地球自体が生命体であるというガイア理論に始まり、自然の一部としての人間ということに気づかされる映画だったと思います。来ていただいた方の意見には、サティシュの学校に行ってみたい/教育とはエデュカーレ(引き出す)もので、詰め込むものではないということが心に残った/シンプルと言いながら言っていることが複雑で屁理屈のようで納得できない/アーミッシュのような生活をすすめているのか/資本主義を批判していながら、メーカー物の鍋を使っているし、やっていることが中途半端で何をしたいのかわからない/これから自分の生活の中にartや beautyを見つけていきたい/今就いている仕事について考え直したいなどの意見をいただきました。どんぐりの種が、すでにどんぐりの実をみのらせることを備えているように、私たち一人一人も種であり、すべてはすでに備わっている。自分を信じること、マイノリティであることを恐れず進んでいくこと、自然界のすべてが、誰もが特別なアーティストであるというサティシュの言葉には、私自身は涙が出る気持ちでした。ただ、現代のような自然界から解離した社会、特にそれが顕著な日本にいると、自然から学ぶことについて、なかなか心に浸透してこない部分はあると思いました。行き過ぎたglobal経済が地球を痛め続けるなか、大地、労働者にpriorityをおいたスモールスケール(地域分散型経済、地域分散型エネルギー、地域コミュニティ)というのはキーなのだと思いました。自分も他人も動物も木々も根元の部分では地球に住むものとして皆つながっている感覚を生き生きと感じられれば、物質至上主義、消費社会のシステムに加担している自分を見なおしていけるのだろうと思いました。
変革は可能です。世界中に新しい意識が現れている。私は希望に満ちています。ーサティシュ・クマール
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About the film
変革は可能です。世界中に新しい意識が現れている。私は希望に満ちています。ーサティシュ・クマール
サティシュ・クマールは現代を代表するエコロジー思想家、非暴力平和運動家。
希望とやさしさに満ちあふれているサティシュの存在は、僕の大切なよりどころ。サティシュの言葉や在り方は、僕たちをいのちの世界にやさしくよび戻してくれる。少年のようなキラキラした目で、心からいのちを祝福する彼は、大切なものを思い出させてくれる感じがする。友人のように話せる謙虚な仙人だと僕は思っている。そして、時には仙人とは思えない適当なことをいうところがチャーミング。その絶妙なバランスを持っている人とは他に会ったことがない。(ソーヤー海)
More info
ガンディー思想の継承者サティシュ・クマールは、「ヒューマン・スケール(人間の身の丈に合った)教育運動」を展開する中、イギリス南西部にシューマッハー・カレッジを設立した。「ヒューマン・スケール教育運動」とは、本来の教育のあり方を取り戻そうとする運動のこと。サティシュは言う。「本来の教育とは、知識を詰め込むことではない。すでに備えられている“アーティストとしての自分”に気づくこと」と。「アーティストとは特別な人のことではない。誰もが特別なアーティストなのだ」と。サティシュの教育思想から、私たちの内にある想像力、創造性を呼び起こし、素晴らしい人生を、社会を、未来をつくりだしましょう。さあ、あなたも「サティシュの学校」へ。
サティシュの言葉
・想像力の種から人生の木は育つ。
・アーティストとは特別な人のことではない。誰もが特別なアーティスト。
・平和のためにできること? まず自分が平和を生きること
・ローカル経済とは「場所の経済」。自然こそが本物の富。
・オリジナルであるとは、古代からの知恵と伝統に根差していること。
・全ての仕事は、変革のアートである。
Data
原題 | 製作年 | 2018年 | |
---|---|---|---|
製作国 | 日本 | 制作 | 株式会社素敬 ゆっくり小学校 |
配給 | 株式会社素敬 ゆっくり小学校 | 時間 | 72分 |
Cast & Staff
監督 | * | 製作総指揮 | |
---|---|---|---|
プロデューサー | 上野宗則 | 原作 | |
脚本 | 音楽 | ||
撮影 | 本田茂 | 編集 | 本田茂 |
キャスト | サティシュ・クマール、辻信一、松葉登美、上野宗則 |
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上映会主催者の声
