以下は今回協働で上映会に尽力した学生団体の主要メンバーの感想です。
私は「The True Cost」を高校の授業で初めて観て衝撃を受けたのを今でも覚えています。ラナプラザ事件によるがれきの山、工場から流れ出る茶色い排水、けむりで覆われた空、劣悪な労働環境で働く労働者の姿、、、。ファッション業界の華やかなイメージの裏で深刻な環境汚染と途上国の縫製工場での労働搾取という問題を初めて目にしました。私が大好きなファッションが、何げなく毎日着ている服が、自然と人の犠牲の上になっているという事実を知りました。その映画との出会いが上智大学のGreen Sophiaという団体で環境保護活動を始めるきっかけになり、そのなかでもファッションやコスメにおける環境問題により力を入れて取り組み、SNSで発信してきました。そして今回、ファッション業界における深刻な問題を伝え、より多くの人に環境に優しい行動への一歩を踏み出してほしいという思いで上映会に至りました。上映会に参加した方からは価値観が180度変わり、ファッションの持続可能性について改めて考えるきっかけになったと言っていただきました。環境問題でも気候変動やプラスチック問題は近年注目されることが多くなってきました。しかし、世界第二の環境汚染産業といわれるファッション業界における環境問題は未だあまり注目されていないと言えます。今回の上映会が微力ながらも学生に自分たちの思いを伝え、毎日着ている服が実は環境と人を傷つけているという問題提起をすることができたと確信しています。他の人にもぜひ見てほしいと願っていたこの素晴らしい作品を上映することができ本当に嬉しく思います。この度は「The True Cost」の上映会の機会をいただき本当にありがとうございました。これからも一人でも多くの学生や学外の人が環境に優しいファッションを始めてもらえるように環境意識の啓発活動を積極的に行っていきたいと思います。本当にありがとうございました。
どこのブランドのどの服を選択するかは私たちの自由。しかしその何気ない、無意識な意思決定の背景で血が流れていることを、私はこの映画で初めて知った。
安い服を買い回してクロゼットを膨らますこと、着倒すまで着ないで廃棄することを見直そう、ではない。
低価格の服の企画、生産、流通の事業が、グローバル化した世界でどんな構造で成立しているか、華やかなファッション業界の裏側の知られざる真実についてドキュメンタリー映画を通して伝え、問題提起しているのがこの映画【ザ・トゥルーコスト ファストファッション~ 真の代償~】だ。
私の昨今のテーマで、過日のミニ講演でもお話しした【豊かさと幸せのものさしが変わった】ことに通じる主題であり、本当に深く染み入る映画だった。消費(しすぎる)社会への警鐘。
だからこれはファッション業界を題材にしてはいるが、そこだけの話ではないと言える。
是非、11/14から公開の渋谷のアップリンクへ