私たちが何気無く購入して着ている「ファストファッションの裏側」を大胆に表現している作品。 「私たちの血で服ができている」。なんとも衝撃的で悲痛な叫びが耳から離れない。 日本も資本主義だ。だから、買って、捨てる。買って、捨てるという流れにあまり大きな疑問を持ったことはなかった。しかし、この作品を見て「消費」することへの意識が変わった気がする。 大量にある服は寄付することで循環する、という考えは偽善であった。実際には慈善団体に寄付された服のおよそ10%しか古着屋で売られないという。それ以外は単なるゴミである。 最低賃金額を月で160ドルにしていという小さな立ち上がりは死者を産み、労働者は企業の言われるまま悪環境で働かせられる。 これは私の憶測だが、もちろん大企業が途上国へ参入したことで、以前よりも途上国の雇用は増えたのではないかと思う。しかし、発展国として企業側は利益だけでなく、労働者の生活をもっと重んじる必要性は不可欠だ。 利益や発展は大事だ。しかし、よりよい社会を作るためにはバランスが大事だ。利益は上げつつも、その裏側に存在する闇に企業、そして私たち個人レベルも向き合っていかなければならない。 服を買うときは、この背景を思い出しつつ、本当に必要なものだけを買っていきたい。 この映画をみて、「この裏側を知る」というところでも大きく意味はあるが、個人レベルで私たちがするべき行動の具体例を何個か提示していたら、もっといいような気もした。 とはいえ、この映画に触れたことはとても衝撃的で考えさせられた。 企業側が動けないのなら、一人一人の「個人」の意識が変わればいい。 そんなきっかけになる映画だと思う。 たくさんの人の目に届いて欲しい。
廃棄食材料理はもちろんのこと、廃油で移動できる車に心踊らされるスタート。 日本でも廃油で動ける車を作って、これで日本一周とか面白いのじゃないかと勝手にワクワク。 テーマ自体は本当に考えなければならない課題ではあるが、 ゴミ箱を漁ったり、冷蔵庫を漁ったり、エンターテイメント性溢れるアイデアの数々が出て来て 楽しく見ることができる作品という印象。 ダーヴィドの「楽しくないと届かない」という言葉が個人的にとても大好きだ。 考えなければいけないことだからこそ、楽しくすることで関心が生まれ、親近感も湧く。 僕も自分が伝えたいメッセージや活動に「楽しさ」を生めるようになりたい。 そして、世界で生産される3分の1が捨てられるという現実は忘れられない。3分の1とは相当な量だ。 「捨ててしまう」という行為はきっと「食へのありがたみ」が薄くなっていることからくるのではないだろうか。ふざけるなと言われるかもしれないけど、年に一回「断食day」を設けて、食べ物のありがたみを感じる日があってもいいんじゃないかなって思う。個人的にはこれにも「未知な楽しみ」が含まれるのではないかと考える。やはり、経験して、知ってこそ行動は変わるものだと思うから。 「もったいない」とはわかっていても捨ててしまう現実。 その現実の課題にエンターテイメント要素を含みながら挑戦する「0円キッチン」。 すごくいい。今日帰宅してから一番にすることは「冷蔵庫漁り」になりそうだ。
「ローカリゼーション」。 個人的に、今の日本にとても必要なんじゃないかと思った。 グローバリゼーションはもちろんITの進化により、 人は直接的ではなくても、ネットなどを介して、 どこにいても、誰とでも交流が可能になった。 電車やバスではほとんどの人が下を向いてスマートフォンを眺める。 交流はほとんどないだろう。 しかし、やはり、人と自然、人と人、の直接的な繋がりが大事だと思う。 ローカリゼーションが行われている地域の人はとても生き生きしている!! グローバリゼーションというもののマイナス面の現実を知れてよかった。 大きなものを優先するのではなく、地域という小さなコミュニティがひとつひとつ成り立ってこそ、 本当のしあわせが訪れるのではないかと感じさせれる作品だった。
軍を持たない国が存在する、という事実に衝撃が走った。 周りの国から狙われる可能性もある中、軍を撤廃。 アメリカからの圧力を受けたときも、中立宣言。 この勇気ある判断にとても心打たれた。 ただ非武装化するだけでなく、 ヨーロッパ諸国にいざというときの協力を求めて 活動する政府の動きにも、平和先進国の面影が見えた。 また、武装を試みる動きがあったときは、国民が強く非難する、 という、この「伝統的に平和を維持しようとする国民性」に強く惹かれた。 現実は絶対そう甘くない。 しかし、本気で全世界がコスタリカのように軍を撤廃して、 武器や兵士を育てるためのお金を教育や医療費に回したら どれだけ素敵な世界が出来上がるのだろうか。 あの国が武器を作るから、その国に負けない武器を作る。 そのために巨額のお金を投資する。 こんな負の連鎖はいいことなんてまったくない。 わかっていても、そう解決することができない問題。 まずは、コスタリカという非武装を制度化している国がある、 ということをもっともっと多くの人に知ってほしい。 理想のまた理想でも、 いつか全世界がコスタリカのように 軍を持たず、平和を想う国になることを願う。
ザ・トゥルー・コスト ~ファストファッション 真の代償~ のレビュー
「私たちの血で服ができている」。なんとも衝撃的で悲痛な叫びが耳から離れない。
日本も資本主義だ。だから、買って、捨てる。買って、捨てるという流れにあまり大きな疑問を持ったことはなかった。しかし、この作品を見て「消費」することへの意識が変わった気がする。
大量にある服は寄付することで循環する、という考えは偽善であった。実際には慈善団体に寄付された服のおよそ10%しか古着屋で売られないという。それ以外は単なるゴミである。
最低賃金額を月で160ドルにしていという小さな立ち上がりは死者を産み、労働者は企業の言われるまま悪環境で働かせられる。
これは私の憶測だが、もちろん大企業が途上国へ参入したことで、以前よりも途上国の雇用は増えたのではないかと思う。しかし、発展国として企業側は利益だけでなく、労働者の生活をもっと重んじる必要性は不可欠だ。
利益や発展は大事だ。しかし、よりよい社会を作るためにはバランスが大事だ。利益は上げつつも、その裏側に存在する闇に企業、そして私たち個人レベルも向き合っていかなければならない。
服を買うときは、この背景を思い出しつつ、本当に必要なものだけを買っていきたい。
この映画をみて、「この裏側を知る」というところでも大きく意味はあるが、個人レベルで私たちがするべき行動の具体例を何個か提示していたら、もっといいような気もした。
とはいえ、この映画に触れたことはとても衝撃的で考えさせられた。
企業側が動けないのなら、一人一人の「個人」の意識が変わればいい。
そんなきっかけになる映画だと思う。
たくさんの人の目に届いて欲しい。