地球自体が生命体であるというガイア理論に始まり、自然の一部としての人間ということに気づかされる映画だったと思います。来ていただいた方の意見には、サティシュの学校に行ってみたい/教育とはエデュカーレ(引き出す)もので、詰め込むものではないということが心に残った/シンプルと言いながら言っていることが複雑で屁理屈のようで納得できない/アーミッシュのような生活をすすめているのか/資本主義を批判していながら、メーカー物の鍋を使っているし、やっていることが中途半端で何をしたいのかわからない/これから自分の生活の中にartや beautyを見つけていきたい/今就いている仕事について考え直したいなどの意見をいただきました。どんぐりの種が、すでにどんぐりの実をみのらせることを備えているように、私たち一人一人も種であり、すべてはすでに備わっている。自分を信じること、マイノリティであることを恐れず進んでいくこと、自然界のすべてが、誰もが特別なアーティストであるというサティシュの言葉には、私自身は涙が出る気持ちでした。ただ、現代のような自然界から解離した社会、特にそれが顕著な日本にいると、自然から学ぶことについて、なかなか心に浸透してこない部分はあると思いました。行き過ぎたglobal経済が地球を痛め続けるなか、大地、労働者にpriorityをおいたスモールスケール(地域分散型経済、地域分散型エネルギー、地域コミュニティ)というのはキーなのだと思いました。自分も他人も動物も木々も根元の部分では地球に住むものとして皆つながっている感覚を生き生きと感じられれば、物質至上主義、消費社会のシステムに加担している自分を見なおしていけるのだろうと思いました。
・いくつか心に残る言葉があったのでメモしました。(40代)
・普段あまり考えない、思いつかないことを言葉にしてくれていたので分かりやすかった。(20代)
・東京から高山に超してきて、ここで過ごすことについて、自然に囲まれている環境に住むことについて改めて考える時間になりました。(20代)
・1人でゆっくり見たかったというのもありますが子どもと一緒にすごせたのもうれしかったです。内容はまた家に帰ったから考えます。(40代)
・立ちどまることへのプレッシャーに無意識で追われる日々を感じています。でも立ちどまることがわるいとは思ってない。「Being」こそ幸せを実感する時間と私も思っていました。大切な人はたくさんいるけど、大切な人たちもまた忙しい。自分だけ とまれないなーって思ってしまいます。(40代)
・ひとつひとつの言葉を心にずっと留めておきたいと感じました。サティシュさんのキラキラの瞳と鮮やかな色彩の自然の映像に魅了されました。(40代)
・より豊かに生きるにはスローでシンプルでスモールであるには…。それらが美しさにつながっていき、より素晴らしい世界をつくっていく。そんな世界をつくるのに特別なことは必要なく日々の生活のなかからつむぎだしていくことができる。そんな希望にあふれる映画でした。(40代)
・今日来てよかった。サティシュ・クマールさんという存在を知ることができてよかった。」命がつきるまでヒューマン・ビィーングとして生き続けたいと思いました。そして最後に私の体が地に還り、肥料になったらいいな。(60代)
・スロー スモール シンプルな生活を意識していきたいと学ばせて頂いた映画でした。ありがとうございました。(50代)
・手と体を使って誰のマネでもない自分でいること、忘れがちになっているなーと思いました。(30代)
・素晴らしい内容でした。教育とは本来持っているものを思い出す手助け。自分自身であること。そして、3つの生き方… 体の奥から静かな力が湧き上がって来るようです。(60代)
・すばらしい! シンプルに生きよう!!(70代)
・とても良かったです。あくせくと批判の多い世の中って想像力がないなと、なんとなく思いました。「ゆっくり、小さく、分かりやすく(単純に)」 「居る」だけで十分。そうだなあ…そう生きればいいと思いました。(60代)
・「いるだけ」で肯定されていることに安心した。自分が何か「する」ことで成果を出すことを求められたり、求めたり ずっとしているので。(30代)
・心にしみました。美しい映像と音楽。くり返しみたい映画でした。サティシュさんの存在自体が太陽のように明るくて希望で輝いていました。自分の仕事のあり方、子育てのあり方、家のあり方、全てをふり返るいいきっかけをいただきました。(30代)
・(スロー スモール シンプル) 今の社会って急いで、大規模で、いろんな事をくみ合わせて、いりくんで、合理的に、たくさんの情報を正確に早く処理して、こんな感じの事が身の回りにいっぱいあります。だから疲れるんですね…もっと楽に生きていく事も大切だと思います。今は詰め込む事が教育になっていますが、引き出す事の大切がありますね。(50代)
・サティシュ師の強く、言葉のもつ本来の意味を聞いてあらためて気づかされることが多かった。Human beingて、そういう事だったのね。一つ一つの言葉がザクザクと刺さりました。(40代)
