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できる - セ・ポシブル

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監督:吉村瞳
監督:オースティン・アンドリュース
監督:ロバート・エプスタイン

できる - セ・ポシブル

ジャンル 環境 教育 政治経済 伝統文化 社会変革 問題解決
時間 99分 製作年2019年  監督 マチルダ・ジュリアン&ジョナサン・カレン

若いフランス人カップルが日本で見つけた持続可能な暮らしの未来像

Screening Information

上映会 開催者募集

About the film

●フランス人カップルが日本で見つけた持続可能な社会像とは?

甚大な被害をもたらした2011年3月11日の東日本大震災。これまでのライフスタイルを見直し、よりエコロジカルで持続可能な暮らし方に移行した日本人は少なくない。これらの変化に熱視線を注ぎ、日本中を旅した30代の若いフランス人カップルがいる。日本とエコロジーが大好きなマチルダとジョナサンだ。将来、持続可能な生活をすることを心に決めている彼らは、エコロジカルな暮らしの実践者たちに会うため、8ヶ月もの間、ボランティアしながら日本を縦断することを決意する。

More info

●未来の世代のために私たちが進むべき道とは?

3500kmのヒッチハイクを含む5000kmで訪れた場所の数は15ヶ所。訪問先は、屋久島で自然と調和したライフスタイルを実践しているエコビレッジ・アペルイ、神奈川で地域通貨や自然エネルギーに取り組むトランジション藤野、東京のど真ん中でパーマカルチャーに挑戦している東京アーバンパーマカルチャー、徳島県上勝町でごみのない社会への転換に取り組むゼロ・ウェイストアカデミーなど。2人は、各地を巡り、持続可能な未来のためのヒントを発見していく。合言葉は「できる」。フランス語だと「セ・ポシブル」。さあ、マチルダとジョナサンと旅に出よう。

Data

原題 DEKIRU: C'EST POSSIBLE 製作年 2019年
製作国 フランス 制作
配給 ユナイテッドピープル 後援:アンスティチュ・フランセ日本 時間 99分

Cast & Staff

監督 マチルダ・ジュリアン&ジョナサン・カレン 製作総指揮
プロデューサー 口レンス・ラフイト、ケビン・アモン(協力プロデューサー) 原作
脚本 音楽
撮影 編集
キャスト マチルダ・ジュリアン&ジョナサン・カレン 三宅洋平 (音楽家・政治活動家・社会活動家) テンダー(ヒッピー) ソーヤー海(共生革命家) 坂野 晶(ゼロ・ウェイストアカデミー)

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上映会主催者の声

上映会を主催された方の声を紹介します
Rolling20'sシネマ できるーセ・ポシブル
登場する人たちがみな饒舌で、しかも優しい語り口なのが、とても素敵でした。いろんなキーワードが出てきて、聞いたことがあるなと思う言葉に、意味を見つけることができた映画です。自分が若かったらこうしたいと思うかもしれないけど、歳をとっていたって、今が一番若いのだから、今始めようと思わされました。できる!!

上映後の談話会も盛り上がりました。
ぐるりの暮らし製作所 2020年12月12日
オルタナティブな社会、暮らし方を模索している方が多かったので、事後のお話会も多岐に渡り盛り上がりました。

地球と生命の未来を守る会
コミュニティ作りの参考になりました。

持続可能な社会に向け、地域の人たちと共にできることを模索して行きます。

ありがとうございました。

外からの視点で自分を発見する
・映画のタイトル通り、「なんでもできる」と思いました。
・とてもすてきな映画でした。日本人は外からの目線で自分を発見するというところがあります。マチルダとジョナサンが、外からの目線で、日本のいい取り組みを取り上げてくれているのがよかったです。中立に、フラットに、いいdistanceで見ることができました。日本人が自分で映画をつくると、このようにうまくはいかないと思いました。
・自分は今九州に住んでいるが、近いところの取り組みがたくさんあって、親近感がもてた。
・心温まる映画を作ってくれてありがとう。人と人とのrelationにfocusして、人と人がつながっていることがよくわかりました。ひとりで生きてる人はいない。コミュニティや社会など、横のつながりがあるところが温かくて大切なのだとおもいました。
・わたしは日本人だけど、日本のいいところを海外の人に教えてもらうことができた。
・「私たちは自然の一部」「みんなつながっていて、自分が変わることが世界を変えていくfirst step」と言ったメッセージが、よかった。
・いろいろな小さい活動を、たくさんの人がしていることがわかった。ぜんぜん知らなかったけれど、私にもできるかもしれないなと勇気をもらった。
・ひとりでは大きなことはできなくても、仲間とか横のつながりを大事にして、近くの人たちと考えていくことで、大きなことにつながっていくといいな。
・日本人の人たちの、日本語がていねいでわかりやすかった。相手にわかってもらえるように話しているからだと思う。自分もこのように話せるといいなと思いました。

