【日野原重明先生からのコメント】医師・聖路加国際病院 名誉院長
「冒頭から最後のクライマックスまで、言葉にならないほどの感動に溢れた素晴らしい作品!観客は私と同様、上映時間が短く感じるほど、吸い込まれるように身を乗り出して観ることでしょう。私の102年という決して短くない人生でピークとなったこの映画が、日本中の方の心を奪うと信じています。」
君の歌声を、ふたたび。
ガンで声を失った天才オペラ歌手と
彼を信じて支えた
日本人音楽プロデューサー。
不屈の魂から生まれた
世界でただひとつの奇跡と感動の実話。
ユ・ジテ 伊勢谷友介
チャ・イェリョン 北乃きい ナターシャ・タプスコビッチ ティツィアーナ・ドゥカーティ
News
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About the film
命か、それとも歌か。
声を失くしたテノール歌手が辿った、壮絶な魂の軌跡。
真実の感動がここにある。
「NHKドキュメンタリー」「ニュースウオッチ9」「とくダネ!」「奇跡体験!アンビリバボー」などでも採り上げられ数多くの反響を生んだ“奇跡の実話”待望の映画化。
“アジア史上、最高のテノール”と称されヨーロッパで活躍していたオペラ歌手ベー・チェチョル。彼がまさに頂点を極めようとしていたとき、悲劇は突然訪れた。甲状腺ガンに侵され、手術によって声帯の神経を切断。歌声を失ってしまう。
「もう二度と舞台には立つことは出来ない」歌手として最も過酷な苦難を受ける彼に、彼の声を愛した一人の日本人音楽プロデューサーが手を差し伸べた。音楽で結ばれた 二人の絆が、世界にも例のない奇跡を生み、いま、感動のステージの幕が開く。
More info
オペラ歌手、ベー・チェチョル(ユ・ジテ)の未来は輝いていた。彼は繊細で力強い類希な歌声〈リリコ・スピント〉を持ち、その歌声はオペラの本場ヨーロッパの観客を魅了して、「100年に一人の声を持つテノール」と絶賛された。舞台ではスポットライトを浴び、家では愛する妻のユニ(チャ・イェリョン)と一人息子に囲まれた幸福な日々。チェチョルは成功に酔いしれていた。そんななか、公演を終えたチェチョルに、沢田幸司(伊勢谷友介)と名乗る日本人の音楽プロデューサーが声をかけてきた。チェチョルの歌声に惚れ込んだ沢田は、ぜひ日本のオペラ公演で主役として出演して欲しいと熱心に頼み込む。韓国人のオペラ歌手を招聘することは大きな賭けだったが、フタをあけてみれば日本での公演は大成功。その打ち上げで、沢田のアシスタントの美咲(北乃きい)はギターの弾き語りでチェチョルに歌を捧げ、沢田は辛い生い立ちのなかで常に音楽に支えられてきたことを告白する。仕事の付き合いを越えて心が触れ合った夜。この日以来、チェチョルと沢田は固い絆で結ばれた。
意気揚々とヨーロッパに戻ったチェチョル。ところが、自分の次のシーズン公演の「オテロ」公演の練習中に、突然意識を失って倒れてしまう。医師がくだした診断は甲状腺癌。手術でなんとか命をとりとめたものの、その代償は大きかった。手術中、声帯の片方の神経が切れてしまい、彼は二度と歌う事ができなくなってしまったのだ。その事実を受け入れることができず、ただ呆然とするチェチョル。劇場から契約を切られ、なす術もなく韓国に帰国するしかない。絶望の淵に追いやられたチェチョルを、妻のユニ(チャ・イェリョン)と沢田は懸命に支えた。そして、チェチョルの声を取り戻せるかもしれない一人の日本人医師を見つける。しかし、医師も躊躇するような手術だけに、成功の確率は限りなく低い。それでもチェチョルは自分の声を、人生を取り戻すために運命の手術に挑んだ。果たして、彼は再び舞台に立つことができるのか……。
Data
原題 | The Tenor Lirico Spinto | 製作年 | 2014年 |
---|---|---|---|
製作国 | 日本・韓国 | 制作 | キム・サンマン フィルム |
配給 | 『ザ・テノール 真実の物語』プロジェクト | 時間 | 121分 |
Cast & Staff
監督 | キム・サンマン | 製作総指揮 | T.J.Chung、澤上龍、輪嶋東太郎 |
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プロデューサー | キム・Jenny・ジョンア、ホン・ソンボム | 原作 | |
脚本 | キム・サンマン | 音楽 | キム・ジュンソン |
撮影 | 編集 | シン・ミンギョン | |
キャスト | ユ・ジテ 伊勢谷友介 チャ・イェリョン 北乃きい ナターシャ・タプスコビッチ ティツィアーナ・ドゥカーティ |
Review(0)
上映会主催者の声
・心に残ったことは、完璧じゃないと、準備不足だからやらない、ではなくて、途中経過も全て見せたらいいということ。やりながらでいいんだと思えた。周りのサポートやアシストが見事。チーム。
・Amazing Grace 背景を調べてみた。神様はいるのではないかという気がしてきた。
・メリーナさんの意地悪によって、物語が引き締まる。本当にはこんな意地悪な人はいないと思うが、各自、自分の中にいるのではないか。ユニさんは主体になれない。夫に寄り添う。それでいいのかな?と疑問に思った。
・何かを失う喪失感。見ていて苦しかったが、立ち直っていくプロセスや周りの人が助けてくれること、一人じゃ生きていけないことがよくわかった。沢田の『ネバーギブアップ』が響いた。生きるってこういうことだなと。
・二回目の鑑賞だが、今回感動した。ラストのシーン、日韓の友情にぐっときた。売り上げ度外視して、友人に手を差し伸べられるだろうか。
・人をちゃんと見ないといけないなと思った。テノール歌手が声を失ったと知らない人は、上手じゃないと思うかもしれない。バックグラウンドを知って、その人をちゃんと見て、判断しないといけない。劇場は切らなきゃいけないが、歌手としてはたまったもんじゃないな。
・Amazing Grace心打たれて涙が出てきた。
いつ? → 来週
どん底にいるときに、自分では這い上がれない。強引に誰かが引き上げてくれないといけない。
・主人公に「あなたは終わった」という女性。この女性に救いはあるのか心配になった。主人公があれこれ言われる時に、どういう態度をとるのか、悩んでひねくれたり、立ち向かっていったり、考えさせられた。
・イギリスのことわざ「Living will be best revenge.」彼がリベンジを果たしたというのは表面的なこと。そこまでの逆境をいつか良かったと思うだろう、そういう風な気持ちが必要だと思った。