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グリーン・ライ~エコの嘘~

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監督:シャノン・サービス、ジェフリー・ウォルドロン
監督:ジョナサン・カイザー
監督:ゴルキ・グラセル・ミューラー
監督:フラウケ・ザンディッヒ、エリック・ブラック 助監督:フロリーナ・メンドーサ

グリーン・ライ~エコの嘘~

ジャンル 環境 多様性 社会変革 問題解決
時間 97分 製作年2018年  監督 ヴェルナー・ブーテ

監督が世界一周しながら「エコの嘘」の実態を体当たり取材!
この映画を観たら気軽にスーパーで買い物できなくなるかもしれない。

Screening Information

2025/04/23 ~ 2025/04/23
[ 神奈川県 ] みどりアートパークSDGs上映会「グリーン・ライ~エコの嘘~」
2025/04/26
[ 東京都 ] ロータスシネマ vol.74 @西新宿『グリーン・ライ~エコの嘘~』
2025/05/24
[ 埼玉県 ] ここさんぽ『グリーン・ライ~エコの嘘~』映画上映会
2025/05/30 ~ 2025/05/30
[ 福岡県 ] 第8回ADVANCEシネマ『グリーン・ライ~エコの嘘~』

上映会 開催者募集

©e&a film

About the film

スーパーで見かける「環境に優しい」商品。
商品を買うと世界を救えるは本当?確かめるため監督自身が世界一周調査の旅へ出る。

「環境に優しい」「サステナブル」耳触りの良い言葉の裏側に隠された残酷な真実に迫るドキュメンタリー。

More info

スーパーで見かける「環境に優しい」商品。買うだけでオランウータン、海、そして熱帯雨林まで救えるというが本当だろうか?確かに「お買い物は投票」というように一人ひとりの消費行動は企業に影響を与える力がある。でも、本当に正しく消費するだけで世界を救えるのだろうか?ヴェルナー・ブーテ監督は、グリーンウォッシングの専門家カトリン・ハートマンとスーパーを訪れ、カップスープ、ピザやドレッシングなど多くの既製品に「持続可能な」と表示のあるパーム油が使われていることを知る。「持続可能なパーム油なんてない」と主張するカトリンに驚き、実態が知りたくなった監督は世界一周航空券を買い、ハートマンと一緒に旅に出た。

2人がまず向かったのは、パーム油の生産量世界一のインドネシアだ。現地の活動家の案内で、数日前まで熱帯雨林だったがパーム油農園を拡大するため企業により不法に焼き尽くされた土地を訪れると、監督はその痛ましい惨状を見て絶句する。どうしても普段の買い物と、森林破壊が結びつかない。どうすれば環境破壊をせずに済むのか?買わないことなのか、正しい消費の選択をすることなのか? 2人はブラジル、ドイツ、米国を巡って、様々な業界の実態を調べていく。そして著名な学者ノーム・チョムスキーなどに解決方法を聞きに行く。持続可能な未来のために、私たち一人ひとりがどう行動するべきか問うドキュメンタリー。

Data

原題 The Green Lie 製作年 2018年
製作国 オーストリア 制作 e&a film
配給 ユナイテッドピープル 時間 97分

Cast & Staff

監督 ヴェルナー・ブーテ 製作総指揮
プロデューサー マーコス・ポーゼー、エリッヒ・シンドレカ 原作
脚本 ヴェルナー・ブーテ、カトリン・ハートマン 音楽
撮影 ドミニク・シュプリッツェンドルファー、マリオ・ホッチル 編集 ガーノット・グラスル、ローランド・ブッジー
キャスト ヴェルナー・ブーテ カトリン・ハートマン ノーム・チョムスキー ラージ・パテル ヴィンセント・ハンネマン ディーン・ブランチャード スコット・ポーター ソニア・グァジャジャラほか

Review(2)

20/05/07 14:45

ユナイテッドピープル さんのレビュー
役立ち 学び 人生変わる
社会を持続可能な方向に導くために考案されたはずの「グリーンな」認証。その本来の意図を軽々と踏みにじる企業の利益至上主義。いわゆる一般的な生活者の目線とユーモアを大切にする監督の姿勢もあって、ニュートラルな心の状態を保ちながら深刻な実態を追体験できる優れたドキュメンタリーだ。正直に言って、エシカルな消費行動や認証ラベルの意義などについての普及活動をしてきた私は、不誠実な企業による裏切りとも取れる行為の数々に目眩がするほどのショックを覚えた。

