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シード~生命の糧~

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監督:オースティン・アンドリュース
監督:ロクサレ・ガエム・マガミ
監督:吉村瞳

シード~生命の糧~

ジャンル 環境 多様性 伝統文化 問題解決
時間 94分 製作年2016年  監督 タガート・シーゲル、ジョン・ベッツ

種は人類の命そのもの。
しかし種子の94%が20世紀に消滅。
種子の多様性を守るために私たちのすべき選択とは?

Screening Information

2025/04/12 ~ 2025/04/13
[ 山形県 ] シネマシェア米沢第4回上映会
2025/05/10
[ 埼玉県 ] ここさんぽ『シード ~生命の糧~』映画上映会
2025/05/23 ~ 2025/05/23
[ 鹿児島県 ] #カタルシネマ Vol.5
2025/05/25 ~ 2025/05/25
[ 岐阜県 ] Cinema Plates - 映画に学び、食を愉しむイベント -

上映会 開催者募集

(c)Collective Eye Films

About the film

20世紀中に種子の94%が消滅 種子の多様性が失われている

私たちの命そのものというべき種は、1万2千年以上もの間、世界中の人々によって大切に受け継がれてきた。しかし、驚くべきことに20世紀中に野菜の種子の実に94%がすでに消滅。気候変動や、世界の種子市場を多国籍企業が独占するようになったことが大きな要因だ。市場には遺伝子組換え作物(GMO)が登場し、多くの国々で農家が種子を保存し翌年蒔くことが禁止されるようになった。結果、古くからの農業の伝統が途絶え、人類史上最も早いペースで種子の多様性が失われているのだ。

More info

種は未来に実りをもたらすタイムカプセル

在来種が失われ続けている今、人類の未来の糧を守るため、世界中の種の守り人、シードキーパーたちが挑戦を続けている。「種子は私たちの子孫」とトウモロコシの種を守り続けるアメリカの先住民たち。人類の終末に備え、最大300万種の種を貯蔵できる永久凍土にあるシードバンク、スヴァールバル世界種子貯蔵庫に種子を保存する人々。世界中を駆け巡りながら、種を南米やアフリカなど世界中で収集する植物探究者たち。ヴァンダナ・シヴァ、ジェーン・グドールやウィノナ・ラデュークなど著名な活動家と種子の多様性を守る方法を探る。

Data

原題 SEED: The Untold Story 製作年 2016年
製作国 アメリカ 制作 Collective Eye Films
配給 ユナイテッドピープル 時間 94分

Cast & Staff

監督 タガート・シーゲル、ジョン・ベッツ 製作総指揮 マリサ・トメイ、マーク・タートルトーブ、フィル・フェアクロフ
プロデューサー タガート・シーゲル、ジョン・ベッツ 原作
脚本 音楽 ガース・スティーブンソン, ベンジー・ワースハイマー、ガイア
撮影 編集 ガート・シーゲル、ジョン・ベッツ
キャスト ヴァンダナ・シヴァ、ジェーン・グドール、ウィノナ・ラデューク、ラージ・パテル、ウィル・ボンソール、イグナシオ・チャペラ、ビル・マクドーマン、マリア・チャム

Review(1)

20/05/07 14:43

ユナイテッドピープル さんのレビュー
役立ち 学び
この日本でも「規制緩和」、「民営化」、「自由貿易」の名の下に、グローバル大企業によるタネの支配が進行中だ。命の源であるタネが危ない。ぼくたちもこの映画に登場するタネの守り人たちの輪に連なろう。

- 辻 信一(文化人類学者)

***

多国籍企業によるタネの支配が進むことについて、私が心配していた事をタネの歴史から詳しく紐解き、
現在の遺伝子組換え種子まで 丁寧に描いた良い映画です。
この映画を観ればタネは誰のものか考えさせられます。
私は等しく人類の遺産であって、それを金儲けの道具として囲い込みしてはならないと思います。
- 山田正彦(元農林水産大臣)

***

海の向こうの他人事が、
いつの間にか、
私達日本人の足元にも
火をつけているのが見えるだろうか?
国境を超えたマネーゲームが、
種子を農民から取りあげ、
多様性を壊し、
消費者から主権を奪い、
生命に値札をつけてゆく。
この映画は、私たちに気づかせ、呼びかける。
何を口にしているかを知ること
自然とのつながりを取り戻すこと。
「今だけカネだけ自分だけ」幻想から目を覚まし、
動き出した世界中の仲間とともに、
「おたがいさま」という名のタネを、
今すぐまき始めなさい、と。

- 堤 未果(国際ジャーナリスト)

