影した当時のエピソードなどをお聞きしました。10年以上経っても、解決していないことや、今、あらためて気づくことなどを参加者のみなさんとシェアいたしました。映像を映画として残すことの意義を感じました。

ただ忘れないことだけ。
3.11の出来事を忘れないようにと思い、今回は東日本大震災関係の映画2本立て、という形で上映を行いました。

第1部としてこの「変身」を上映。いかに人間が欲深く利己的な生き物であるかを思い知らされるような作品でした。
今なおこの状況が続いていることを思うと、ぞっとします。