家族と相談して食べられるものを庭で栽培してみたい、自分の住む地域にもフォレストガーデンのような試みができないか探りたい、ソーラークッキングに挑戦したい、今すでにやっている循環型の庭の取り組みをもっと進めていきたいなど、かなり具体的なアイデアを持っている人ばかりで、行動にすぐつながる作品だったと感じます。
パーマカルチャーの”希望の世界観”を広めたいと、コロナ禍に一才の息子を連れた
撮影の旅で訪れた日本各地とアメリカ西海岸で、楽しみながら地球を救うヒーロー達の物語。
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About the film
2021年、世界中がパンデミックで混乱の中、パーマカルチャーに魅了された夫婦が一歳の息子を連れて日本各地とアメリカ西海岸へ撮影の旅に出た。共生革命家のソーヤー海と一緒に、より良い世界をつくるために活動するパーマカルチャーの実践者(ヒーロー)達に会いに行こう。
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案内人 / ナレーション
ソーヤー海
実践者
◎臼井健二 / シャンティクティ (長野県池田町)
◎Marisha Auerbach (Portland, OR)
◎設楽清和 / NPO法人 パーマカルチャーセンタージャパン (神奈川県旧藤野町)
◎カイル・ホルツヒューター / パーマカルチャーセンター上籾 (岡山県久米南町)
◎たいら由以子 / 循環生活研究所(じゅんなま研) (福岡県福岡市)
◎Antonio Roman-Alcala / Alemany Farm (San Francisco, CA)
◎ソーヤー海 / パーマカルチャーと平和道場 (千葉県いすみ市)
◎酒匂徹 / 自然農園ウレシパモシリ (岩手県花巻市)
◎Doug, Joe, Sam, Maria Bullock / Bullocks (Orcas Island, WA)
◎川村若菜&大村淳 / フォレストガーデン (静岡県浜松市)
◎Glenn Hurlehy / Beacon Food Forest (Seattle, WA)
◎石田紀佳 / 自由大学 実践!アーバンパーマカルチャー (東京都表参道)
◎Ole Nelson / Kailash Ecovillage (Portland, OR)
Data
原題 | 製作年 | 2023年 | |
---|---|---|---|
製作国 | 日本 | 制作 | TUP Media & くらしのね |
配給 | 時間 | 102 |
Cast & Staff
監督 | 木多伸明 | 製作総指揮 | |
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プロデューサー | 原作 | ||
脚本 | 音楽 | イノリノネSTUDIO | |
撮影 | 編集 | ||
キャスト | ソーヤー海、臼井健二、Marisha Auerbach、設楽清和、カイル・ホルツヒューター、たいら由以子、Antonio Roman-Alcala、酒匂徹、 Dag Joe Sam Maria Bullock、川村若菜&大村淳、 本間フィル・キャッシュマン、Glenn Hurlehy、石田紀佳、Ole Nelson |
Review(1)
24/05/05 20:56
上映会主催者の声
家族と相談して食べられるものを庭で栽培してみたい、自分の住む地域にもフォレストガーデンのような試みができないか探りたい、ソーラークッキングに挑戦したい、今すでにやっている循環型の庭の取り組みをもっと進めていきたいなど、かなり具体的なアイデアを持っている人ばかりで、行動にすぐつながる作品だったと感じます。
作品では日本各地とアメリカ西海岸を旅し、パーマカルチャーを実践している人々の姿が描かれました。自宅でのうずらの飼育や果実の栽培、さらにはアスファルトを剥がして農地に変えるといった斬新なアイデアを持つ実践者たちが、楽しく自然と共に生活する姿が描かれています。また、池田町にあるゲストハウス「シャンティクティ」も日本のパーマカルチャーの聖地として登場し、臼井健二さんの取り組みが紹介されました。
今回の上映会には、臼井健二さんご本人にもご参加いただき、映画終了後にはパーマカルチャーの基本理念や、映画制作の背景について解説をしていただきました。臼井さんは、持続可能な農業と自然との調和を目指す彼の経験を交えながら、パーマカルチャーがもたらす豊かな暮らしについて語りました。また、具体的な実践方法についても触れ、身近なところから始められるアイデアやヒントを提供してくださりました。
上映会後のディスカッションでは、「農的生活をしてみたいけれど敷居が高いと感じていたが、今回の映画を通じてその一歩を踏み出す勇気が持てた」といった感想や、「パーマカルチャーの考え方が非常に新鮮で、もっと詳しく学びたい」という声が寄せられました。
今回の上映会では、パーマカルチャーの実践が単なる農法に留まらず、生活全般に広がりを持ち、人々の価値観や生き方そのものを変える力を持っていることを伝えるきっかけになったように思います。
「からびなシネマ」では、今後も多様な価値観を提供するドキュメンタリー映画を通じて、地域の皆様が交流し、学び合える場を提供していきます。次回の上映作品も、これまで同様、多様な視点を持つ内容をお届けする予定です。
社会変革を起こしている時は多少の不快や抵抗に合うことは必然であることや、お金やコネクションはさほど重要ではなく、友達を誘って、手元にあるもので、できることから始めればいい、という助言に勇気付けられる。また、大多数の人が暮らす都会のシステムが変わってこそ、社会が良い方向へと転換していく、と都市で活動する人びとの取り組みにもなるほどな、と。どの方もたくさん話し、情報量が多いように感じたけど、かといって、どの場所も削れないかも。