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バベルの学校

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監督:ダーヴィド・グロス
監督:ロバート・エプスタイン
監督:リック・グレハン
監督:ガリー・キーン、アンドリュー・マコーネル
監督:アレクサンダー・J・ファレル

バベルの学校

ジャンル 教育 人権 多様性
時間 89分 製作年2013年  監督 ジュリー・ベルトゥチェリ

「違い」は、集団において財産である――。
2020年までには、日本にもそんな文化をつくっていきたい。

- 作家 乙武洋匡

子どもたちの無限の可能性を引き出す本当の教育とは何か。
原点をじっくり教えてくれるこの作品。
ぜひ多くの教育関係者、親たちに見てほしいです。

- 教育評論家/法政大学教授 尾木直樹(尾木ママ)

24人の生徒、20の国籍、24のストーリー。
フランス中を感動に包んだドキュメンタリー。

文部科学省特別選定 社会教育(教養) 青年向き
文部科学省選定  社会教育(教養)成人向き
(2015年1月15日選定)

Screening Information

2025/05/16 ~ 2025/05/17
[ 滋賀県 ] 【バベルの学校】宮前舎の上映会/(5/16-17)
2025/05/17 ~ 2025/05/17
[ 兵庫県 ] 「バベルの学校」映画会とお話し会&「0円食堂」

上映会 開催者募集

(c)pyramidefilms

About the film

アイルランド、セネガル、ブラジル、モロッコ、中国…。世界中から11歳から15歳の子どもたちがフランスにやって来た。これから1年間、パリ市内にある中学校の同じ適応クラスで一緒に過ごすことになる。 24名の生徒、20の国籍…。この世界の縮図のような多文化学級で、フランスで新生活を始めたばかりの十代の彼らが見せてくれる無邪気さ、熱意、そして悩み。果たして宗教の違いや国籍の違いを乗り越えて友情を育むことは出来るのだろうか。そんな先入観をいい意味で裏切り、私たちに未来への希望を見せてくれる作品。

More info

アイルランド、セネガル、ブラジル、モロッコ、中国…。11歳から15歳の子どもたちが世界中からフランスのパリにある中学校にやって来た。24名の生徒、20の国籍、そして24のストーリー。家庭的な事情でやってきたもの、辛い母国の生活から逃れてきたもの、亡命を求めてやってきたもの、または単によりよい生活を求めて移民して来たものなど理由は様々。

フランスに来たばかりの彼らが入ったのは適用クラス。このクラスでフランス語を学び、話せるようになるための集中トレーニングを受け、やがては通常のクラスに移るために、他の教科も学んでいく。

国籍も宗教もフランスに来た理由も違う子どもたちの中には時に大声で口論し、泣き、自暴自棄になる子も。ブリジット・セルヴォニ先生は、そんな子どもたちを驚くほどの辛抱強さで見守り、なだめ、そして導いていく。

国籍も宗教も家庭のバックグラウンドも違う十代の生徒たちが、異国の地フランスで、言葉もままならないなか葛藤を抱えて新生活を初め、時にぶつかりながらも様々な壁を乗り越えて友情を育んでいく。そんな彼らの姿は私たちに未来への希望を見せてくれる。

ジュリー・ベルトゥチェリ監督作品(『パパの木』、『やさしい嘘』(カンヌ映画祭批評家週間賞))。
後援:在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本
文部科学省特別選定 社会教育(教養) 青年向き
文部科学省選定  社会教育(教養)成人向き
(2015年1月15日選定)

Data

原題 La Cour de Babel 製作年 2013年
製作国 フランス 制作 Les Films du Poisson、Sampek Productions 共同製作:ARTE France Cinema
配給 ユナイテッドピープル 時間 89分

Cast & Staff

監督 ジュリー・ベルトゥチェリ 製作総指揮
プロデューサー 原作
脚本 音楽 オリヴィエ・ダヴィオー
撮影 編集 ジョジアンヌ・ザルドーヤ
キャスト

Review(5)

19/02/26 07:08

the.rootless.0902@gmail.com さんのレビュー
感動 泣ける
多様なバッググラウンドをもち、多様な思いをもつ若者たちがフランスを舞台に描き出すストーリー。

