グレート・グリーン・ウォール
ジャンル
環境 平和 人権 社会変革 問題解決 時間 92分
製作年 2019年
監督 ジャレッド・P・スコット
【カンヌ コーポレートメディア&TV大賞2020 金賞】
【サンパウロ国際映画祭 2019 観客賞】【レインダンス映画祭 2020 最優秀撮影賞】
アカデミー賞ノミネート『シティ・オブ・ゴッド』
フェルナンド・メイレレス監督製作総指揮作品
マリ出身のミュージシャン、インナ・モジャが音楽で人々をつなぎ、壮大なアフリカン・ドリームの実現のため、気候変動の最前線へと旅する音楽ドキュメンタリー。
【文部科学省特別選定作品 青年・成人向き 国際性(国際理解・平和)】
「8000kmのアフリカンドリーム。
砂漠化の脅威に、苗木を植え続けることで、立ち向かう。壮大なプランとささやかな行動の繰り返し。その先に見えるのは、希望の未来。
これは、どこか遠い国だけの話ではない。この映画が教えてくれるのは、どんなに小さくてもよい。今こそ、具体的な行動をする「勇気」だ。」
── 鬼丸昌也(認定NPO法人テラ・ルネッサンス 創設者・理事)
「大国が、国際社会が、どれほどこの地を翻弄し、乾いた大地に響く銃声に耳を塞いできたか――そんな不条理に抗い、自らの「声」を取り戻そうとする人々が、ここにいる。」
── 安田菜津紀(認定NPO法人Dialogue for People副代表/フォトジャーナリスト)
「環境問題、気候変動は人類が直面している課題。他人事ではなく自ら何が出来るのか。未来を切り開く力は私たちの中にあるはずです。」
── 高橋尚子(シドニー五輪女子マラソン金メダリスト)
▼その他コメントはこちら!
https://unitedpeople.jp/africa/cmt
VIDEO
©GREAT GREEN WALL, LTD
About the film
アフリカのサヘル地域は、気候変動に直面している地球上で最も脆弱な場所の一つである。気候変動を食い止めるため、2007年、アフリカ大陸を8,000kmにわたって横断する人類史上最大規模の植林プロジェクト、グレート・グリーン・ウォール(緑の長城)計画が開始された。完成すれば多くの人々の生活を改善する世界的奇跡となるだろう。壮大なアフリカ・ドリームを成功させるため、マリ出身の世界的ミュージシャン、インナ・モジャがアフリカ横断の旅へ。セネガルからエチオピアまでの道中、セネガルのヒップホップの創始者ディディエ・アワディ、マリのブルース・バンドのソンゴイ・ブルースや、ナイジェリアのワジェなどと楽曲を制作し、各地でライブを重ねていく。「紛争で危険にさらされるのは常に女性」だからと、特に女性支援に情熱を燃やす彼女は、紛争孤児の少女たちと出会うなどして、現実の過酷さに衝撃を受けつつも、「夢を信じてほしい」と、夢を抱けるアフリカのためにメッセージを発信していく。
More info
<アフリカのサヘル地域は砂漠化が進む地球上最も脆弱な場所の一つ>
世界平均の1.5倍の速さで気温上昇しているアフリカのサヘル地域は、気候変動に直面している地球上で最も脆弱な場所の一つである。その影響で起こる砂漠化、干ばつなどの深刻な土地劣化や、食糧不足が引き起こす紛争の過激化などにより、生活が脅かされ人々は移民を余儀なくされている。加速する気候変動を食い止めるため、2007年よりアフリカの国々主導により大陸を8,000kmにわたって横断する人類史上最大規模の植林プロジェクト、グレート・グリーン・ウォール(緑の長城)計画が開始した。完成すれば地球上最大の生きている建造物となり、サヘル地域コミュニティに対し、食糧や経済的機会を提供し、多くの人々の生活を改善する世界的奇跡となるだろう。
<インナ・モジャが音楽でアフリカをつなぎ、人々を勇気づける>
気候変動の問題を解決し、壮大なアフリカ・ドリームを成功させるため、マリ出身の世界的ミュージシャン、インナ・モジャがアフリカ横断の旅へ。セネガルからエチオピアまでの道中、セネガルのヒップホップの創始者ディディエ・アワディ、マリのブルース・バンドのソンゴイ・ブルースや、ナイジェリアのポップスターで紛争の影響を受けている少女や女性を支援するワジェなどと楽曲を制作し、各地でライブを重ねていく。「紛争で危険にさらされるのは常に女性」だからと、特に女性支援に情熱を燃やす彼女は、紛争孤児の少女たちと出会うなどして、現実の過酷さに衝撃を受けつつも、「夢を信じてほしい」と、夢を抱けるアフリカのためにメッセージを発信していく。
文部科学省特別選定作品
青年・成人向き 国際性(国際理解・平和)
(2023年3月7日認定)
Data
原題
The Great Green Wall
製作年
2019年
製作国
イギリス
制作
MAKE WAVES
配給
ユナイテッドピープル
時間
92分
Cast & Staff
監督
ジャレッド・P・スコット
製作総指揮
フェルナンド・メイレレス他
