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ZAN ~ジュゴンが姿を見せるとき~

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ZAN ~ジュゴンが姿を見せるとき~

ジャンル 環境 教育 平和 政治経済 人権 多様性 伝統文化 社会変革 問題解決
時間 73分 製作年2017年  監督 リック・グレハン

沖縄では絶滅したと思われていた伝説の生き物、ジュゴン。
このジュゴンが棲む海で、いま何が起きているのか。

Screening Information

上映会 開催者募集

About the film

沖縄に生息する絶滅危惧種のジュゴンを見ようと訪れた先は辺野古。そこで目の当たりにしたのは、圧倒的な自然の美しさと、それを脅かす米軍基地建設だった。


沖縄でジュゴンを探す旅に出た木佐美有が見た辺野古・大浦湾の自然の豊かさと米軍基地建設に向けた様々な立場の人びとの声。ジュゴンとはどのような生き物なのか。辺野古・大浦湾にはどのような生物が暮らしているのか。基地建設について、自然保護団体、研究者、抗議活動に参加する市民、地元地区の住民は何を思っているのか。そして、私たちは何を守らなくてはいけないのか。沖縄の豊かな自然の中での様々な発見、体験を通してジュゴンが暮らすこの海と共に生きていくことの大切さを考えるドキュメンタリー。

More info

監督は受賞歴のあるクリエイティブディレクターとして20年以上、広告制作業務に携わってきたリック・グレハン。2012年、日本初となるエシカル、サステイナブルというコンセプトを掲げたクリエイティブエージェンシー、イメージミルを設立し、ドキュメンタリー番組制作、企業、NGOのショートフィルム制作やブランディング業務を行ってきた。北アイルランド・ベルファストにて、政治活動に参加する家族の下で育ったリックはアクティビストとしての顔も持つ。自分の故郷で直面してきた問題と沖縄が抱える問題の間に共通点を感じながら、ジュゴンと辺野古を題材にした本作品の制作を決めた。

Data

原題 製作年 2017年
製作国 日本 制作 imageMILL(イメージミル株式会社)
配給 ユナイテッドピープル 時間 73分

Cast & Staff

監督 リック・グレハン 製作総指揮 リック・グレハン 
プロデューサー 木佐美有 原作
脚本 音楽 HAIOKA
撮影 リック・グレハン デビッド・ウー 編集 リック・グレハン デビッド・ウー 木佐美有
キャスト 木佐美有 安部真理子 石垣優 岩本俊紀 海勢頭豊 浦島悦子 島幸子 鈴木雅子 中井達郎 西平伸 波照間永吉 東恩納琢磨 細川太郎 吉川秀樹 吉田正人 ほか

Review(2)

19/08/31 12:33

一BA さんのレビュー
学び 人生変わる
人類が誕生するよりもはるか昔からそこにある大自然。
たまたま地球上で高い知能、文化を持っているだけの人類が、人類の都合だけで大自然を破壊していいのか、地球にダメージを与えていいのか、誰もが疑問に思っていることを改めて声に出して共有するきっかけを作ってくれる映画でした。

18/01/11 06:17

カナ さんのレビュー
感動 元気 学び 人生変わる

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上映会主催者の声

上映会を主催された方の声を紹介します
環境をテーマにした上映会ができて良かったです
NPO油やプロジェクト 2019年06月15日
ちょうど軽井沢でG20環境関連閣僚会議というのが開催されていて環境をテーマにした上映会ができて良かったです。

身近な自分たちの課題を感じる
「沖縄は、遠いところだと思っていたが、この問題は、自分たちの生活にも降りかかる、ごく身近な問題だと思えた」
「大好きな沖縄の海を、今こそ守りたい」
「映像の綺麗さに感動した。この風景をいつかは直接、見に行きたい。それまで、この海を守って欲しい」
といった感想が寄せられた。
遠いところの問題をごく身近な課題に感じられたようです。

ZAN上映会を終えて
ZANの映画を通し、純粋に沖縄の自然の美しさ、そこに宿る命の尊さを感じて欲しかった。じゅごんを通してしることのできた映画でした。参加者には実際に辺野古で基地建設反対の活動やジュゴンの生態を保護する運動を行っている人たちもいらっしゃいました。
 映画上映会のあと、ユンタクして感想を言いあう時間を持ちました。
それぞれが、それぞれに映画の映像を刻んでくれたようです。
 もう少し集客の方法があったのかもしれませんが、会としては少人数上映会はそれとして有意義な時間となりました。

ZAN ~ジュゴンが姿を見せるとき~ を観て
反対運動を起こしたり、争うことにエネルギーを使うよりも、なぜ自然を壊してまで作らないといけないのか、国と我々がしっかり話合いの場を設けるべきだと感じました。
我々が犠牲者としての意識では決して解決につながらない。
神秘的で神のようなシンボリックなZANは争いを好まないはず。どうすれば良いのか、ただ良い結果を祈ることしかできないのか。
沖縄・辺野古にまた関心が高まりました。

2月24日:県民投票の日の上映会
ナナシネマ 2019年02月24日
沖縄の辺野古基地移設に関する県民投票の日に上映会を開き、沖縄そばのランチを食べながら、シェア会をしました。

基地と共存して生きてきた、「条件付きで容認」という姿勢をとっている人たちのお話は、1人の方が「本心ではみな海を守りたいはずだけど表立っては言えない」とおっしゃっていて、たしかにどの方のお話も、歴史や経済、社会的理由で本当の気持ちを表現することができない苦しさが滲んでいるように見えました。

それに対して、ジュゴンや海を愛して眼差しを向ける方たちのお話では、ジュゴンを探しにいって諦めた時にやっと会えたんだという方の笑顔や、会えていないのに「この先の海にいるんですよ」とうれしげに言う方の笑顔が、輝いていて印象的でした。

参加者の方々からは、下記のような感想がシェアされました。

・沖縄が大好きで、住んでいない自分も、埋め立てのことを考えるととても悲しい。現地の人は、一層それぞれの辛い思いがあると思う。自分には何もできないのか。
・2年前に地元で産廃施設建設に関する住民投票があり、公平とは言えないような状況で投票は終わり、基地建設が進んでいる。ミゾコイという保護指定動物の生息が確認されていて、その保護を本当に考えて行動している。中には、基地建設を止めるためにミゾコイのことを訴えている人もいて、本気で保護を考えていないように見える。
自分には何もできないのかという問いに対して。できることは、目の前の自然をほんとうに見つめて、大切にすること。
・感謝する気持ち、自然に関わっていくことが大切
・自然に親しむことが多い自分でも、沖縄に自分が住んでいないということもあって、どこかしら人ごとになってしまう。
・県民投票がどうあれ、基地建設は進んでいく。基地建設に賛成の人、反対の人、どちらでもない人、皆が心が暗くなっていっていると思う。そういう時こそ、隣の人に優しくすること、認め合うことで、お互いの心を柔らかく。自分たちにできることはそこからだと思う。