文化や宗教という壁を越え、彼らはお互いをわかろうと不器用に衝突を繰り返している。

たまにふとみせる寂しげな表情に、移民としての辛い過去を垣間見て、胸がつまるようでした。

たどたどしく、それでもひたむきに。
自分を主張していこうと懸命にもがく彼らに、強さをもらいました。

人は、こうも強くあれるものかと感じさせてもらいました。

そして、彼らそれぞれを見据え、あらゆる偏見、差別の類いを度外視して、個人として生徒に向き合う先生の姿に教育者の鑑をみました。

最後のシーンは、涙をこらえられませんでした。

必見です。


19/03/08 09:01

2404413 さんのレビュー
感動 役立ち 学び 人生変わる
2019.3.2 参加者アンケートより

〇様々なバックグラウンドを持つ子供達が、話を重ねながら理解を深める様子を見て、互いにぶつかってもコミュニケーションを重ねることや自分の話をし、相手の話を聞くことの大切さを改めて感じました。国際理解はもちろんですが、日頃の人間関係でも言えることだと思います(30代女性)。

〇セルヴォニ先生の忍耐強さに感服。すばらしい映画だった。これからを担う若い人たちに「違いはあたり前」をいい環境の中で育っていって欲しい(60代女性)。

〇色んなバックグラウンドを持った子供たちが、自分の国、アイデンティティを誇りに思いながら、時に周りとぶつかりながらも一生懸命生きている姿に感動しました。これから外国人が増え、日本や私達の地域でも同じような状況が起こりうると思います。そうなった時に自分たちはどうあるべきか、考えさせられる素晴らしい映画だった(30代女性)。

20/04/26 18:13

Minami さんのレビュー
学び
●教育と異文化理解について深く考えさせられる映画!

1番印象的だったシーンは適応クラスの授業の様子。
自分たちの信じる宗教について話題があっちにいったりこっちにいったり。
「ブルカは大人の女性になった象徴でお母さんから買ってもらって誇らしかった。」
「パリで買ったコーランだから特別。大人になった気持ち。」
「みんな神様の子だからみんな平等なはず。」
「アダムとイブはどうやって子供を作ったの?それを教えてくれたら先生の話を信じる。」
日本では聞けないし、話せないし、感じることのできない多様性をのびのび感じることができた。

自分がここにいていいんだという居場所が
多くの子ども・青年にとって「学校」だったら幸せだなぁ、と。
どうやったら、そういう「学校」を作って行けるのかなぁ、と。

大人が自由に本当のことを言える環境・職場を持っていること、
そんな大人になれるように多くの体験を通して学ぶこと、
が今、自分にできることだなと感じました。

15/11/06 13:55

ユナイテッドピープル さんのレビュー
感動 学び 泣ける
「違い」は、集団において財産である――。
2020年までには、日本にもそんな文化をつくっていきたい。

- 作家/東京都教育委員 乙武洋匡


子どもたちの無限の可能性を引き出す本当の教育とは何か。
原点をじっくり教えてくれるこの作品。
ぜひ多くの教育関係者、親たちに見てほしいです。

- 教育評論家/法政大学教授 尾木直樹(尾木ママ)


言葉を獲得することは、世界と出会うことだと
この映画が改めて教えてくれました。
人は、伝えずにはいられない存在であり、
多様であらざるをえないということを、
みずみずしい10代の感性が生々しく伝えてくれる、貴重な映画です。

- 特定非営利活動法人 こども哲学・おとな哲学 アーダコーダ 代表理事 川辺洋平


喧嘩をしたり、涙をこぼしたり、慰めあったり、笑い転げたり、
共に真剣に本音で向き合って時間を共有することで、やがて人々は一つになれる。
幸せとはお金でも、権力でも、名声でもない。
そんな家族のような人達に囲まれている事なのではないか。
誰も一人では生きていけない。
人生にとって何が大切なのかの答えがここにある。

- 国際教育家 坪谷ニュウエル郁子

17/07/24 19:08

Shake-Handsシネマ&トーク さんのレビュー
感動 元気 学び
2017.2.9 参加者アンケートより

・差異にどのように向き合っていくかを考える機会になりました。教育という場のあり方や共生のための作法について、ゆっくり考えていきたいと思いました。

・まだ若いのに、すでに様々な重みのある人生を送ってきた子どもたちに思わず自分はあの年齢の時に何をしていただろう?と思いました。そして、皆、ちゃんと自分ならではの大切な思いや考えを持っている。それを他人に伝えることもできる。
人はどんなに近くにいる相手だとしても、思いは伝えないと本当の意味では分からないと思うので、素敵な子どもたちだなあと思いました。もちろん、子どもたちが発言できる場をつくっている先生も素晴らしいです。
シェア会の時に、「お互いの立場は違うけれど、全員が違うという共通点がある。だからこそ最後にはお互いにとって大切な存続になったのでは?」という言葉に、その通りかもしれないと思いました。お互い、普通だったら、その場にいるはずがない、話をする気にもなれない相手だとしても、一つの目標、共通点があると、お互いの違いをこえて繋がることができるのかもしれませんね。