プロデューサー
サラ・マクドナルド、ジャレッド・P・スコット、ニック・ノース、チャーリー・W・フェルドマン
原作
脚本
サラ・マクドナルド、アレクサンダー・アセン
音楽
チャーリー・モール
撮影
ティム・クラッグ
編集
ピラール・リコ
キャスト
インナ・モジャ
ディディエ・アワディ
ソンゴイ・ブルース
ワジェ、ベティ・G
上映会主催者の声
上映会を主催された方の声を紹介します
3回目の上映会は、『グレートグリーンウォール』。
リピートしてくれる方もいて、少しずつこの場所でのツキイチ上映会も定着してきたと思います。
今回は、人との出会いが更なる出会いには繋がり、アフリカという遥かなる大地を身近に引き寄せてくれました。
サヘル地域で30年以上植樹活動をしている「緑のサヘル」を始め、海外協力隊に参加経験のある方、また舞踏を通じて交流のあった方、アフリカ象の保護活動をしている方など、多くのアフリカ絡みの人々が集まってくれました。
長年に渡る現地での植樹活動の中で、大地に森があった時のことを覚えている3世代ほど前の長老たちが一番、木を植えることの意義を理解してくれた、とのコメントに深く頷くとともに、緑だった頃を知らない若い世代の協力を得ることの難しさを知りました。
音楽を通じこの問題を知ってもらいたい、というインナさんと製作者の意図、作品の焦点も見えてきました。
アフリカ自体も興味深く好奇心をそそる大地ではありますが、アフリカに関わる方々の面白さでより楽しい会になりました。
少人数上映会の良さも実感。
出会いに心から感謝、そしてこの作品に感謝です。
・男性も女性も子供も連れ去りがある
・国際的な援助が行き渡ってないような気がする
・干ばつによって、紛争が起り、そして人びとの心が貧しくなっていく
・生き方の選択肢がなくて、胸が苦しくなった
・死ぬか生きるかの干ばつの状態で生きていくということ、心が疲弊していく
・中村哲さんの本と重なった。生きるか死ぬしか無いという考えになる・・
・どんどん貧しくなっていく
・日本も渇水によって、環境が変わっていくのではないか
・どの立場でも発言できる環境、関係ないを辞める
・みんなが歩く-動く-行動すること
・ひとりひとりが能動的に生きる
・希望を歌うが、進歩していないのが現実
・未来を信じて“植樹”しているが・・・
・都市と田舎の様々なギャップ
・日常では考えないような知らないことを学ぶことができた。
・グリーンウォールという計画は素晴らしいと思った。
・アフリカのメディアの伝えない情報を知ることができた。
・昔の映像でも出てきたが、国際的な支援がこの30-40年で行き渡っていると思った。
・私たちは募金をすること、今回のような情報を知ること、話すことが大切
・音楽がみんなの励ましになっていると思った。音楽で生活に少しでも潤いを与えている。
・“エコシア”検索するだけで木が植えられる支援になる 現在1億8千万本植えられている。
10月11日の「国際ガールズ・デー」を記念した上映会とトークイベント
上映会後のアンケートでは、映画の内容に感銘を受けた、というコメントや、アフリカの現状およびグレート・グリーン・ウォールについて勉強になったという声が多数聞かれました。また上映会後のトークイベントでは、プランの職員が、映画の感想や、アフリカでの出張経験をもとにお話しをしましたが、もっと聞きたかったという声が多かったです。
【リアル会場開催】第37回 haishop × KIGI ソーシャル映画祭『グレート・グリーン・ウォール』
peaceday関連イベントとして開催した今回の映画祭。
三連休の中日なのにも関わらず、3名様にご参加いただきました。
改めて平和について考えるということは、普段日本に住んでいる私たちにとって、頻繁に行うことではないからこそ、
映画からたくさんのことを学び、意見を交わすことにとても意味があると感じました。
すっかり日本人にとっては当たり前になってしまった、「平和」をこれからも「世界の誰にとっても当たり前」にするために、これからもできることから行動したいと皆様おっしゃっていました。
第165回 銀座ソーシャル映画祭 x PEACE DAY映画祭 2023 x デモクラシー・フェスティバル・ジャパン + 第9回プロギング部ラン&ピース
9/16(土)昼、第165回 銀座ソーシャル映画祭 x PEACE DAY映画祭 2023 x デモクラシー・フェスティバル・ジャパン + 第9回プロギング部ラン&ピースを開催しました。
PEACE DAY映画祭(9/15~9/21)参加イベントです。
https://peaceday.jp/2023/
今回も Democracy Festival Japan と共催しました。
少なめの参加者でしたが、上映後は落ち着いた雰囲気で感想共有し、その後は交流が続きました。
なお、予定していた上映後の第9回プロギング部ラン&ピースは、極度の蒸し暑さのため中止しました。