その他レビュー
https://unitedpeople.jp/seed/rv

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上映会主催者の声

上映会を主催された方の声を紹介します
しまのぱんsouda! 2025年02月24日
種や植物の美しさ、尊さを感じる作品です。

一旦、遺伝子を組み替えてしまうと後戻りできないことや
受粉して侵略されてしまうこと、
農薬などの試験場だけで完結するのではなく、
周りにも被害が起きること。
一見、自分自身には関係ない遠くの話のようであっても、とんでもなく関係していると実感されていました。

数年前に変更された食品表示に対する心配の声や、
安全なものを選ぶための学び方を知りたいなどの意見もありました。

人間も自然の一部と理解して、自然に反することはしてほしくないですね。

種の美しさ、いとおしさ
参加してくれた人は、種に今まで何も関心のなかった人、この映画を以前見ていた人、開場に思い入れがあった人などまったく共通点のない人たちでした。

作品の感想や自分たちの背景を話すうち、種の大切さ、美しさ、地元に根づいた文化を壊す権利はだれにも無いという話になりました。在来種を自分たちの文化として大切にする人たちは古くからその土地に根付いた人たち。日本も足元を見直しながら、種を大切にしていきたいと話し合いました。

今回は主催者側が以前から関心を持っている種の話なので、日本の在来種の種を扱うオンラインショップや、在来種の野菜を扱う人たちをわずかではありますがご紹介しました。

日頃、何気なく口にしているモノへの関心を喚起!
みどりアートパーク 2025年01月10日
「サンモント」「GMO」「フッ素化合物」「種子法」……。映画を観た後、改めてそれらの言葉を調べ、農業専門のサイトの解説文を読んでみて、非常に勉強になりました。
朝ドラなどでよく、主人公たちが戦前戦中戦後の食糧難で苦労するシーンが描写されています。幼い頃からそうしたドラマや映画を観て、農地は被害を受けることもなかったのに、どうしてなんだろう、、とぼんやり疑問を感じていました。成長するにつれ、戦後、品種改良がなされて収穫量が爆上がりしたこと、戦争中は種苗を政府が統制していたことなどを知りました。そして今、この映画を観るまで、日本の種苗法が廃案されていたことはもちろん、種苗法自体の存在さえ知りませんでした。とても恥ずかしいことです。当たり前のように、スーパーでお米や野菜を買って調理し、食べていることが当たり前ではないことを実感できただけでも、一歩前進だと、、、。
今回、年明け早々の上映会だったので、出足はいまいちだったのですが、当日、足を運んでいただいた方々から、とても良い内容だった。こんな映画を上映してくれるホールの存在意義は高い!と、お褒めの言葉をいただきました。また、お隣の港北区にある日吉の森美術館の学芸員の方より連絡をいただき、、スヴァールバル世界種子貯蔵庫にも寄贈された原種の籾 (もみ) をかたどった鋳造彫刻を当館に持ち込まれて展示したい旨、ご依頼がありました。今回、準備期間がないためて止む無くお断りしましたが、彫刻家・田辺光彰氏のご子息である田辺館長にご来館いただき、映画を鑑賞されました。(当館の上映会は、朝日新聞の告知記事を見たとのことで、有難い限りです。)前回の上映会も同様ですが、毎月、上質な映画を上映させていただいているお陰で、初めて当館を訪れていただく方方の輪も広がってきました。
アンケートも皆さま熱心に書いていただき、映画の素晴らしさのほか、「種子の映像の美しさに驚かされた」「10年近く前のドキュメントなので、現状を知りたい」というお声もいただきました。

Untold Story
株式会社アドイシグロ 2024年10月19日
上映後に、原題のUntold Story(知られざる話)という印象をみんなで共有しました。種子法などの情報を多く知っていたり、いろいろなトークイベントや、或いはSEED BANKで種の交換をした経験を持っている方も。ただ、日本ではあまり騒がれていないという印象があり、そこも不気味な感じがしました。種のグローバル化のアニメーションがかなり衝撃的で恐ろしいという感想も。シードバンク、種マニアの人が出ていましたが、本当にキレイで宝石みたいでした。上映会の会場ツルーガにもキレイな在来種の種を飾りたいね、というアイデアも出ていました。素敵だと思います。

想いをシェアする
株式会社錢屋本舗 2024年09月20日
当日は来場者特典として、開催地の大阪にちなんで天王寺かぶらの種をプレゼントしました。
「映画を見て種について考え、声を挙げていかなければならないと思った」、「もっと関心を持つ人々を広げていきたい」等、様々なお声をいただきました。