ありがとうございます!

レビューも投稿してみませんか?

投稿してみる

ザ・トゥルー・コスト ~ファストファッション 真の代償~

メンバー登録(無料)

メンバー(無料)になると最新の映画情報が届きます。詳しくはこちら

SDGsカテゴリー(SDGsとは?

Recommend

監督:ルーシー・クラフト、ケレン・カズマウスキー、キャサリン・トールバート
監督:シャノン・サービス、ジェフリー・ウォルドロン
監督:ガリー・キーン、アンドリュー・マコーネル
監督:リック・グレハン

ザ・トゥルー・コスト ~ファストファッション 真の代償~

ジャンル 環境 教育 人権 社会変革 問題解決
時間 93分 製作年2015  監督 アンドリュー・モーガン

ファッション業界でも大量生産・大量消費が問題化
誰かの犠牲の上に成り立つファッションに変化が起き始めた!
トレンドはエシカル&フェアトレード・ファッション
ファッション産業の今と、向かうべき未来を描き出すドキュメンタリー

華やかなファッション業界の裏側の知られざる真実とは?リヴィア・ファース、ヴァンダナ・シヴァフェアトレードブランド「ピープルツリー」創設者サフィア・ミニー等登場。

ファッションを取り巻く悲惨な状況には何度見ても涙が出る
― サフィア・ミニー(ピープルツリー代表)

なぜピープルツリーのコレクションのデザインをしたのか知ってほしい。ザ・トゥルー・コスト を見て!
― エマ・ワトソン(女優)

Screening Information

2025/04/24
[ 東京都 ] 東部市民講座 環境・消費・人権・SDGsを考える映画と講演「ザ・トゥルー・コスト ファストファッション 真の代償」
2025/04/29 ~ 2025/04/29
[ 埼玉県 ] きままシアター『ザ・トゥルー・コスト 真の代償』上映会
2025/04/29 ~ 2025/04/29
[ 神奈川県 ] 鎌倉市フェアトレードタウン認定記念! 映画「ザ・トゥルー・コスト」から 鎌倉のフェアトレードを考えよう

上映会 開催者募集

©TRUECOSTMOVIE

About the film

これは衣服に関する物語で、私たちが着る服や衣服をつくる人々、そしてアパレル産業が世界に与える影響の物語だ。これは貪欲さと恐怖、そして権力と貧困の物語でもある。全世界へと広がっている複雑な問題だが、私たちが普段身に着けている服についてのシンプルな物語でもある。

More info

この数十年、服の価格が低下する一方で、人や環境が支払う代償は劇的に上昇してきた。本作は、服を巡る知られざるストーリーに光を当て、「服に対して本当のコストを支払っているのは誰か?」という問題を提起する、ファッション業界の闇に焦点を当てたこれまでになかったドキュメンタリー映画だ。

この映画は、きらびやかなランウェイから鬱々としたスラムまで、世界中で撮影されたもので、ステラ・マッカートニー、リヴィア・ファースなどファッション界でもっとも影響のある人々や、環境活動家として世界的に著名なヴァンダナ・シヴァへのインタビューが含まれている。またまたフェアトレード専門ブランド「ピープルツリー」代表サフィア・ミニーの活動にも光を当てている。私たちは行き過ぎた物質主義の引き起こした問題に対して、まず身近な衣服から変革を起こせるのかもしれない。

Data

原題 THE TRUE COST 製作年 2015
製作国 アメリカ 制作
配給 ユナイテッドピープル 特別協力:ピープルツリー  協力:Dr.Franken 時間 93分

Cast & Staff

監督 アンドリュー・モーガン 製作総指揮 リヴィア・ファース、ルーシー・シーゲル
プロデューサー マイケル・ロス 原作
脚本 音楽
撮影 編集
キャスト サフィア・ミニー ヴァンダナ・シヴァ ステラ・マッカートニー ティム・キャッサー リック・リッジウェイ ほか

Review(23)

15/11/11 10:32

シネマベリ二子玉川 さんのレビュー
役立ち 学び 人生変わる
自分自身を表現する手段の「ファッション」。
どこのブランドのどの服を選択するかは私たちの自由。しかしその何気ない、無意識な意思決定の背景で血が流れていることを、私はこの映画で初めて知った。

