TERRA ぼくらと地球のくらし方
ジャンル
環境 教育 社会変革 問題解決 時間 102
製作年 2023年
監督 木多伸明
パーマカルチャーの”希望の世界観”を広めたいと、コロナ禍に一才の息子を連れた
撮影の旅で訪れた日本各地とアメリカ西海岸で、楽しみながら地球を救うヒーロー達の物語。
VIDEO
About the film
2021年、世界中がパンデミックで混乱の中、パーマカルチャーに魅了された夫婦が一歳の息子を連れて日本各地とアメリカ西海岸へ撮影の旅に出た。共生革命家のソーヤー海と一緒に、より良い世界をつくるために活動するパーマカルチャーの実践者(ヒーロー)達に会いに行こう。
More info
案内人 / ナレーション
ソーヤー海
実践者
◎臼井健二 / シャンティクティ (長野県池田町)
◎Marisha Auerbach (Portland, OR)
◎設楽清和 / NPO法人 パーマカルチャーセンタージャパン (神奈川県旧藤野町)
◎カイル・ホルツヒューター / パーマカルチャーセンター上籾 (岡山県久米南町)
◎たいら由以子 / 循環生活研究所(じゅんなま研) (福岡県福岡市)
◎Antonio Roman-Alcala / Alemany Farm (San Francisco, CA)
◎ソーヤー海 / パーマカルチャーと平和道場 (千葉県いすみ市)
◎酒匂徹 / 自然農園ウレシパモシリ (岩手県花巻市)
◎Doug, Joe, Sam, Maria Bullock / Bullocks (Orcas Island, WA)
◎川村若菜&大村淳 / フォレストガーデン (静岡県浜松市)
◎Glenn Hurlehy / Beacon Food Forest (Seattle, WA)
◎石田紀佳 / 自由大学 実践!アーバンパーマカルチャー (東京都表参道)
◎Ole Nelson / Kailash Ecovillage (Portland, OR)
Data
原題
製作年
2023年
製作国
日本
制作
TUP Media & くらしのね
配給
時間
102
Cast & Staff
監督
木多伸明
製作総指揮
プロデューサー
原作
脚本
音楽
イノリノネSTUDIO
撮影
編集
キャスト
ソーヤー海、臼井健二、Marisha Auerbach、設楽清和、カイル・ホルツヒューター、たいら由以子、Antonio Roman-Alcala、酒匂徹、
Dag
Joe
Sam
Maria Bullock、川村若菜&大村淳、
本間フィル・キャッシュマン、Glenn Hurlehy、石田紀佳、Ole Nelson
上映会主催者の声
上映会を主催された方の声を紹介します
等身大の暮らしこそ、ほんとうの豊かさ ー 映画『パーマカルチャー』を観て
パーマカルチャーをテーマにしたこの映画を観て、心が静かに揺さぶられました。
「豊かさ」ってなんだろう? そんな問いかけが、ふと胸に残ります。
毎日ごちそうを食べることでも、遠くへ旅行に出かけることでも、華やかな娯楽に包まれることでもない。
むしろ、自然とともに、自分の手の届く範囲で、無理なく暮らすこと。
それが本当の「豊かさ」なのかもしれないと気づかされました。
どこに住んでいても、自分らしい等身大の暮らしは実現できる。
そして、その暮らしを続けていくことが、安心とつながっている。
そんな穏やかで力強いメッセージに、背中をそっと押された気がします。
派手さはなくても、じんわりと沁みてくる。
観終わったあと、少し呼吸が深くなって、今日の空が違って見えるような。
そんな映画でした。
昨年に続き2回目の上映。人数は少なかったのですが、以前からTERRAを観たくて、でもタイミングを逃していた、という人達から「見れて良かったです!」という感想をいただきました。
さらに、観て終わりではなく、少しでも実践に移してみたい。そして、実践してみてからもう一度参照したい等、繰り返し学びながら実践していくためにこの映画を大切に見ていきたいという声もありました。
「都会の暮らしでも」「今すぐはじめよう」という熱い語りかけに呼応して、自分が印象に残ったシーンやネクストステップとして何をしてみたいかということを語り合いました。
家族と相談して食べられるものを庭で栽培してみたい、自分の住む地域にもフォレストガーデンのような試みができないか探りたい、ソーラークッキングに挑戦したい、今すでにやっている循環型の庭の取り組みをもっと進めていきたいなど、かなり具体的なアイデアを持っている人ばかりで、行動にすぐつながる作品だったと感じます。
映画は大好評。たくさんのパーマカルチャーの実践事例は、とても刺激的。「豊かさの定義を変える」「パーマカルチャーは先住民の知恵をまとめたもの」「地球を森にする」「うずらを飼う」「ハンモックタイム、ゆとりを大切に」「苗を育てなくても、次々生えてくる」が参加者の心に残りました。豊かさの定義が変わります。自然から学べることはたくさんあることがわかる映画です。
社会変革を起こしている時は多少の不快や抵抗に合うことは必然であることや、お金やコネクションはさほど重要ではなく、友達を誘って、手元にあるもので、できることから始めればいい、という助言に勇気付けられる。また、大多数の人が暮らす都会のシステムが変わってこそ、社会が良い方向へと転換していく、と都市で活動する人びとの取り組みにもなるほどな、と。どの方もたくさん話し、情報量が多いように感じたけど、かといって、どの場所も削れないかも。