フェアトレードという言葉は知識としてあったが、その商品を選択して買うことには結び付いていなかった。まだまだ一般消費者に伝わる取り組みに十分に発展しておらず、メーカー、小売等の協力も必要だし、自分自身も生活の中で限意識してフェアトレード商品を購入していきたい。
チョコレートの原料、カカオ豆を、どこで誰がつくっているのか、あなたは知っていますか? ガーナで児童労働の問題と出会い、悩み、闘った、日本の女の子たちの物語。
News
- 2023/12/26
- 「大地再生チョコレート」を食べながら、映画『バレンタイン一揆』上映をしませんか?
- 2020/01/17
- バレンタインデーに合わせて映画『バレンタイン一揆』上映しませんか?
- 2016/12/26
- バレンタイン特別キャンペーン!2月中の上映が特別価格に!
About the film
児童労働って?フェアトレードって?
小さな一歩をふみだした、日本の女の子たちの奮闘記。
“チョコレートの原料、カカオ豆を、どこで誰がつくっているのか、あなたは知っていますか?”日本の普通の女の子3人が、アフリカのガーナで出会ったのは、たくさんの子どもたちがカカオ農園で働かされ、学校に通うこともできない「児童労働」という現実でした。バレンタインデーに、フェアトレードでつくられた、ほんとうに愛のあるチョコレートを、日本のみんなに選んでほしい。彼女たちは動き出しました。イベントの名は、「バレンタイン一揆」。果たして、彼女たちの想いはみんなに届くのか??これは、児童労働の問題と出会い、悩み、闘った、日本の女の子たちの物語です。
More info
ガーナで児童労働の問題を知った、日本の普通の女の子3人は、動き出す。バレンタインに、チョコレートを通して、世界の問題について考えること。フェアトレードでつくられたチョコレートをちゃんと買うこと。それこそが、バレンタインにすべき、大切なことなんだ、と。そして、みんなでフェアトレードのチョコレートを買う「バレンタイン一揆」というイベントを企画。2月11日、「バレンタイン一揆」当日、彼女たちの想いはみんなに届いたのか・・・。
※ACE設立15周年記念として制作。
Data
原題 | バレンタイン一揆 | 製作年 | 2012年 |
---|---|---|---|
製作国 | 日本 | 制作 | 博宣インターナショナル |
配給 | 配給協力:ユナイテッドピープル | 時間 | 64分 |
Cast & Staff
監督 | 吉村瞳 | 製作総指揮 | 小林聡 |
---|---|---|---|
プロデューサー | 並河進(企画) 斎藤雅隆(統括)森元直枝 富岡洋一(企画協力) | 原作 | |
脚本 | 音楽 | 中村公輔(音楽監督) 主題歌「僕なんて」音楽協力:Q.,Ltd 株式会社キュー | |
撮影 | 小林聡 | 編集 | 吉田博 |
キャスト | 梅田麻穂 藤田琴子 志賀アリカ |
Review(5)
14/05/26 21:08
23/12/21 21:18
14/05/13 11:35
14/12/12 10:57
16/01/15 21:58
一時期、毎日のようにチョコクロを食べていて、もう若くもないのにこれはイカン!と
一念発起してスイーツ断ちしたことを遠い目で思い出します。(チョコクロは今も食べてません)
フェアトレードに関する映画、ということで上映することにした「バレンタイン一揆」の再生確認をおこなったのですが、
昔からバレンタインに限らずイベント事に全く興味がない私は、冒頭の
「バレンタインは世界中が愛に包まれる日」
というナレーションを聞いてブルーレイディスクを畑の彼方へと鹿煎餅のように投げようかと思いました。
しかし、そんなことしなくてよかった。
映画は、チョコレートの原料であるカカオの主要生産国ガーナへのスタディツアーに参加した18,19歳の女性3人を中心に描かれています。
児童労働の現実と、その状況を改善しようとする大人たちの動き、教育への真摯な姿勢等、
映し出される映像はツアーを疑似体験させてくれます。
現地の人たちの暮らしを目の当たりにした三人の反応も、
同じく不平等なシステムの上に無自覚に乗っている日本人だからか共感することが多く、
それも映画にのめり込めた一因だと思います。
この映画は、
オーガニックかそうでないか、原材料はピュアか、環境配慮はしてあるか、だけでなく、
児童労働といった生産現場への思いを馳せることが大事であると再認識させてくれました。
チョコ好きのあなた、ぜひ一見を〜
上映会主催者の声
フェアトレードという言葉は知識としてあったが、その商品を選択して買うことには結び付いていなかった。まだまだ一般消費者に伝わる取り組みに十分に発展しておらず、メーカー、小売等の協力も必要だし、自分自身も生活の中で限意識してフェアトレード商品を購入していきたい。
上映会にはフェアトレードについて知らない方も参加されることから、上映前のフェアトレードについての情報提供を学生に担当してもらい、説明を聞いてから上映に入るという流れにしました。そして上映後に主催者からガーナの現状についての補足説明を行い、そのあとシネマダイアログを行いました。
今回、コロナ感染の急激な拡大を理由に学生が急遽オンラインで参加する形になってしまいましたが、情報提供やシネマダイアログへの参加を通して学生と参加者共に大きな学びにつながった場になったと思います。
~参加者の感想~
・ガーナの子供たちが周りの環境に感謝しながら一生懸命勉強しているのが印象に残った。
・(シネマダイアログで「何のために勉強しているのか」という一般参加者から学生への質問を受けて)何のために学問を学ぶのかすぐに答えられなかったけど、ガーナの子供たちはきっとそうではないんだろうと思った。自分は環境を与えられているからこそ、しっかり考えたい
・自身も寛大な心を持たなければならない。世界を変える前に自分の改善できることを改善し、世界を変えるのはそこからだと思った。
・私たちがあまり夢もないのに、ガーナの子供たちは夢を立派な夢を持っていて、色々な価値観の違いなども分かった。
・児童労働、格差、貧困などチョコレート一枚とっても、問題はあまりにも大きくて根深いということを痛感した。けれども、私たち一人ひとりがどんなに無力でも、知ること・考える事・伝えることをやめてはいけないと思った。
アンケートにもフェアトレードのことがよくわかったという意見が多く寄せられました。
約10年前の映像なので、今のガーナの教育の事はどうなっているのか?や3人の女性のその後も知りたいという声も聞こえました。
また、第二弾を期待する意見もあるので、来年も開催したいと考えています。反省としては、参加者のほとんどが50代以上の中高年でしたので、次回は若い世代にきてもらいたいです。
映画を観た後に午前はランチ、午後はお茶を飲みながらシェア会も行いました。
参加した方々からは「こんな現実があるとは思わなかった」「買い物をする時にこれからは色々考えようと思う」「次回も参加したい」
など感想をいただきました。
映画を観て、今まで知らなかった事を知るきっかけになったのはもちろん、その後のシェア会が出来たのがとても良かったです。
そして参加してくれた方々も言っていましたが、これから少しづつ一緒に観る仲間が増えて同じ空間で同じものを観てそれぞれ感じた事をシェアできる会にしていきたいなと思いました。次回も楽しみです。
自分の知らない社会問題と向き合いたい、そんな方におすすめの映画です。