・サティシュさんの言葉がシャワーのようにふりそそいできて、もう一度、本で読みたいと思いました。ゆっくり言葉を味わいたいと思いました。(40代)
・完璧でした。特に「SLOW」に関する話は、生活の中で心がけたいと思いました。(40代)
・心に響く言葉が多すぎてメモしきれませんでした。それほどに、一言一言が今の私たちへの大切なメッセージのように感じました。自然の中に存在するもの一つひとつから学ぶ姿勢の背後には、そのものが持つ目には見えない「質」に眼を向けているからだとおもいました。私たちも人と関わる時、そのような石木で向き合っていけばその人の持つ心の美しさや美しい徳性のようなものを見いだすことができ、豊かな関係を築いていける気がしました。(40代)
・サティシュクマールさんの意味深い言葉に感動しました。私たちの身近にも静かにゆったりした暮らしがいとなまれていることに、ほっと安心しました。この飛騨にも沢山の人たちがこんな暮らしをきずいてくださっていると思い、まさにアーティストだなと思います。自分も少しだけやれることをやっていきます。(70代)
・すばらしい生き方に出会わせていただきました。スロー、スモール、シンプルに生きること。being=自分らしくありながら、しごとを通じ、人とのつながりを通じて自分を変革していく。(愛と感謝をこめて。)そうすることで世界の調和に貢献できる。長い間、何となくそうではないかなと思っていたことが真実であると分かりました。これからの生き方に深く影響を与えてくれる映画でした。(60代)
・サティシュクマールという人物のことを何も知らないで上映会に来ました。大地に根をはった思想と哲学のある人で、とても言葉に力があり、内容の濃い分厚い書籍を一冊読ませてもらったような感じです。(70分で!)ぼんやりと生きているとダメだなと反省しました。意識して料理しよう!(60代)
・クモの巣に露がついた映像がとてもきれいでした。最初がシューマッハカレッジであったことが印象的であり、日本の美であるような気がしていたので意外でもありました。自然の有り様を素直に受け入れることができる語り方であり、うれしかったです。(70代)
・エネルギーに満ちた言葉の数々に、強く引っぱられるような押し出されるような感覚がありました。出てくる英語がシンプルなのもわかりやすい。何度も声に出して、はんすうしたいワードが多数、映像も美しくとてもよかったです。(30代)
・サティシュさんの言葉はとてもわかりやすく、すーっと入ってきました。文字ではなく耳できけたら、より良かったなと思いました。サティシュの学校に通われている学生の背景や、学校がどのように運営されているのかも詳しく知りたくなりました。(30代)
・エデュカーレという言葉が腑におちました。(40代)
・自然な自分でいること。とても分かりやすい内容で、おもしろかったです。(20代)
・自分が思っていること、方向がぶれなく同じサティシュさん、すばらしい時間をありがとうございました。(30代)
・Human being、Human doing 全体として分かったような分からないようだけど上記の言葉が一番解り易かった。(60代)
・自分の生活を見直さなければと考えさせられる言葉をたくさんいただきました。(50代)
・とても分かり易く、いろんなことに気付かされた。(50代)
・スモール イズ ビューティフルという言葉が心に残りました。小さく暮らすことを私も意識しています。料理が大切だということもよく分かります。食べることは生きることだと私も痛感しています。よい映画をありがとうございました。(40代)
・少しむつかしい所もあったけれど「あ~あ、その通りだナァ~」ということもありました。スロー、スモール、シンプルがたいせつかなと思います。シンプル イズ ベストとよくいいますもんね。(60代)
・自分の生活を考えなおしました。時間に追われ過ぎていくので立ち止まってみたいと思いました。(50代)
・「アート」に働いてみたいです。(40代)
・とても心に残るものでした。ありがとうございました。(70代)
・スロー スモール シンプル これらを大切にして生活したいのです。「時間は私の友である」と考えた時、家事であり仕事であり私の行動が心こめて丁寧さをもって取り組めるように感じました。(40代)
・とっても自分にとって真に「想ぞう」をぜっする収かくでした。(30代)
サティシュ・クマールさんの名言が綴られた映画。最初から最後まで、人として生きていくための、みずみずしく力強い言葉が胸に突き刺さりました。
Slow
Small
Simple
これは、サティシュさんが掲げる理想の暮らしです。
日ごろの暮らしがいかに「ありのまま」の自分を消しているのか、見つめさせられました。