安い服を買い回してクロゼットを膨らますこと、着倒すまで着ないで廃棄することを見直そう、ではない。
低価格の服の企画、生産、流通の事業が、グローバル化した世界でどんな構造で成立しているか、華やかなファッション業界の裏側の知られざる真実についてドキュメンタリー映画を通して伝え、問題提起しているのがこの映画【ザ・トゥルーコスト ファストファッション~ 真の代償~】だ。

私の昨今のテーマで、過日のミニ講演でもお話しした【豊かさと幸せのものさしが変わった】ことに通じる主題であり、本当に深く染み入る映画だった。消費(しすぎる)社会への警鐘。

だからこれはファッション業界を題材にしてはいるが、そこだけの話ではないと言える。

是非、11/14から公開の渋谷のアップリンクへ

15/11/15 10:53

kyousei1977s@gmail.com さんのレビュー
感動 役立ち 学び 人生変わる 泣ける
この映画を観て
全ての人々が心を揺さぶられるだろう
自分の過去行動に対して
後ろめたさなどを感じるかもしれない
しかし暗くならないで少しづつでも行動を変えていこう
この映画を見て地球の裏側で起こっている
現状を家族、恋人、友達に伝えて知ってもらい
一人ひとりが自分で考え行動を変えていくことが大切だと思う
改善に関わっているピープルツリーやエシカル協会の
活動に微力でも関わっていって欲しい
映画を観て誰かに伝えるだけでもいいんだ!

映画の内容は
ファストファッションの縫製工場で起こった
8階建てのビルの倒壊事故
1100人以上が死亡し、負傷者は2500人を超えた
この事故ではない「事件」を
アンドリュー・モーガン監督が制作したドキュメンタリー

ファストファッションの製造はコストを極限まで下げるため
海外の工場でつくられている
作業環境は劣悪で、低賃金はもちろんのこと
何千人という女性がまるで監獄のような作業場所で
密集して作業させられている状況で起こった大惨事

語られることのなかったファストファッションの闇の部分を
・資本主義社会の異常さ
・不要なものを過剰なプロモーションで買わせるシステム
・コストを極限まで下げるために行われている搾取
・最低保障賃金を上げて欲しいという声をあげた従業員に対する理不尽な暴力
・服の製造過程で排出される廃液や大量の農薬散布による環境破壊
・汚染された地域で暮らす人々への健康被害
・ピープルツリーに代表される、環境にも人にも優しい雇用を生み出す活動
といったように様々な角度から取材し編集した映画である

映画の終わりの方で
ピープルツリーに関わってやりがいのある仕事を
賃金保障されて働いている女性たちの笑顔が印象的で
笑顔で居られる社会、日本は豊かなのだと改めて感じる
現地の人たちも笑顔になってもらいたいと
心から願う

もう一度繰り返すが、この映画は
ファストファッションに関わった自分に対する
罪悪感を抱かせるものではないし
行動が起こせるから偉いとか
何もできないからダメとか
それは知ってから自分自身で考えればいいことなんだから
まずは今の社会で起こっている現状を知ろう

15/11/15 14:31

中村茜 さんのレビュー
感動 元気 学び 人生変わる 泣ける
賢い消費者になりたいと思いました。
人間が生きるために必要不可欠なものであり、人々が楽しむものであるはず洋服を生産している裏側に、こんなにたくさんの人を犠牲にしていたのかと思うと、悔しさ、疑問がたくさんこみ上げてきました。どうして、自分の身に着けているものの裏側に気を配らなかったんだろう。どうして、多くの人が問題に気づいているのに見て見ぬ振りをしてしまったのだろう、と。

今や、グローバルなつながりなくしては洋服は作ることができなくなっています。しかし考え方を変えたら、洋服は世界と密接に関わっているものだからこそ、それに対する考えや行動をすこし変えたら、世界はより良い方向にむかうのではないかとおもいます。

おしゃれ=たくさんの服を持っている人ではなくて
おしゃれ=その洋服にあるストーリーを真剣に考えて、心から大切にできる、賢い人だと思い、そんな人にないりたいと思いました。