【映画上映会「できる〜セ・ポシブル〜」を終えて】
森と海の藝術楽校 2020年08月23日


昨日の上映会では、20代から70代までの幅広い年代の方々にお越しくださいました。

また、上映会のあとに、トークディスカッションという形で、東日本大震災以降ボランティアに行かれた方や、3・11が人生のターニングポンイトとなった方々のお話を伺いました。
ボランティアに行った方々のお話として、ボランティアをして意識の持ち方に変化があったと言います。
「形ある財産は一瞬でなくなるけど、人との絆や得てきた経験はずっと残る大切なもの」「ボランティアや支援というものがぐっと身近になった、そしてそれを続けることの大切さを痛感し、日常で小さなアクションを起こすことが増えた(募金、語り継ぐ)」ということでした。

もう人方は、ボランティアに行かれ瓦礫撤去のお手伝いをしました。撤去が終わった後の家主さんの「ああ、これで明日から生きていける」という第一声に、「生きる」ってなんやろ?と考えるようになったと言います。「生きる=働いて稼いでいい暮らしをする」という当時20代だった頃の漠然とした考えがあったけんじさんは「生きる」という意味の振り幅が広すぎてよくわからなくなった、と当時の心境を共有してくださいました。また「死はなんの前触れもなく、突然訪れるものだ」ということを感じ、以前から大好きだった離島に移り住むことを決意したと言います。

そして大学生から5年間もの長い間、東北のボランティアに関わってこられた一方の方は、被災者の方々とたくさん交流をしてこられ、実体験からご自身が感じられた「心の復興」が本当の意味で大切なんだということを私たちに教えてくださいました。そして自然をよく知ることが、自分の身を守る上でも大事だと言います。
最後に、「ボランティアに行かなくてもできることはある。それは3・11の出来事を風化させないこと、忘れないこと、語り継ぐこと。これが被災者の方々に私たちができること」だと、お話ししてくださいました。

3・11が人生のターニングポイントとなったある方は、当時、お子さんを産んだばかりで、本能的に危機感を覚えたと言います。旦那様が離島ご出身だったこともあり島に移住し、都会ではよく夜泣きしていたお子さんが島ではぐっすり寝るようになったと、自然の力、偉大さを痛感されたようです。

主催したわたくし自身も、岩手県宮古にボランティアにいった当時の光景やにおい、風、出会った人々を鮮明に思い出しました。人の儚さ、人の偉大さ、自然の脅威、目に見えない放射能という本能的な危機感と恐ろしさ、、、3・11以降、色々なおもいが同時に交錯し、制作活動していた絵が全く描けなくなったこと、自分の弱さを痛感したことを覚えています。

以下、今回アンケートを通してご感想をいただきましたので、共有させて頂きます。

●各地のパーマカルチャーの取り組みを知れてよかった
●映画+トークを通して、改めて震災のことを思い出した。ずっと考え続けるのは難しいが、都度このように考える機会を持てる場は大事
●小さなことからでも自分ができることから始めてみようと思った
●色々な方の感じ方、人生観に触れられてよかった。「Move by love」 素敵な言葉!
●持続可能な社会の取り組みがあちらこちらで実践されていることに関心する。コロナ渦の中で儲け主義の弊害が問われている。取り組みに感謝。
●自分も3.11以降人生が変わった1人で、今回の映画をとても楽しみにしていた。次回も楽しみ。
●日本を舞台にしたそれぞれの自然に対する考え方が面白く、そのような心持ちで実際に生活している方々の実態を見ることができてよかった。
●とても貴重な時間を過ごすことができた。
●映画を観るだけじゃなく、皆さんで話す時間があって、色々な方の価値観を知れてとてもよかった!
●映画に出てくる方達がとてもいいお顔だった!
●今、自分が向き合っている問題がテーマとなっていたのでとても興味深い内容だった。

何より今回は、20代から30代前半の若い方々、そして今回も町長も一緒にこの映画を共有できたことを心から嬉しく思います。