「なんてお笑いに一途な男なんだろう」。それが芸人・村本大輔に対する私の印象だ。
最初の撮影地はニューヨーク。コメディ修行に打ち込む村本さんに圧倒された。アイデアを思い付くと道端に座り込んでメモを取り、レストランでは店員相手に英語でネタを試す、毎晩コメディクラブに立ちネタを磨く。そして日本に帰ると全国を回り年間およそ600ステージをこなす。
映画は、そんな人生をコメディに捧げる彼の熱と純粋さの結晶です。」監督 日向史有
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- 2025/02/27
- 【イベント情報】村本大輔の一時帰国スタンドアップコメディツアー「chickens」in 糸島NEW
- 2025/02/26
- 【新規追加】映画『アイアム・ア・コメディアン』テレビから消えた男NEW
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© 2022 DOCUMENTARY JAPAN INC.
About the film
嫌われ芸人、炎上芸人・・・。政治的な発言をきっかけにネットで炎上し、ついにはテレビから消えたお笑いコンビ“ウーマンラッシュアワー”村本大輔。テレビに居場所を失った彼は劇場、ライブに活路を見出し、自分の笑い”スタンダップコメディ”を追求する。本場アメリカへの武者修行、韓国での出会い、パンデミックの苦悩、知られざる家族との関係。世間から忘れ去られた芸人の真実に『東京クルド』の新鋭ドキュメンタリスト日向史有が迫った3年間の記録。
More info
世間は彼の事を、嫌われ芸人、炎上芸人と揶揄する。彼のことが大嫌いなアンチ村本も多数存在する。テレビで政治的なネタを繰り返したことで、テレビ局が使いにくいから干されたのだと言うと、いや単に面白くないからでしょ、と返される。本当にそうだろうか?彼が独演会を開催するとLINE CUBE SHIBUYA(旧渋谷公会堂)が札止めとなる。そう言えば最近テレビで見ないな…。本当にそこにメディアの忖度は働いていなかったのだろうか。しかし、もはやそんな事はどうでも良いようだ。テレビに居場所を失った彼は日本ではなく世界に目を向けたのだ。世界は広い。そう言うと今度は、日本で通用しなかったから逃げたんでしょ?とまたもや返されるかもしれない。アンチの皆さん、それももうどうでも良いのです。間違いないことは村本が世界に出てお笑いを追求している。自身がメディアとなって日本ではタブーとされていることを表現するためにもがいている。そしてもう一つ間違いないことは、彼は日本のテレビから、消えた=言葉を消された。この国ではミュージシャンやタレントが政治的な発言をするとメディアから消えることがある。お茶の間に問題提起の声は届かなくなる。彼を毛嫌いしている皆さん、是非スタンダップして、この映画で彼のコメディ=言葉に触れてみませんか。
■ウーマンラッシュアワー
村本大輔(ムラモトダイスケ)福井県出身1980年11月25日生
中川パラダイス(ナカガワパラダイス)大阪府出身:1981年4月12日生
大阪NSC22期生の村本大輔と23期生の中川パラダイスが2008年9月に結成。2009年「笑わん会第10回」優秀賞、「第7回MBS新世代漫才アワード」 第2位、2010年「第31回ABCお笑い新人グランプリ」 審査員特別賞、2011年「第32回 ABCお笑い新人グランプリ」最優秀新人賞を獲得、2013年「第43回NHK上方漫才コンテスト」「THE MANZAI 2013」で優勝を果たす。2016年6月から2019年9月まで「AKBINGO!」(日本テレビ系)の2代目MCを務める。村本は講演会やスタンダップコメディのライブといった活動を積極的に行い。2023年にアーティストビザを取得し、2024年より「世界的なコメディアンになる」と宣言し活動の拠点をアメリカに移している。現在コンビでの活動は休止中で、中川は声優や芝居の仕事もこなしている。
■監督:日向史有(ヒュウガフミアリ)
2006年、ドキュメンタリージャパンに入社。東部紛争下のウクライナで徴兵制度に葛藤する若者たちを追った「銃は取るべきか」(2016年・NHK BS1)や在日シリア人難民の家族を1年間記録した「となりのシリア人」(2016年・日本テレビ)を制作。長編版『東京クルド』(2021年)が全州国際映画祭で特別審査員賞などを受賞。「村本大輔はなぜテレビから消えたのか?」(2021年・BS12)は衛星放送協会オリジナル番組アワードグランプリ受賞。本作『アイアム・ア・コメディアン』は2022年東京国際映画祭Nippon Cinema Now部門で日本初上映された。
Data
原題 | アイアム・ア・コメディアン | 製作年 | 2022年 |
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製作国 | 日本・韓国 | 制作 | 株式会社ドキュメンタリージャパン |
配給 | ユナイテッドピープル | 時間 | 108分 |
Cast & Staff
監督 | 日向史有 | 製作総指揮 | |
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プロデューサー | 石川朋子、植山英美、秦岳志、ゲーリー・ビョンソク・カム、企画プロデューサー:檀 乃歩也 | 原作 | |
脚本 | 音楽 | 増子彰(東京サウンド・プロダクション) | |
撮影 | 金沢裕司 | 編集 | 斉藤淳一 |
キャスト | 村本大輔(ウーマンラッシュアワー)、中川パラダイス (ウーマンラッシュアワー)他 |