16/03/29 09:20

渡部建具店 さんのレビュー
学び
「ザ・トゥルー・コスト」は社会問題をテーマに取り上げていますが、純粋に映画として楽しめる作品です。
ドキュメンタリーにありがちなお勉強臭さがありません。
それでいて、臭いものには蓋をしろで見て見ぬ振りをし続けてきたものの蓋を開け、映画鑑賞者に現実を見せてくれます。
監督の気づきと提案、それを伝える方便としてのデザイン。
映像の見せ方とそれを補う音楽が、メッセージに柔軟さを与えています。

なにを買うか
どれを選ぶか
その時、大切にするものはなにか
それは言い換えると、どう生きたいかであり、
どう在りたいか、であると思います。
めまぐるしく過ぎる日常を
どう効率よく過ごすか、
そればかりにとらわれていると
指針となる数値、金額が行動決定の動機となり
手にとる服にまつわるものへの想像力が働かない。
それは服だけでなく、食もエネルギーも同様に。
想像力の欠如とは、バーチャル化を意味するのではないかと思います。
人間関係の希薄化ではなく、
情報を多く収集すれば的確な判断ができると勘違いしている、
養老孟司さんが言うところの脳化社会に陥ること。
身体感覚を失くし、バランスを欠いた状態。
土から離れ、
手間ひまかけることを忌み嫌い、
育みが内包する愛情を知らず知らずのうちに手放してきたのではないか。
フランスで起きた悲しみは、
手にした利便さの裏にある悲しみから生まれたのではないかとも思います。
グローバリズムの下に進むグローバリゼーションとどう向き合うか。
新機種が発売される毎に買い替えることは、
一般市民を爆撃することに加担しているのと同意であると思います。
なにを買うか、は
今すぐ始められる急がば回れの大きな一歩だと思います。

大き過ぎる課題が次々と現れる現代、
消極的ニヒリズムに
陥りそうにもなりますが、
この映画が撮られたこと、
日本に広めたいと思う配給会社があること、
上映をしたいと思う人がいて、
それを時間とお金を使って見にきてくれる人がいる。
そこに大きな希望を感じます。

追記
上映回数を重ね、観ればみるほどに考えるテーマを与えてくれる作品です。
自分が一体どういう社会構造の上にいるのか。
そこに疑問を持ったのなら、どんな選択肢があるのか。
経済、環境、人権、産業革命後に見てみぬふりをしてきたもの、
保身による個人主義が作り上げ維持している社会構造と、
それとともにある自分自身の姿を写し出されます。

16/01/18 20:58

ミウラパン さんのレビュー
役立ち 学び 人生変わる
「私たちの血で出来た服なんて誰にも着て欲しくありません。」

劇中、バングラデシュの衣服工場で働く女性がインタビューの中で発した一言が胸に突き刺さり、特に印象に残っています。

ニュースでは報道されないであろう、ファストファッションの裏側。

そんな実情がある中、この映画ではフェアトレードブランド「ピープルツリー」のサファイア・ミニーさんの活動に密着していて、アウトドアブランド「パタゴニア」の副社長のリック・リッジウェイさんら、ファッション業界の著名な方々が環境への取り組みや企業の責任について語っています。

行き過ぎた消費社会の影響で、地球規模の環境破壊が起こり、過酷な労働環境が生まれてしまった現実。
それらに憤りを感じながらも、地道に現状を打破するべく取り組む人たちの姿に一筋の光を見ました。

また、衣類も食べ物と同じで、どこでどのように生産され、人間と自然にどのような影響を与えるかなど、それらを知り少しずつでも意識して行動し、人の健康と自然環境に良い方を選択して行くことが大切だと改めて痛感しました。

今からでもすぐできること。

・人や環境を傷つける大量生産の服は買わない。

・服を買う前に必要か不要かじっくり考えて買う。

・ファストファッションの逆、スローなファッション、質が良く長持ちする衣類を選ぶ。

・新品よりまず、リサイクル品をチェックしてみる。

など、一人ひとりのちょっとした心がけで世界は大きく変わるんじゃないかと、この映画に教えられました。



レビューを投稿

800文字以内でご入力ください

             

cinemoメンバーに登録してレビューを投稿しよう!

