フォークス・オーバー・ナイブズ – いのちを救う食卓革命
ジャンル
生活医療 問題解決 時間 96分
製作年2011年
監督 リー・フルカーソン
牛乳を飲むと骨がもろくなる?
動物性の栄養素はガンを促進する!?
食に対する常識を覆し、全米大ヒットを記録した現代人必見のドキュメンタリー映画!
About the film
約半数の国民が何らかの薬を常用し、3人に1人が糖尿病を発症、毎年100万人が心臓疾患とガンで命を落とすと言われているアメリカ。医療費の増大が社会問題となり、ダイエットが注目を浴びる一方で、真の問題は見過ごされたままになっていた。しかし、動物性食品こそが不健康の原因だと唱えるこの映画は、問題の本質を明らかにし、多くの人々の支持を得て全米で大ヒットを記録することになった。
卵や乳製品を含む、一切の動物性食品を食べない菜食主義はビーガンと呼ばれ、最近ではクリントン元大統領が実践していることで話題となっている。クリントン元大統領はエセルスティン博士の著作に影響を受け、助言をもらってビーガンを始めたと言われる。また、マドンナやナタリー・ポートマンなど、多くのセレブもビーガンを実践しており、幅広い人々に支持を広げている。そのきっかけとなったのが、本作で紹介されているキャンベル、エセルスティン両博士の研究だ。
本作には実際に菜食主義を実践して、病から立ち直った多くの実例が紹介されている。それと同時に、菜食を阻む見えない力についても言及している。菜食主義は極端だという偏見、加工食品に偏った手軽な食生活。食品業界の意向が優先される学校での食事プラン。肉を食べないと力が出ないという思い込みなど、日常に潜む問題点に警鐘を鳴らす。見れば自分の食生活を見直すきっかけになるはずだ。食(フォーク)はメス(ナイフ)を征するという事実を明らかにする衝撃作である。
More info
1940年代から、完全食品として推奨されてきた牛乳。酪農業を営む家で少年時代を送っていたキャンベル博士も、これを当然として疑わなかった。しかしあるとき、動物性タンパク質とガンの関係に気付いた博士は、どの食物が何の病気の原因となるかを調べる大規模な調査に乗り出す。
一方、外科医としての実績を積んでいたエセルスティン博士は、いくら手術で患者を治しても、これから病気になる患者はけっして減らないという現実にジレンマを抱いていた。
栄養学と外科の世界的権威である、二人の博士が達した結論は、動物と加工食品を食べず、菜食の実践で病は防げるということ。そして多くの生活習慣病を治療することも可能だということ。
両博士の考えにインスパイアされたリー・フルカーソン監督は、膨大なインタビューと科学的検証を通じて、”食”の常識に鋭く切り込む。薬漬けの日々を送る男女や、回復が見込めない心疾患だと診断された患者たち。彼らに現れた変化を知った監督は自らも菜食に挑み、驚くべき効果を目の当たりにする!
加工食品に偏った手軽な食生活。食品業界の意向が優先される学校での食事プラン。肉を食べないと力が出ないという思い込みなど、日常に潜む問題点に警鐘を鳴らし、食(フォーク)はメス(ナイフ)を征するという事実を明らかにする問題作である。
Data
原題 |
Forks Over Knives |
製作年 |
2011年 |
製作国 |
アメリカ |
制作 |
|
配給 |
ユナイテッドピープル 提供:メダリオンメディア |
時間 |
96分 |
Cast & Staff
監督 |
リー・フルカーソン |
製作総指揮 |
|
プロデューサー |
|
原作 |
|
脚本 |
|
音楽 |
|
撮影 |
|
編集 |
|
キャスト |
コリン・キャンベル博士(著書『葬られた「第二のマクガバン報告」』グスコー出版 コールドウェル・エセルスティン博士(著書『心臓病は食生活で治す』角川学芸出版) ニール・バーナード医師/パム・ホッパー博士/他
|
上映会主催者の声
上映会を主催された方の声を紹介します
多くの人に、知ってほしい情報の一つが表現されている映画だと思った。
このような映画を見る機会がないと、日々の忙しさに飲まれて、自分の欲望に傾いた食事がメインになりがちな忙しい現代人。
栄養学、あらゆる情報の真偽は常に問われ続けているし、常に新しい発見があり、昨日まで、XXがいいと言われていた食、栄養素、健康法がある日突然覆ることもある昨今。
そんななか、研究者達の長年の研究と多数の調査対象から得られたリサーチ結果は大きいと思った。
特に、ナチスが占領してて動物性タンパク質が激減してた時に、罹患率も激減しているグラフは印象的だった。
もっとニュースや健康番組でも取り上げて欲しい内容で、情報の選択肢の一つとして多くの人に知ってもらいたい。
かかる必要のない病をさけることができ、薬よりもなによりも、病んだ人に効力を発揮する菜食。
現在主流産業が多くの利権から存在している事は周知の事実となりつつある昨今、映画のなかで、菜食を主張する人たちにも利権問題が関係する、といった行があったのが気になった。
小規模でも繰り返し上映することが有意義ではないかと思える映画だった。
食生活が、いかに大切かを痛切に感じさせる作品です。