・淡々と子ども達の毎日を追っている画像は、受け取る側に様々な解釈を可能にする分、もっと知りたいとも感じさせられました。

・多様性とどう付き合うか、頭でイメージできても実際にその渦中で対応するのとでは大きく違うのだと思い知らされました。また、あの学校では国籍や宗教などの「ヨコ」の違いと、個々の習熟ペースの「タテ」の違いが入り混じり、それぞれを優劣でなく「違い」として受け止める姿勢があるのが素敵だと思った。日本ではとかく「タテ」の違いで劣等感を感じやすい状況にある印象があるので、その受け止め方が変わって欲しいし、まずは自分から何かできないかと宿題をもらった気がします。

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上映会主催者の声

上映会を主催された方の声を紹介します
バベルの学校の感想
二階シネマ 2025年03月28日
二階シネマでは毎月テーマを決めて2作品を上映しています。3月テーマは「ちがいを話そう」

学校関係の方、高校生が来てくれてうれしかったです。

参加者感想:
・見た目の差だけで中身はみんな同じなんだなと思った。
・多様性の中で育つ子供たち。今は試練が多いけどすばらしい経験
・国籍、宗教の違いを超えて平等に接する先生すばらしい
・大人しい中国出身の子、お母さんから「中国の子どもはみなしゃべらない」、最後は感情豊かに自分の意見を話すように。国の違いではなく教育の違いでは。
・授業での、世界の疑問についての話題が多様で面白かった。日本で宗教について語れる中学生はほぼいないのでは。

参加人数は少ないけど、よいシネマダイアローグができました。皆さん口にするのは日本の教育との違い。画一的なよい子が出来上がる日本の教育システム。外国から見たらすばらしい点もあるのだろうけど、内側にいる人としては、そこでつまづく子の多さ、またはつまづかずに空気を読み過ぎる子供たちを不安に思ってしまいます。

派手なマニュキュアしても、アクセサリーをつけても、自分の意見をしっかり話し、夢に向かって一生懸命に勉強する子たちがまぶしかった。

すばらしい映画をありがとうございました!

「バベルの学校」を見て
・母国の情勢や家族の移住、仕事の関係、より良い教育や経済環境を求めてなど、さまざまな背景を持った国籍や文化、宗教、言語の異なる子どもたちが、フランスの学校を舞台にぶつかり合いながら、お互いの理解を進めていく様子を見て、多文化共生社会のあり方について考えさせられました。

・さまざまな国や地域において、他者(自分と違う言葉や文化、宗教を持っている人)を排除しようとする動きが広がる傾向を見せている現代社会において、違いを理解し受け入れることの大切さ改めて感じさせられる作品でした。

・子どもたちが自分の意見を率直に述べ、互いに理解し合おうとする姿勢は、異文化理解の重要性を再認識させられました。

移民の親子のリアル、そして、子どもたちの素直な疑問
コープ自然派奈良 2025年02月24日
フランスの移民の中学生たちがお互い全く異なるバックグランドと価値観を持ちながらも、それぞれの考えや価値観を伝え、それを聴きあう姿、もちろん、トラブルも難しさもたくさんあるクラスだと思うのですが、子どもたちが友情を育んでいく姿や、それを見守ってきた先生とのお別れに涙する参加者が多かったです。
宗教、価値観に対する子どもたちの素直な意見を聞きながら、多文化共生が最も実践できているのはこの子どもたちではないかと皆感じておりました。

多様性は力
【多様性は力なのか】
「多様性は力だ」

20代の頃に障がい当事者の友人から教えてもらった言葉です。

その時は、ピンとこなかったけれど、少しづつ感じ始めている気がしています。

でも、まだ、その多様性のるつぼには、実際にいたことがない。綺麗事ではない、いろんなドラマがあるはず。

おそらく、北海道においても、いつか訪れる道なのでは…と私は思います。

その準備もしっかりしていきたい。

少なくとも、北海道に住むことになった子どもたちには、日本語教育を受けられる環境と、自分たちのアイデンティティを大事にできる繋がりが提供できたらと、思います。

私自身の新しい目標になりつつあります。

「多様性は力」「多様性を力にせよ」

日本人として、北海道人として、そう自信を持って言える環境をつくりたいです。