上映会主催者の声

上映会を主催された方の声を紹介します
みなさん感想のシェアってどんなふうにしているんですか?
リタワークス株式会社 2019年05月27日
感想のシェアする方法に悩みました。30名と参加者が多く、時間も少なかったので1人1枚付箋に感想を書いていただき、3名に発表してもらいました。付箋の内容は後日全員分共有しましたが、もっとよい感想共有の方法があれば知りたいです。
良かった点としては、上映開始前に劇場のアナウンスを真似て案内をしたのが好評でした。映画の内容はとてもよく、参加者のみなさんいろいろと感じられたことが多かったようです。

JICA北海道 2019年05月25日
5月25日(土)は、地球こうさてんのカフェタイムを利用し、フェアトレード×ファッション!と題して映画「ザ・トゥルー・コスト」上映会を行いました。
札幌は30度という猛暑日であったにも関わらず、41名の方にご参加いただきました。
映画「ザ・トゥルー・コスト」は、2015年にアメリカで制作された映画です。
経済成長が進み、衣料品に関わる企業の競争も激化する中、企業も消費者も「より安く」製品を求めるようになりました。
この映画では、「より安く、より手軽に」手に入れることのできるファッションの流れを『ファストファッション』と称し、「安さ」を追求した結果、先進国の大量消費と途上国での深刻な環境問題や労働問題が表裏一体であることを訴えかけます。

映画終了後は、プチフェアトレードトークという事で「ほっかいどうピーストレード」の東さんを招き、フェアトレードの取り組みについてお話いただきました。
またトーク中は、参加者の皆様に「ほっかいどうピーストレード」で取り扱う、おいしいマウベシコーヒーをご賞味いただきました。

開催報告web:https://www.jica.go.jp/sapporo/topics/2019/190528.html

いつもより若い層に支持される
いつもは一人で上映会に来る主婦の方が、娘二人(20代前半)を連れて来場。「服を買うのが好きだけど、どういう仕組みになっているのか知りたいから見たい、というので一緒に来ました」とのこと。上映後は、「ショップに行くときに、今日の映画のことを思い出すようにします」と言ってました。
また、男子高校生の3人グループも来場。いつもの上映会よりもぐっと若い層が目立ち、新しい交流のきっかけとなりました。

多くの人に観てもらいたい映画です。
cafe オリーブの木 2019年05月11日
警官隊が、わずか160ドルの月額賃金を求める自国のアパレル産業従事者のデモ隊に発砲・警棒で殴りつけるなどの様子に、衝撃を受けた。
バングラデシュで建物が崩壊し、1000人以上が犠牲になったと聴いても「酷いね。発展途上国ではよくある話だけれど。」と聞き流して終わりがちだ。
しかしドキュメンタリー映画では、その背景も事実関係も理解することができるし、次にできることはないか?と当事者意識を持つこともできる。多くの若い人達にこの映画を観て頂きたいです。

自分1人から世界は全て繋がっているということ
YoubeYou株式会社 2019年04月27日
ピープルツリーさんとの関わりの中で、ファッションレボリューションデーという運動の存在を知り、HPからこの映画上映イベントの企画をしました。
上映と合わせてピープルツリーの広報の方をゲストにお呼びしてのトークセッションを開催したのですが、見て感じたこと、私たち1人1人が出来ることは何か?といった深い対話を、同じ映画を鑑賞した参加者同士で出来たことが大きかったです。

オーガニックとコンビニ食品、といった形同様に、地球に優しい人に優しい選択はこれなんだ、と主張しすぎて極端に何かを完全悪にするのは違うということも感じました。
いくら途上国にボランティアにいっていても、隣にいる家族を愛せないのでは違うのではないか?
H&Mのようなファストファッションを完全な悪とするのではなく、服の作られる背景、私たち1人1人が自分の消費に興味をもち責任をもつこと。きっと誰もが自分1人の選択や意識が変化したところで、この大きな世界は変わらないと思っていると思いますが、きれいごとではなく自分の選択は、世の中に繋がっている、そう意識を持って日々の幸せや欲しいもの、「消費」について向き合うということが必要なのだと思わされました。

映画を通して日々のファッションに対してはもちろん、自分の選択は何を重きにおいて行われているのか、を振り返るきっかけになりました。ありがとうございました!