それでも尚、私はこれからも、さまざまな認証を参考にして生活をおくるだろう。なぜなら、この地球上のたくさんの場所で起きていることに想いを馳せるとき、認証という仕組みがなければ世界はもっと酷いことになっていると感じるからだ。今の社会システムが次のステージに進むための手段としての可能性を持つ認証制度そのものを批判するだけでは、持続可能な社会づくりに貢献することにはならない。悪いのは認証そのものではなく、その仕組みを悪用する既得権益者と、認証を盲目的に信じる私たち生活者だ。私たち全員の幸せにとって欠くことの出来ない持続可能な社会を実現するには、一人ひとりが自分自身の目を、耳を、感覚を研ぎ澄ませて、真実に迫る努力をするほかないということを、改めて突きつけてくれるありがたい作品だ。

― 末吉里花
エシカル協会代表

***

危機を乗り切るためにユーモアが大切であることを、僕はグリーンランドや南米パタゴニアのフィヨルドや氷河を人力で旅した仲間から学んだ。僕にはない資質を持ったその友人は、状況が深刻になればなるほど独特のセンスを発揮して皆を笑わせた。今、人類は未曾有の危機を迎えている。状況を深く知れば知るほどシリアスにならざるを得ない。でも多くの人々は暗いニュースは好きではないし、耳に痛い話は本能的に避けようとする。大切なことは問題解決への近道を見つけることで、多くの場合、怒りよりもユーモアの方が状況を良くすることに繋がる、というのが今のところの僕の考えだ。そう言う意味でも、この映画の意義は大きい。

― 辻井隆行
元・パタゴニア日本支社長

***

“グリーン・ライ”を終結させるためには、大量消費主義と闘う原動力を、魂の底から掘り出さなければならない。わたしたちは、今この瞬間から選ぶことができる。このままウソをつき続けて金を得るのか、それとも、使命に従い自らの命を全うするのか。

― 井出留美
食品ロス問題ジャーナリスト

***

SDGsの影響で、遂に大企業もサステナビリティを掲げるようになったが、すべてを鵜呑みにしてはいけない。この映画が暴くその事実を知って「消費する恐怖」がより高まった。さあ、あなたはこれからどうする?

― 四角大輔執筆家・森の生活者

***

その他レビュー
https://unitedpeople.jp/greenlie/rv

24/06/09 18:46

ひろんた村母屋 さんのレビュー
元気 学び
皮肉が効いておもしろい。じゃあ、こうしましょう!と唯一の正解のようなものも用意されていない。現実らしく、もやもやとどうすれば分からないまま。だからこそ、考える。

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上映会主催者の声

上映会を主催された方の声を紹介します
問題の大きさ
食に係る方、医療に係る方、資材販売に係る方等、様々なバックグラウンドの方に参加いただき、それぞれの立場で考えられることを共有した。

グリーン・ライの問題は大きすぎてとても太刀打ちできないという見方も多かった。問題が深刻であればあるほど、企業からそれを認証等で隠される中でなにができるのか。

多分、多面的に問題を見ていく必要があるのだろう。
きっとこの映画で悪のやり玉に上がっていた環境搾取企業の数々には、この映画では表現されていないそれぞれの論理があると思われる。それらも合わせて多面的に問題の構造を理解した上で、自分はどうみるか、なにをするか考えていく必要があるのだろう。

いろいろな意味で非常に良いきっかけを与えてくれる映画である。

偽りの「エコ」の真相
GRiD CINEMA 2021年02月27日
「グリーン・ライ〜エコの嘘〜」のオンライン上映&ダイアログを開催しました。上映後のダイアログでは、様々な意見が交わされました。貴重だったのは、作品中で糾弾されているグローバル大企業で、以前働いていた方が参加者にいたことです。企業がどこまで責任がとれるか、というのは現実にはたいへん難しかったというお話でした。また参加者の皆さんがそれぞれ環境意識をもっており、どのような行動ができるだろうかというポジティブな会話が行われました。

社会の課題を多角的に捉えることができる映画
焼かれる森林。原油流出事故による黒い海と有毒な油の塊が打ち上げられた海岸。土地を奪われ大企業と戦う先住民の姿。
など、
世界の様々な『嘘』が垣間見れるとても見ごたえのある作品。
一つの社会的テーマだけを追った作品ではないので、
上映時間があっという間に過ぎ、参加者からも高評価でした。

cinemo上映会情報からも参加者がありました。
開催者からの告知だけではどうしても告知範囲が狭められてしまいますが、映画上映会サイト上で告知できることで、参加者の幅を広げることができました。

また、些細なことでもこちらからの問い合わせに対する ユナイテッドピープルさんの対応がとても早く、大変助かりました。


もっと知りたくなる、サステナビリティの真実
 2020年12月29日
映画館での上映は終了しておりましたが、すっと仲間たちと共有し、この件について考えたかった映画です。
企業活動、生産活動と販売戦略としてのサステナビリティ、また消費活動のからくりを知る、大変良いきっかけとなりました。
「サステナビリティの真実」について学ぶには、入り口としてはいい映画だと思いますが、内容については少々物足りない感じもしました。この映画をきっかけに、考察が深められればと思っております。